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がんの正体を発見した男の物語 その7
〜オットーとゲルソン〜
安保先生の
「新がん革命」と言う本において、
私は、はじめてオットーの存在を知った。
ウォーバーグ家については
1990年代初頭に出版された
広瀬隆の「赤い楯」で既に知っていたので、
ひょっとして、
その一族か?
とインスピレーションを働かせたが、
その金融一族とは、
少し違う一族であることが、
あとで判明する。
ただ、始祖は同じだから、
単純に言えば、
親戚と言うことになる。
ウォーバーグ家の人物は、
たとえば、
ジョージ・オーウェルの
名作「1984年」を出版した出版社の経営者でもある。
ウォーバーグ銀行(現在のUBS)の受付には、
いまだに、
白州次朗の肖像画がウォーバーグの隣に飾られている。
彼は、日本人のようだが、
彼の謎めいた不可思議な人生の謎がこれで氷解する。
彼は、
本当は、
一見日本人のような面構えだが、
本当は、
ウォーバーグ家の人間だったのである。
戦前戦中戦後、
彼は、ウォーバーグ家に守られ、
ウォーバーグ為の仕事をせっせとしていたのである。
簡単に言えば、
彼らの工作員だったわけである。
そんな謎の男は、
権威は美化して持ち上げている。
権威が提供する
美談の本質はそんなものである。
話は横道にそれたが、
その
ウォーバーグ家の資料も少ない。
そして、オットーの資料は、もっと少ない。
そんな中、安保先生は、
情報収集の為に、
洋書の「オットーの伝記」を
取り寄せて、
オットーに関する研究をしていたようである。
安保先生の本を読むと、ひとつだけ、
安保先生も驚愕したと述べている場面がある。
それは、
「ゲルソン療法」で有名な、
あの、
マックス・ゲルソンと
オットーがお仲間であることを
その著書で知った時のことのようである。
ゲルソンとオットーは、
ほとんど同世代である。
確かゲルソンが二つほど年上だったような気がする。
ゲルソンに関しては、
皆さんの方が詳しいと思う。
私は、ゲルソンに関してほとんど何も知らないが、
噂で、
がんの代替療法において、
肉や魚を食べてはいけないとか、
減塩やコーヒーで浣腸をするとか、
野菜ジュースを飲むとか、
その辺に関しては、
少し聞いたことがあるような気がする・・。
がんの正体を発見したオットーと、
そのがんの代替療法の開発者であるゲルソンがお友達だった!
ということは、
ゲルソンも、
当然、
オットーのがんの正体の理論を知り、
オットーとゲルソンはそのがんの正体である
「嫌気的解糖作用の亢進」ががんであること
その理論を共有していたのである。
ゲルソンは、
なんと、
そのがんの正体、
癌理論の本質をを理解していながら、
オットーの理論とは、
まったく相容れない、
見当はずれな、
「ゲルソン療法」で、
大衆を惑わせ,
翻弄し、
苦しめていたのである。
ひどい話ではないか?
ゲルソンは、
ロスチャイルド家の閨閥で暗躍していた
シュバイツァー家の
ある一人の人物の結核を完治させたそうである。
(これは有名な話だそうだが・・詳しく知らない)
蛇足だが、
シュバイツァー家の閨閥に
あのイカサマ哲学者サルトルもいる。
みんな、
ヨーロッパ特権階級のお仲間である。
そのお仲間同士で、
自分たちのビジネスに役立つ
デマカセやデタラメを流布し、
大衆を翻弄する、
彼らは(ゲルソン、シュバイもサルトルも)
特権階級の広告塔なのである。
結局は、
ウォーバーグ家、
オットー・ウォーバーグ、
シュバイツァー家、
マックス・ゲルソンらが、
ロスチャイルド家を介し、
それぞれの、
医療や実業等のビジネスと広告塔
(結核の完治、がんの代替療法等)
と仕事を綿密に打ち合わせして、
有機的に活動を行っていたのである。
(蛇足だが、アインシュタインもゲルソンとお仲間である)
一般大衆には、
彼らがお仲間同士で、
大衆を間違った方向に
導くシナリオを書いて、
それらをまことしやかに彼らが
シミシメと言いながら実践しているとは、
夢にも思っていないのである。
我々は、
どこまでも、
お人よしで、
どこまで、
善人で、
どこまで、
愚かで、
どこまで、
騙されることを
欲し騙されるのであろうか?
大衆は、騙される為に生きているのである。
騙されて生きる大衆は、
死ぬまで騙されれば、
騙されたと気づかずに死ねる。
おめでたいし、
死ぬまで騙されれば、
騙すほうは、
騙しと事にならない。
オットーは、
1926以降は、
「嫌気的解糖作用の亢進ががんである」
という自説を封印して、
「がんは、発がん物質が原因で発症する」
という理論に掌を返したように転向を行い、
ご主人様の命令通り、
がん患者の増大に尽力した。
一方、
ゲルソンは後(亡命後)に、
「ゲルソン療法」なる代替療法で、
権威医療から離脱した患者の駆け込み寺を設立することになる。
この駆け込み寺で、
がん患者が完治するなら、
いいが、
実際には、
そうではなかった。
権威医療も地獄、
代替医療も地獄であったのだ。
どっちも、
同じ勢力が仕切っているのである。
どちらを選んでも死あるのみだったのである。
これは、この状況は今も全く変わっていない。
がんは、著しく大切に「温存」されているのである!
