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癌は糖を好きで摂取し代謝しているわけではない。
糖による己の糖化を防ぐためにせっせと糖を取り込み
増殖しているだけなのである。
癌の異常な糖のとり込み作用は、
自らの細胞を糖化させないための防衛反応なのである。
繰り返しになりますが、
糖は、もともと
有毒な「ホルムアルデヒド」がくっついてできた有害な物質です。
太古の深海の「熱水吐出口」あたりでは、
当時、「原核生物」が誕生し、
彼ら周囲には、
有毒な「糖」の元祖である「ホルムアルデヒド」が跋扈しており、
原核生物の摂取すべき栄養素もどきは、
この有害なるホルムアルデヒドしか存在しなかったので、
原核生物は「仕方なく」、
ホルムアルデヒドを、
有毒だけれども、
生命維持のエネルギー源として、
「すばやく」それを摂取し、
「すばやく」エネルギーにしたわけです。
やがて、
ホルムアルデヒドが、
くっつき合って、
「糖」が誕生しました。
ホルムアルデヒドがくっついた「糖」は、
ホルムアルデヒドよりは、
毒性が若干緩和されましたが、
やはり基本的な生体にとっての毒性は維持され、
原核生物は、
相変わらず、
糖を「素早く摂取」し、
「素早く代謝」し、
「素早くエネルギー」にして、
生き延びたのです。
ここで重要なのは、
「原核生物は、
大いなる矛盾を抱えながらも、
毒性のある糖を
エネルギー源として摂取していたことです。」
原核生物にとって、
唯一のエネルギー源である糖は、
強烈な毒物(毒性をもったモノ)だが、
原核生物は、
それを摂取してしかエネルギーを得ることができないという
二律背反的な究極の矛盾を抱えながら
この21世紀まで生き延びてきたのです。
では、
この原核生物が恐れる毒性とは何でしょうか?
簡単です。
それは「糖化」です。
糖は、
原核生物から、
人類まで、
すべての生体の細胞のタンパク質を糖化させ、
脂質を糖化させ、
水分を奪い、
細胞を硬化させ、
酸化させ、
老化させ、
最終的に破壊するのです。
これを、原核生物は極端なまでに、
神経質なまでに嫌い恐れているので、
素早く「糖」を取り込み、
素早く「代謝」し、
素早く「エネルギー」にして、
素早く「糖」を「乳酸」に変えて排出するのです。
だから、原核生物は、「糖」を体内に貯蔵することをしないのです。
この素早さが、
原核生物の瞬発力、
「解糖系の瞬発力」に繋がるのです。
「ぼけらーっと」して、
糖だらけの環境の中に、
テレサ・テンのように、
時の流れに身をまかせ、
フワフワふわふわ、
ジワジワと、
己の細胞膜が糖化して、
やがて、
その糖化が、
細胞質まで侵入して、
破壊されるより、
糖化の原因である災いの種である糖を、
素早く摂取し、
それを、素早く代謝し、
素早くエネルギー変換して、
増殖する生き方を選択しただけで、
原核生物が、
とくに、糖が好きで積極的に、
糖を摂取してエネルギー源にしたりしているわけではないのです。
原核生物は、
周囲の糖に、
糖化されて、
テレサ・テンのように、
コタコタにされるくらいなら、
その敵である糖を、
食ってしまって糖化の原因の糖を無きものにして、
エネルギーにししまい、
糖を糖ではない乳酸に変換して、
吐き出した方が良いと判断しただけの話である。
我々は原核生物ではない、
しかしながら、
我々は、
原核生物とミトコンドリアの合体で生まれたのである。
したがって、
原核生物の特徴も色濃く持ち合わせている。
その我々人間も、
体内の糖の量は、
糖化を防ぐために、
1%を超えないように恒常性が絶妙に保たれています。
(ある研究者は0.4%未満と主張している)
たとえば、
糖質を摂取して、
1%を超えると、
インシュリンが働き、
糖を「中性脂肪」に変換するか!
