http://www.asyura2.com/14/iryo4/msg/396.html
Tweet |
人間以外の動物は、子どもを育てるのにイメージを使ったりしない。子に乳を吸ってもらわなければ胸が張って困る。子の世話をするのは自分の毛づくろいをするのと同じ、そこに愛情などのイメージ言葉が入る余地は無い。
人間は思考の中に自分を見出している。思考が扱うのはイメージであり、現実の人間ではなくシンボルだ。人間はイメージの能力によって感覚を誤魔化す事ができるようになった。 例えばコーラを飲む時に、アタマの中ではコマーシャルなどによって作られたイメージを飲んでいる。そして、コマーシャルと同じ反応をすることで爽やかになった自分を空想している。 こんな具合に、人は情報に飼われている。 人は情報を食べ、情報を飲んで、情報を排泄する。自分をシンボルにしてしまった情報の家畜だ。
人間の親は子どもを育てるのにも愛情というイメージを使う。自分自身をシンボルのように感じているので、子どもの現実を感じる事が難しい。イメージで作り上げた自分の情に振り回され、子どもの現実に適切に応じる事が出来ない。 医療という情報に子どもを手渡し、業界の繁栄に加担する。 医療費に苦労するのを「愛情」ということにしてしまう。 社会の秩序に従う愛情深い母親イメージの出来上がりだ。 時に、子どもは医療障害に一生苦しむ。
人間は自分をシンボルに過ぎないものにしてしまった。命が主体であり、命が自分を表現しているという現実がまったく理解できない。産まれる事、生きること、死ぬ事が同じ平面にあるのを理解できない。
シンボルの化け物になってしまった人間たちは生きる事だけを争っている。 人間は生きるために戦争をし、原発を作り、地球を滅ぼすのだ。
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/
since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。