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バイアグラ(左)とジェネリック医薬品。富士化学工業の製品(左から2番目)は色も形もバイアグラにそっくり。東和薬品のOD錠(右の二つ)は風味を選べるのが人気
勃たないオトコに朗報 バイアグラのジェネリックが続々登場
http://diamond.jp/articles/-/73134
2015年6月12日 ダイヤモンドQ編集部
ED(勃起不全)の治療薬といえば、「バイアグラ」「レビトラ」「シアリス」。昨年、バイアグラのジェネリック医薬品の発売が相次ぎ、安価なジェネリックに切り替えるユーザーが増えている。今回、『ダイヤモンドQ』編集部では、ED治療の最新事情について取り上げてみた。
ジェネリック医薬品(GE)は、特許が切れた医療用医薬品の後に発売される薬で、有効成分と効き目が同じ。開発費が掛からないため、価格が安いのが特徴だ。
バイアグラのGEの国内承認薬は4月末現在、シオノケミカル(販売はアルフレッサファーマ)やあすか製薬(同武田薬品工業)、イスラエルのテバ製薬など9社(10種類)で製造されている。
男性専門の新宿ウエストクリニック(東京・新宿)は自由診療で、患者に薬代だけ請求している。扱うED治療薬は「バイアグラ」「レビトラ」「シアリス」の先発品3種類のほか、東和薬品と富士化学工業によるバイアグラのGE(「トーワ」「FCI」)の計5種類。販売量は毎月約4.5万錠に上る。バイアグラは2000年から処方しており、ピーク時には月平均1.2万〜1.5万錠も販売していた。
だが、現在は毎月3300錠程度に激減。先発品のバイアグラとGEのユーザー比率は、GEが8割超を占めるという。その内訳はトーワが2割弱、FCIは6割強だが「トーワは4月から価格を200円下げてFCIと同額(1錠1000円)にしたので、ユーザーが急増している」と室田英明院長は言う。
トーワは2種類の風味に加え、水なしで服用(OD錠)できる手軽さが人気。FCIは色・形が先発品のバイアグラとそっくりなことから、切り替えるユーザーが多いという。
■安さが魅力的なバイアグラのGE
効果について室田院長は「FCIは『効かない』というクレームがほとんどない。トーワは若干あったが、バイアグラに似ていないため、心理的要因も影響しているのだろう」と説明する。
※情報は取材時点のもの
さらに1錠1000円という価格も魅力だ。同クリニックはバイアグラ(50mg)を1錠1500円、レビトラとシアリス(各20mg)を共に同2100円で販売。後者の2種類は効き目が強く、国内未承認のバイアグラ「100mg」とほぼ同効果を得られるのが特徴だ。
ただ、バイアグラのGEも2錠服用すれば、これらと同じ効果を得られるという。しかも2錠服用しても、100円安い。このため同クリニックで扱うED治療薬のユーザー比率はレビトラとシアリスが各3割前後なのに対し、バイアグラのGEは4割近くも占めるという。
室田院長は「やがてレビトラもシアリスも特許が切れて、GEが登場すれば、それに取って代わられるだろう」と話す。
■最適硬度は「りんご」 EDは心筋梗塞を誘発
EDの定義は「勃起が不十分または維持できないこと」だが、自分やパートナーがEDを懸念している場合、治療が必要になる。
EDへの不安を感じたら、まず製薬会社やクリニックなどのHPで公開されている「国際勃起機能スコア」(IIEF5)や「勃起硬度測定評価」(EHS)で自己判定してみることを勧める。
IIEF5は直近6ヵ月の性交中の勃起状態など五つの設問(25点満点)に回答する。「21点以下」は「EDの疑いあり」だ。EHS(日本語版「勃起の硬さスケール」)はグレード0〜4の5段階で評価する。東邦大学医療センター大森病院(東京都大田区)のリプロダクションセンター長で同大泌尿器科学講座の永尾光一教授は、硬度を「りんご」「グレープフルーツ」「みかん」「こんにゃく」に例える。永尾教授は「りんごがベストだが、グレープフルーツでも性交できる。角度は手の中指ぐらいならば良いでしょう」と言う。
一方、EDの原因は@加齢やストレス、A糖尿病や動脈硬化、前立腺・直腸がん手術などによる血管障害――に大別される。
■マスターベーションもできなくなると心筋梗塞の発症率が高くなる
永尾教授によると、加齢やストレスなら8割はED治療薬で回復。糖尿病患者はレビトラの20mgが最適で、シアリスの効能も36時間持続するという。前立腺がんの手術は勃起を促す神経血管束の摘出リスクも伴うが、手術支援ロボット「ダヴィンチ」による手術ならばリスクは低くなる。
EDは性生活の観点から捉えられがちだが、実は心筋梗塞を誘発することも指摘されている。永尾教授は「マスターベーションもできなくなると、3年後の心筋梗塞の発症率が高くなる」と警鐘を鳴らす。心筋梗塞は陰茎などの細い血管から詰まることで誘発されるからだ。
その一方で「EDは70代でも患者の6割が克服。回復困難な患者でも4割がED治療薬で救われている」(永尾教授)。このためEDが疑われる人は積極的に医師に相談するべきだろう。
加齢にはあらがえないが、糖尿病や高血圧、高脂血症などの生活習慣病の予防に努めれば、すなわちEDのリスク要因を減らすことにもつながる。ED予防策をまとめたので、ぜひ実践していただきたい。
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