あるいは、糖質のとり過ぎで、
すい臓の機能が衰えた人は、
インシュリンが適量出ないので、
仕方なく、
尿の中に糖を忍ばせて排出して
1%未満を保つか!
(糖尿病の成立)
あるいは、
細胞内にわざわざ、
癌を発症させて、
癌細胞によって糖を始末(代謝)してもらい、
1%の恒常性を保つか!
(癌の発症)
それぞれの選択を迫られ、
糖化を防ぐために、
体内の糖の量が1%未満に抑えられているのです。
※ほとんどの研究者が、我々の生体内の糖の体内組成、
1%未満の恒常性についての
メカニズムをご存じないようであるが・・
(それはそれでいい)
我々生体は、宿命と言うか、運命と言うか、
太古から「糖」という重荷を背負わされながら、
進化してきたのです。
話を戻します!
原核生物がもし、
糖を摂取しなかったとしたらどうなったでしょう?
エネルギー源を得られず、
原核生物は、
生命体として生命を
維持できなかったでしょう。
そうです、
原核生物の周囲の環境(糖で溢れた環境)が、
原核生物の細胞膜を糖化により破壊し、
やがて、
細胞質に侵入し、
原核生物は、
糖により破壊され、
絶滅したのかもしれません。
その過酷な状況を踏まえると、
原核生物は、
過酷な、
以下の、
二者択一の選択を迫られていたのです。
@素早く、
有害な糖を摂取し、
素早く代謝し、
素早くエネルギーとして、
活用する。
A有害なので、
糖を摂取せず、
環境下での糖化を余儀なくされ、
絶滅する。
いかなる生命体であっても、
生命体なら、
@の選択肢を選びます。
さて、話を癌に移します。
癌はご存じのように原核生物由来です。
癌も原核生物と同じ反応をしたのです。
我々人類が、
穀物ビッグ・バン以降、
※穀物ビッグ・バンとは、今から1万二千年前から始まった
穀物生産と、穀物摂取のこと
過剰な糖の摂取により、
我々の細胞内の
細胞質が糖化することより、
細胞質(解糖系)自らが、
目覚め、原核生物の本能むき出しになり、
癌化(嫌気的解糖作用の亢進を発揮)することで、
細胞質の糖化を防ぎ、
積極的に細胞内の糖を素早く摂取し、
素早く代謝し、
素早くエネルギーに変換し、
細胞質の糖化を回避し、
癌として増殖することを、
選択したのです。
簡単に言えば、
癌は、己の細胞が、糖化により、
朽ち果てることを拒否し、
反対に、
糖を積極的に摂取し、
その糖を代謝し、
エネルギー産生に用いることで、
自らの細胞の糖化を防ぎ、
自らの細胞を糖化から守る為の
術を得たわけなのです。
癌は生体の糖化に対する
防衛反応なのです。
過剰な糖質の摂取で、
細胞を糖化させるくらいなら、
その糖を積極的に活用し摂取し、
代謝し、
エネルギー産生に用い、
増殖し、
存続することを選んだということです。
※ただ、原核生物の場合、
糖を代謝した後の乳酸は、
体外に排出されますが、
人間の場合、
癌細胞が糖を代謝した後、
分泌される乳酸は、
細胞内に蓄積され、
癌増殖の負の連鎖に引き継がれます。
※我々の筋肉では、乳酸はコリ回路により、
回収されますが、
我々の癌が発症しやすい、
臓器の上皮細胞や皮膚においては、
乳酸が分泌されても、
コリ回路が働かず、
乳酸は細胞内に、
置き去りにされ、
乳酸の蓄積⇒細胞内の酸性度がアップ⇒嫌気的解糖作用の亢進→乳酸⇒乳酸の蓄積
という癌増殖の負の連鎖が、止まらなくなるのです。
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