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〜糖質の体内組成の限界値とその限界値を死守する「インシュリン」〜
糖質を摂取すると、
どんな人も、
人間であれば、
確実に、顕著に、
血糖値が上昇する。
そして、
すぐさま、
インシュリンが膵臓のランゲルハンス島β細胞から分泌され、
我々のからだは、
この上昇した血糖値を必死になって下げようとする。
しかし、
残念ながら、
この現実、
この重要極まりない生体反応。
単純すぎてか?
当たり前すぎてか?
知らんが、
このことの本質に対し、
言及する研究者は少ない。
実は、
この単純な生体反応が、
人間でいられるか?
(人間として健康に生きていけるか)?
人間でいられなくなるか?
(がん、糖尿病、動脈硬化、他、糖化疾患人間に変貌するか)?
の分水嶺になる重要な生体反応であることを誰も気づいていない。
たとえば、
もし、
万が一、
糖質がヒトのからだや健康に良きものであれば、
糖質を食って、
血糖値が上昇すれば、
そのまま、
ほおっておいて、
「俺、血糖値上昇したぜ!ラッキー!嬉しいな!」
「俺、健康ボーイだぜ!」
と喜びながら、
どんどん、
無限に糖質を食って、
どんどん無限に、
血糖値を上昇させればいいのである。
(しかし、これは、実はどんどん死に近づく行為なのであるが・・)
しかし、実際はまったく逆である。
糖質を摂取していない状態でも、
インシュリンは基礎分泌として
ジワジワ
分泌されている。
ようするに、
「この生体内では、
僅かたりとも、
血糖値を上昇させないぞ!」と!
24時間、365日、
非常線を張って
糖という「悪糖」を蔓延らせない様にしている。
通常血糖値をたとえば、
血糖値100と設定すると、
普通に糖質を摂取すれば、
基礎分泌のインシュリン部隊では、
歯が立たないので、
血糖値は、
一気に、180くらいまで上昇するが、
すぐさま、追加分泌部隊の
大量のインシュリン分泌で、
180の高血糖が急きょ下げられる。
そして、
最初の100程度に一気に下げようと
あらんばかりの力を発揮させて、
必死に血糖値を下げにかかる。
(実はこの生体反応に費やす負荷については、
ほとんど語られないが、
強烈な倦怠感をもたらし、
時として強烈な眠気にも襲われる)
ご飯をおいしく頂いた後に、
お昼寝したくなるのは、
この負荷の影響が大きい。
蛇足だが、
高血糖の時には、
血流が悪化し、
その悪化した血流が、
消化器系にシフトされるので、
またまた、
脳への血流が悪くなる。
頭はぼーっとして、
ニューロンが酸欠になり、
お勉強どころではなくなるのである。
空腹時(血糖値が比較的低い時)のほうが、
ニューロンへの酸素供給が潤沢になり
頭が冴えるのである。
話を戻す。
たとえ、
最初の100くらいになっても、
例のインシュリン基礎分泌部隊の非常線は解かれない・・。
24時間、365日、あなたが生きている限り、
持続的にインシュリン分泌を継続して、
インシュリン基礎分泌部隊が、
「悪糖」が暴れださない様に非常線を張っている。
我々の生体の本質は、
「ちょっとした血糖値の上昇も許さない!」
といった明確な生体維持へのあくなき意思を持っている。
インシュリンという休むことのない、
悪糖を取り締まる警察官が、
年中無休で悪糖の俳諧を見回り、
悪糖の俳諧や跋扈に目を光らせているのである。
ありがたいことではないか!
インシュリン部隊には大感謝である!
こんなことも知らず。
我々は、馬鹿みたいに、
うまいうまいとか、
甘いので、やめられないとか、
好き勝手なセリフを
愚かなセリフを並べ立て
今日も自虐的に悪糖を大量に食いまくる。
こんな馬鹿げたからだの持ち主で
働くインシュリンという体内の警察官はこれでは、
過労死してしまうであろう。
これなら、
インシュリン警察官がもたないのは、
当たり前で、
やがて、
血管は悪糖という化け物が支配する地獄の無法の世界と化する。
しかし、
この血管内のアナーキーな状態は、
あなたが自ら望んだものである。
糖尿病になるのも、
失明するのも
足を切断するのも
透析を受けるのも
がんになるのも、
動脈硬化(糖化)になるのも、
認知症やアルツハイマーやうつ病になるのも・・
私が望んだものではない。
これががんであり、糖尿病である。
話を戻す。
糖質摂取→血糖値上昇→インシュリン分泌⇒血糖値降下→糖を中性脂肪に変換
この流れは、
いかなる場合も、
繰り返すが、
血糖値の上昇は許さないという
確固たる生体防衛の強烈な本能的な意思を感じるが、
この大いなるモチベーション
(血糖値を下げる意味や意義や目的)
について言及する研究者が
ほとんどいないということであるが、
この単純な生体反応の本質は、
ごくごく簡単に言えば、
ヒトにとっては、
ヒトであれば、
いかなる場合も、
ヒト(生体)にとって、
「決して血糖値の上昇はあってはならないこと!」
とうことである。
この単純な生体反応を客観的に見つめるだけで、
糖質は決定的にヒトに害があり、
摂取する必要がないものであることが理解できるのであるが、
この客観的な事実を理解できないヒトで、
残念ながら、
この世界は覆われている。
まさしく
この掲示板の住民も
概ね糖質礼賛者で覆われている。
我々ヒトの組成を以下に記す
1.水 66%
2.たんぱく質 16%
3.脂質 13%
4.糖質 0.4%
5.無機質 4.4%
6.核酸 0.2%
糖質は、体内組成の0.4%程度が、
適正な組成なのである。
この0.4%を超えないように
設計されているのが人体の生体メカニズムなのである。
これを超えると、
生体の糖化が進行するので、
通常、
インシュリンが糖を取り込み、
中性脂肪に変換して、
糖の組成(0.4%)の増加を抑制している。
過剰に糖質を摂取しても、
生体に異変が生じないのであれば、
生体の糖質の組成比率がなぜ、0.4%なのか説明できない。
インシュリンの存在理由も見つけることができない。
糖質が本当に必要なものであれば、
タンパク質や脂質レベルの
13%くらいの組成比率があってしかるべきだが、
50キロの体重の男性で、
糖質の体内組成は、200グラム程度である
血液中に4グラム
肝臓に50g
骨格筋に250グラム
脳に数g
骨格にごく微量g
内臓筋に数g
程度である。
話を戻す。
人間は、
血糖値を降下させる機能を失うと、
全身に糖が蔓延し、
全身が糖化する。
通常はそれを阻止する為に、
糖をダイレクトに小便に含ませて
尿として排出する。
やがて腎臓が糖化して、
透析を受ける羽目になるのだが、
あるいは、
臓器の上皮細胞に
嫌気的解糖作用の亢進(がん)を引き起こし、
がん細胞で、全身に蔓延する糖を
代謝して処理するようになる。
がん細胞は、
通常細胞の8倍から10倍の糖の代謝能力を持っている。
まあ、糖を中性脂肪に変換する
この機能を失うと
人間ではなく、
別の種類の人間、
「糖化人間」
(がん、糖尿病、動脈硬化、その他の糖由来の心身の疾患を患った人)
になるのである。
権威はひたすら
糖化人間を大量生産しようとしていることを
知ってほしいのであるが・・
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