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おにぎりダイエットは、
がんになる為のダイエットである!
悪いことはいわない、
そんな怪しげなカルト・ダイエット、
今すぐ、おやめなさい!
糖質を摂取しながらダイエットを行うと言う、
摩訶不思議なダイエット法があるらしい、
その危険性を本日は指摘する。
いつも書いているが、
人間には、
二つのエネルギー産生装置がある。
ひとつは、
糖をエネルギーにする解糖系のエネルギー産生装置。
(瞬発力や細胞分裂の為のエンジン)
もうひとつは、
酸素を利用し、
脂質をメインに、
ある時にはタンパク質もサブ的に
利用するミトコンドリア系のエネルギー産生装置。
(生命維持のための持続力のエンジン)
以上、この二つがある。
解糖系は通常、体内では
ほとんど日常的には、
利用されない。
(ただし、赤血球では、例外的に24時間利用されている)
解糖系が利用されるのは、
重い物を、息を止めて持ち上げるような緊急時でだけである。
(普通の日常生活ではほとんどないであろう)
あとは、成長期の子どもの細胞分裂等で利用される。
ミトコンドリア系は、
60兆個の細胞内で、
24時間営業、
年中無休で酸素と脂質を利用して稼働しているのである。
ミトコンドリアの活動そのものが、
生命維持ということであり、
我々が呼吸し、
心拍があり、
生きていることができるのも、
ミトコンドリアが働いてくれているからである。
もし、
視床下部があなたの全身の60兆個の細胞内のミトコンドリアに、
「止まれ!」と、
停止の命令を出すと、
我々は死ぬのである。
さて、
本題の糖質を摂取しながら、
ダイエットするという無謀なダイエットの
危険性の説明について書く。
おにぎりは米である。
米は糖質である。
糖質は、
体内でグルコースになり、
さっきも説明したが、
解糖系で利用されるのだが、
糖質ばかり摂取して、
タンパク質や脂質を減らした
食事制限(ダイエット)を行うと
脂質やたんぱく質が不足するので。
以下のような、プロセスで、
糖が代謝されることになる。
<糖代謝のフローチャート>
グルコース→ピルビン酸→アセチルCoA→TCA回路(ミトコンドリア)
(解糖系) (酸素)
しかし、人間は、
先に説明したが、
酸素と脂質を利用して、
ミトコンドリアで、
持続可能な
エネルギーを産み出す生物なのである。
そうすべき生き物なのである。
本来の人間のあるべき
酸素と脂質によるフローチャートを
以下に記す。
<酸素&脂質の代謝>
脂肪酸→β酸化→アセチルCoA→TCA回路(ミトコンドリア)
(酸素)
この、
解糖系を利用しない
酸素と脂質による代謝が、
人間の本来あるべき代謝なのである。
なぜなら、
解糖系は、
何か息を止めて踏ん張る時に、
出番が回ってくるべき、
緊急時の(たとえば火事場の馬鹿力のようなもの)
エネルギー産生装置なのであって、
本来は、
持続的に継続的に
活用するエネルギー産生装置ではないのである。
解糖系では、持続可能なエネルギー産生は不可能なのである。
<糖代謝のフローチャート>
グルコース→ピルビン酸→アセチルCoA→TCA回路(ミトコンドリア)
(解糖系) (酸素)
糖質摂取に重きを置いた
食事制限やダイエットを行うと、
どうなるか?
この糖代謝のフローチャートで、
解糖系をフル稼働させると、
どうなるか?
本来、
息を止めて踏ん張る時くらいしか、
活躍の場がなかった「解糖系」が、
突如、目覚めるのである。
そう、ご主人様が、
糖質ばかり、
食いやがるから、
糖の代謝を重点的に
フル稼働するよう変化するのである。
本来、
ミトコンドリアが、
細胞内の支配権(イニシャチブ)を
持っているのだが、
あまりに、
脂質やたんぱく質の摂取が少なく、
糖の摂取に偏った食生活を行うと、
休眠中の解糖系が目覚めて、
「嫌気的解糖作用の亢進」を引き起こし、
「がん細胞」になってしまうのである。
※これは、過去の私のがんの記述で
多く説明しているので、
興味のある方は、
そちらをご覧ください。
悪いことは言わない、
おにぎりダイエットなどという、
出鱈目ダイエットはすぐにやめて、
脂質とタンパク質と酸素を利用した
糖質制限ダイエットに転向すべきである!
ただ、がんになりたいというなら、
あなたの自由である。
私は止めない!
何を食うのも自由!
がんになるのも自由!
糖尿になるのも自由!
〜今日のポイント〜
過剰な糖質の摂取で、
解糖系が目を覚まし、
台頭し、
ミトコンドリアを制圧し、
「嫌気的解糖作用の亢進」を招き
がんに至るのである。
本来は、
解糖系を経由しない以下の脂質主体のエネルギー産生が、
人間の理想の代謝フローチャートである。
脂肪酸→β酸化→アセチルCoA→TCA回路(ミトコンドリア)
(酸素)
しかし、おにぎりダイエットのような
糖質過剰摂取の場合、
必ず、
最初に解糖系を利用する代謝フローチャートになり、
本来、休眠していなければならない
解糖系がフル稼働し、
やがて目覚め、
嫌気的解糖作用の亢進を招き、
がんに移行するのである。
<糖代謝のフローチャート>
グルコース→ピルビン酸→アセチルCoA→TCA回路(ミトコンドリア)
(解糖系) (酸素)
※必ず解糖系から始まる代謝になり、
解糖系がフル稼働状態になり、
それが臨界に達し、
嫌気的解糖作用の亢進が始まりがんになる。
蛇足だが、
ミトコンドリア病と言う特殊な難病がある。
この病は、糖尿病の患者1%に存在する病だが、
基本は、
ミトコンドリア遺伝子の、
遺伝疾患と言われている。
ミトコンドリアは全て母系遺伝子である。
だから母型を遡り辿れば、
ある程度、
わかるが、
この病の場合、
ミトコンドリアが機能しない
(筋肉や心筋等において)
この場合、
ミトコンドリアが機能しないので、
本来、頼るべきではない「解糖系」に
エネルギー産生を頼らざる負えなくなる。
そうすると、
すでに述べたように、
解糖系のエネルギー産生は、
瞬発力であり、
持久力や持続力にかけるので、
患者は、強烈な倦怠感に
継続的に苛まれることになる。
さらに、解糖系に依存しているので、
その代謝物である乳酸やピルビン酸で、
細胞内が満ちてくるのである。
ツンクが信奉したという、
「あにぎりダイエット」も、
解糖系依存の代謝にシフトしているので、
強い倦怠感に苛まれ、
血糖値の上昇で、
インシュリンが分泌され
その結果、
不自然な形で脂肪酸の合成(中性脂肪)が
行われるので、
この代謝の過程で、
さらなる倦怠感が全身を襲うことは必至である。
知性があるなら、
おやめなさいといいたい。
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