これが、彼らのいつものやり口である。
戦争で、
最前線の兵士に
最前線の司令官が、
「突撃!」と叫ぶ!
突撃したは
いいが、
仲間が、
次々と犬死する様をみて
怖気づいて、
逃げて
戻ってくる兵士たちを、
味方の「突撃!」叫んだ
司令官が、味方の兵士たちを次々と撃ち殺す。
これが戦争の本質である。
ヨーロッパ人の本質は、
これである。
行くも地獄、
帰るも地獄、
この狂人の所業は、
映画「スターリングラード」
ジュード・ロウ主演の映画の冒頭で
拝見できる。
みていない人は、
みることをお薦めする。
話を戻す。
がんに関する、
権威の所業は、
司令塔が一元化しており、
オットーはオットーの仕事、
(がんは発がん物質で発症する)
ゲルソンはゲルソンの仕事、
(ゲルソン療法)
権威医療は、
ひたすら、
抗がん剤、
大規模手術、
放射線治療を突き進むというシナリオで、
1926年以降、この21世紀の現在まで、
一貫しているのである。
安保先生が、
オットーとゲルソンが友人だったことに
驚愕したと言うのは、
このことである。
わかりやすく言えば、
がんの予防にしても、
権威医療のスタンダードな治療にしても、
がんの代替医療を含む様々な治療にしても、
がんの原因にしても、
がんに関する様々な情報発信は、
結局は、
ひとつの勢力(権威)から
情報発信されているということである。
がんの金儲けや利権に関しては、
ひとつの勢力が牛耳っていると言う事である。
これは、
金融、資源、穀物、食糧、情報、原子力、核兵器、医療、
などと
まったく同じであり、
それらの
川上に行くと、
それぞれの頂点は、
ある一つの勢力の支配下にある事実が判明する。
がんも同じである。
がんも医療ビジネスのひと駒なのである。
これは、
オットーの物語のところでも書いたことと同じである。
ようするに、
ヨーロッパでは、
誰も触れることのできないある特権階級が暗躍し、
ナチスを支配し、
ナチスが迫害するように見せかけている
(実際にはナチスの支配は及ばない)
特権階級ユダヤ人をも支配し、
ソ連も支配し、
アメリカならびに連合国をも支配する胴元が
水面下で暗躍し、
ヨーロッパの政治、経済、歴史を操り、
ナチス、ユダヤ、ソ連、アメリカ(連合国)を超えて、
権力を行使し、
オットーやゲルソン(後に亡命)を守り、
彼らを利用した胴元がいたということと同じ構図である。
御用歴史家が書いた
歴史書を読んで、
ナチスがやったとされる表面上の悪行や、
そのナチスにより、
ユダヤ貧困層が、
受けた苦難の歴史の表層をだけを
垣間見ても
歴史の正体や本質は永遠に見えてこない。
そんな御用歴史書や
御用歴史家が書いた御用本を
依拠としていたら、
歴史を本当に操る黒幕や胴元の存在を
感じることはできないだろう。
それが、「HISTORY」
「HIS STORY」の本質である。
歴史は勝者が書くものなのである。
ジョージ・オーウェルの
名作「1984年」から引用する。
「過去を支配する者は未来まで支配する。現在を支配する者は過去まで支配する」
まさにオーウェルの警告通りの世界なのである。
したがって、
歴史は支配者が書くものである。
そんな御用歴史書より
重要なのが、
ユダヤ人であるオットーが、
なぜ、
ナチス政権下のドイツで、
何の迫害も受けず、
何一つ不自由ない暮しをできたのか?
なぜ、
オットーが、
がんの正体を暴きながらその論が封印されて、
変節漢として、
生涯に渡り監視された人生をおくったのか?
なぜ、
がんの正体をオットーから教えてもらっていたのに、
ゲルソンは、
見当はずれな「ゲルソン療法」という
がんの代替療法を構築し、
がんの漂流患者に過酷なトドメを刺したのか?
(夢をみさせて斬るいつもの残酷な手法)
この辺は、
ぜひとも、
皆さんが考えてほしいと思う。
賢明な皆さんなら、
こたえはでているのだが・・。
私は、オットーに関して、
もう既に書いた。
冒頭申し上げたが、
オットーの日本における資料は乏しい。
その乏しい中でも、
重要と思われるところだけを、
書いたが、
最後に、
私が参考にした資料を以下に記し、
私が担当したオットーの物語を終わりにしたいと思う。
可能なら、
ぜひともこの機会に、
皆さんにも、
新たな情報源を入手していただき、
ご自身で、
オットーと向き合っていただければ幸いである。
私や安保先生以外にも、
オットーに関し、
関心と、
興味を持っていただき、
彼に関する新たな情報を、
今後も、
世に広めてほしいと思う今日この頃である。
〜参照文献〜
「オットー・ワールブルグ」 H・クレブス著 岩波書店
「生命科学の先駆者」篠原兵庫著 講談社学術文庫
「新がん革命」安保徹著 ヒカルランド
「ウォーバーグユダヤ財閥の興亡」上・下 ロン・チャーナウ著
日本経済新聞社
「赤い楯」広瀬隆 集英社
実験医学 増刊
「がんと代謝 何故がん細胞は好んで解糖系を使うのか?」
編修 曽我朋義 江角浩安 羊土社
「ブドウ糖を絶てば、がん細胞は死滅する」 福田一典著 彩図社
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