★阿修羅♪ > 医療崩壊4 > 456.html
 ★阿修羅♪  
▲コメTop ▼コメBtm 次へ 前へ
薬物療法で「胃がん」治療が変貌を遂げる?〈週刊朝日〉
http://www.asyura2.com/14/iryo4/msg/456.html
投稿者 赤かぶ 日時 2015 年 3 月 16 日 08:14:05: igsppGRN/E9PQ
 

薬物療法で「胃がん」治療が変貌を遂げる?〈週刊朝日〉
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150316-00000001-sasahi-hlth
週刊朝日  2015年3月20日号


 3月の「日本胃癌学会総会」で「胃癌薬物療法2015Update〜大きく変貌する予感〜」という題目で講演し、同学会で治療ガイドライン作成委員会の委員も務める、愛知県がんセンター中央病院薬物療法部部長で外来化学療法センター長の室圭(むろ・けい)医師に、胃がんの薬物療法の展望を聞いた。 

*  *  *
 胃がんの薬物療法は、ここ数年で進歩してきました。講演で“変貌の予感”と銘打ったのは、薬の選択肢が増えてきて、これから先もさらに増えていきそうだからです。

 一つは、2011年にHER2陽性というタイプに対する分子標的薬トラスツズマブ(商品名ハーセプチン)の投与が可能になったことです。HER2陽性は胃がんの15%ぐらいですが、昨今話題になっている食道胃接合部がんという胃上部のがんでは3割ぐらいになります。

 そして進行・再発・転移胃がんに対しての標準治療にSOXやCapeOX(S‐1の代わりのカペシタビンという薬による)療法が加わったことも大きなトピックです。SOXやCapeOX療法のメリットは、外来での治療が可能なことです。患者さんは大腸がんや乳がんの患者さんと同じように、仕事をしながら治療を受けることができるようになりました。

 15年中には、ラムシルマブという分子標的薬が保険で使えるようになります。この薬は、がん細胞に栄養を運ぶ血管が作られるのを抑え、がん細胞を兵糧攻めにするというメカニズムの薬です。1次治療が効かなくなったときの2次治療の切り札になるでしょう。

 そして、少し先になりそうですが、抗PD‐1抗体という免疫治療薬が、胃がんでも使えるようになるでしょう。現在、悪性黒色腫(メラノーマ)で承認されている薬です。がんは免疫細胞の活動を抑制しますが、この薬は、免疫細胞を元気にし、がん細胞を異物として攻撃する薬です。

 従来、薬物療法は、根治ではなく延命を目的におこなわれていました。また、薬への耐性ができると、短期間で症状が悪化するために長期延命が困難でした。それが、この薬によって切除不能の進行・再発・転移胃がんでも、長期延命への道が探れることになるかもしれません。まさに胃がん薬物療法の「大きな変貌の予感」と言えるでしょう。

 

  拍手はせず、拍手一覧を見る

フォローアップ:


★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
投稿コメント全ログ  コメント即時配信  スレ建て依頼  削除コメント確認方法

▲上へ      ★阿修羅♪ > 医療崩壊4掲示板 次へ  前へ

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/ since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。
 
▲上へ       
★阿修羅♪  
医療崩壊4掲示板  
次へ