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写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ
臨床試験へ 糖尿病薬「メトルホミン」で長生きできるのか
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/171198
2015年12月8日 日刊ゲンダイ
人間の寿命が120年に延びる――。こんな薬品の研究が米国で本格化するというニュースが注目されている。米食品医薬品局(FDA)が臨床試験を許可したこの薬品は「メトホルミン」。最新の薬ではなく、1940年代から糖尿病の治療薬として使われてきた。日本での1日当たりの投薬コストは約8円とかなり安い。
英国カーディフ大の研究チームがメトホルミンを回虫に投与したところ、加齢が遅れて寿命が延びた。マウスへの実験では寿命が40%延び、骨も丈夫になったという。人間の場合は50%の寿命延長が期待されるとして、「120歳まで生きられる」との声も上がっている。まさに夢の薬だが、本当に効くのか。医学博士の米山公啓氏に聞いた。
「メトホルミンについては、かれこれ10年ほど前から長生き効果があるとささやかれてきました。なぜ長生きできるのかは、これから解明されますが、“7割腹”の食事やポリフェノールが人体の長生き遺伝子のスイッチを入れるように、メトホルミンもこのスイッチをオンにしている可能性があります。糖尿病の患者が真面目にこの薬を飲んだおかげで、健康な人より長生きした例があるのは事実。効果があるのは確かです」
薬を飲むだけで寿命が大幅に延びる薬なら、すぐにでも飲んでみたいが、米山氏によると、長寿の臨床試験は服用した人の寿命を調べなければならないため時間がかかる。長寿薬として日本で市販されるまでに10年はかかりそうだという。
「どんな薬も試験では小さな動物のほうが効果が出るのです。マウスで40%延びたということは人間の場合は10%くらいでしょう。50%なんて夢のまた夢です。この薬は生活習慣病を患っている人や暴飲暴食や喫煙を続けている人は効果が見込めません。すでに体が弱っているからです。健康で80歳まで生きる人こそがメトホルミンの恩恵に浴すことができるのです」(米山公啓氏)
まずは日頃の心がけが大切なのだ。
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