http://www.asyura2.com/14/iryo4/msg/444.html
| Tweet |
私は統計の数字を、あまり信用している方では無いのですが、
公務員時代に衛生行政に携わっていたことがあるからなのか、
今でも時々、厚生労働省のHPを見に行ってしまいます。
それによると、出生数は減少し、死亡数は増加。
婚姻件数と離婚件数は減少しているのだそうです。
死因順位の第１位はがん、第２位は心疾患、第３位は肺炎で、
肺炎が脳血管疾患と逆転し、第３位となったのが特徴的なところですね。
がんによる死亡は28.5％だそうで、約 3.5 人に１人は
がんで死亡したことになりますので、相変わらず高いですね。
医療と介護の狭間で〜いのちの流れを紡いで〜-死亡率の年次推移
上のグラフで、昭和22年から右肩上がりで上昇し続けているのが、
悪性新生物（がん）です。
但し、これは単純な総数であって、
増加の主な要因は高齢化だと言われています。
歳をとれば、当然がんにもなりやすい訳で、
高齢者が増えれば、死亡者も増えるでしょうという事です。
高齢化など年齢構成の変化の影響を取り除いた、
「年齢調整死亡率」で見ると、死亡率は減少しているのだそうです。
これは「独立行政法人国立がん研究センターがん対策情報センター」の
がんの年齢調整死亡率と罹患率の推移（全年齢）のグラフです。
医療と介護の狭間で〜いのちの流れを紡いで〜-年齢調整
上の線が罹患率（がんと診断された人）で、
下の線が死亡率（がんで亡くなった人）です。
これを見ると確かに死亡率は減少傾向にあるようですが、
罹患率は、やはり右肩上がりですね。
これをどう読むかは専門家の方にお任せしますが、
単純に考えれば、がんによる死亡率は早期発見・早期治療で、
確かに少しずつは減ってはいるかもしれませんが、
グラフの傾きを見れば分かる様に、それとは比べようがないくらいに、
罹患率は急激に増加し、まるで追いつかないという感じですよね。
どうして、そうなってしまったのでしょうね。
環境や食べ物、或いは検査技術が進み早期発見できる様になったから
など、様々な要因が考えられるのだとは思いますが、
個人的には「食べもの」の影響が、やはり大きい気がしますし、
総括的に捕えれば、がんという病気に現代人は、
「何か生き方を間違えているんじゃないのかい？」
と警告されているような気がします。
感覚的にも、私が幼い頃はまだ、
がんで亡くなる人は「何とお気の毒な・・」とあまり聞かなかったのに、
今では全く珍しい事ではなくなってしまい、
昨年亡くなった私の母も、最期はがんでした。
自然死ということ という記事でご紹介した、
「大往生したけりゃ医療とかかわるな」の著者・中村仁一氏は、
「死ぬのはがんに限る」とおっしゃいます。
私もそれに同意しているのですが、それはもしも死ぬのならであって、
がんにも認知症にもならず、生を全うできるならそれが一番良い訳で、
何かをきっかけとして、自分の生き方に疑問を持ったら、
その時点から、それを改めて行く責任があるのではないでしょうか。
自分のために、家族のために・・。
少し重い話題となりました。
本日もお読みいただき、感謝です。
http://ameblo.jp/bodybalanceseitai/entry-11270643239.html
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。
