http://www.asyura2.com/14/iryo4/msg/698.html
Tweet |
インフルエンザ予防接種 メリットとリスクを小児科医解説
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151107-00000020-pseven-soci
女性セブン2015年11月19日号
インフルエンザは予防接種をしても、100%防げるものではないという。それが、接種を迷う理由のひとつだろう。
千葉県に住む40代の主婦が言う。
「去年、小学生の息子と一緒に受けました。そのおかげか私はインフルエンザにならなかったけど、息子はかかってしまって1週間も学校を休みました。その理由についてお医者さんを問い詰めたら、予防接種で受けたのとは違う型のインフルエンザにかかってしまったらしいんです。しかも、予防接種は型を選べないって言うし、全部に対応していないんだったら賭けみたいなものですよね」
たしかに、ワクチンはその年の流行を予測して作られるので、私たちが接種するワクチンを選ぶことはできない。大和高田市立病院小児科医の清益功浩さんが語る。
「流行を予測して作られた『ワクチン株』と、実際に流行る『流行株』が異なれば、その効果はもちろん乏しくなります。今年も例年通りにインフルエンザは流行するでしょうが、価格上昇による接種率の低下や、ワクチン株と流行株が違った場合、大流行を引き起こす可能性があります」(清益さん・以下「」内同)
費用がかかる、効果が100%ではない、迷う理由はいろいろあるが、やっぱり不安なのは、ワクチン接種の副作用だ。大阪在住の35才の会社員女性は、「息子には絶対に打たせたくない」と強く決めている。
「保育園から接種するよう言われますが、ワクチンに含まれる保存剤が原因で発達障害になることもあるって聞きました。絶対に受けさせたくないから、“アレルギーがあるので受けられない”と言い訳しています」
ワクチンに含まれる保存剤とはなにか。清益さんは、保存剤の必要性と不安について次のように話す。
「ワクチンはどのメーカーの物でも効果は変わりませんが、品質を保つためにチメロサールという微量の保存剤(水銀化合物)が入っているものと入っていないものがあります。保存剤は自閉症の発症と関係しているという仮説もありますが、今のところ世界的には因果関係は証明できていません。
保存剤はないほうが望ましいのはもちろんなのですが、保存剤を使わないことでかつて見られた、細菌の混入による感染症が起こりえます。病院で聞けば教えてくれるので、不安な人は保存剤が入っていないワクチンを選ぶといいでしょう」
予防接種の副作用は保存剤だけではない。よくあるのが、注射を打った場所の痛みやだるさ、微熱といった症状だ。
「インフルエンザの予防接種は、筋肉注射ではなく皮下注射なので、打った局部に痛みが生じやすくなります。また、ウイルスを不活化した一部分と補助剤を体内に入れて抗体を作るので、発熱したり、体がだるくなる人もいる。
特に注意していただきたいのは、ワクチンは鶏卵を使用しているので重篤な卵アレルギーを持っている人はご法度だということです。私自身も、受けるとだるくなることがありますが、職業柄、毎年受けるようにしています」
大切なのは、「メリットとデメリットを見極めて、自分で判断すること」だと清益さんは続ける。
「インフルエンザワクチンの接種は任意です。ですが、人にうつす可能性が高く、かつ、うつしてはいけないような環境にいるかたは受けたほうがいいこともあります。私のような医師や、高齢者が多くいる老人ホームで働く人などはそうかもしれません。一方、自営業で集団生活をしない、家の外にあまり出ないという人なら費用や副作用を考えて受けないという選択肢もあるでしょう」
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。