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世界初!脳梗塞に対する画期的治療薬発見
http://dmm-news.com/article/939520/
nikkanCare.ism 2015.04.07 16:45
高齢化社会へまっしぐらの日本。脳卒中患者の急増は深刻な問題となっています。脳卒中のなかでも特に、血管が詰まることで発症する脳梗塞は、後遺症に苦しむ患者も多く、治療にかかる医療費は増加の一途をたどっています。
この度、新潟大学脳研究所神経内科の下畑享良(しもはたたかよし)准教授を中心とする研究グループが、世界初となる脳梗塞に対する画期的治療薬を発見しました。
■死因の第4位脳血管疾患
厚生労働省発表の平成26年(2014)人口動態統計の年間推計によると、脳血管疾患は、悪性新生物、心疾患、肺炎、に続き死因第4位、113,000人(推計死亡者数)もの人が脳血管疾患で亡くなっています。また、脳卒中は寝たきりの原因の1位であり、医療費の1割を使用している現状があります。
■世紀の新発見!
“組織プラスミノゲン・アクチベーター(tPA)”を用いた血栓溶解療法は、血管に閉塞した血栓を溶かし、血液の流れを再開するため、従来最も有効な治療法とされてきました。しかし治療可能時間が4.5時間以内と短いため、治療の恩恵を受けられるのは脳梗塞患者の5%未満という問題がありました。
これは、発症後時間が経過することで脳の神経細胞だけでなく血管にも障害が起こり、脳出血や脳浮腫(脳のむくみ)が生じやすくなるためです。
研究グループは、動物モデルを用いて、欠乏すると認知症を引き起こす蛋白(プログラニュリン)をtPAと一緒に投与するとことにより“tPAの副作用である脳出血や脳浮腫を防ぐ”のみならず“神経細胞を保護”し、かつ“炎症細胞を抑制”して“脳梗塞のサイズまで縮小すること”を、世界で初めて明らかにしました。
■今回の発見で、今後期待できることは?
プログラニュリンをtPAとともに使用することにより治療可能時間を延長できることで、
・tPAによる血栓溶解療法が行われる患者数の増加
・副作用である脳出血・脳浮腫をおこす患者が減ることによる予後の改善
・脳梗塞の大きさを縮小する効果
が期待されています。
■薬剤が実用化されたらtPA治療の恩恵を受ける患者数は3倍以上に!
この薬剤が実用化されると、現在4.5時間までの治療可能時間を8時間程度まで延長できる可能性があり、tPA治療の恩恵を受ける患者数も3倍以上に増加することが想定されます。さらに脳梗塞自体の症状も軽くなる可能性が明らかになりました。
素晴らしい発見です。今現在脳卒中や脳梗塞に苦しんでいるたくさんの患者達とそのご家族にとって、希望の光がさしてきました! 早期の薬剤実用化を祈りたいと思います。
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