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乳がん予防のため決断/(C)日刊ゲンダイ
どこまで信用できる?DeNAとヤフーも参入「遺伝子検査」
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/152555/1
2014年8月14日 日刊ゲンダイ
昨年、乳房を切除した米女優アンジェリーナ・ジョリーによって話題になった「遺伝子検査」が再注目されている。
DeNAの子会社「DeNAライフサイエンス」は12日、遺伝子検査サービス「MYCODE」を開始した。遺伝子検査サービスは、IT企業など国内で既に約700社が参入。10月には、ヤフーもサービスを始めるという。
DeNAは東大医科学研究所と共同研究。HPから申し込めば、キットが送付され、唾液を採取する。返送したデータから、将来、自分がどんな病気にかかりやすいかなど最大282項目について分析、情報提供が可能という。価格は9800円から2万9800円だ。
遺伝子検査は病気リスクはもちろん、「薄毛の確率」「認知症の可能性」「自分に向いたダイエット法」「子どもの才能」を測るものまである。試したいサラリーマンも多いだろうが、値段はピンキリだし、本当に“信用”できるのだろうか。
■個人情報に対する不安
遺伝医学に詳しい信州大医学部の福嶋義光教授はこう言う。
「遺伝子検査の質は、米国疾病管理センターが定めた基準『ACCEモデル』に照らし合わせて考えることができます。DeNAは東大と共同研究しているだけあって、分析的妥当性や臨床的妥当性はクリアしているといえます。ただし、一般人にとって、遺伝子検査がどれほど有用なのかは議論が分かれるところです。病気のリスクが分かったとしても5年後、10年後に確実に防げる保証はないし(臨床的有用性)、個人情報保護の問題や病気のレッテルが貼られる(倫理的問題)など、懸念材料もある。一般市民を対象にした遺伝子検査の意義を疑問視する専門家も少なくないのです」
さらに、「子どもの才能」を予知する遺伝子検査キットなどには、科学的根拠はまったくないという。
「例えば、運動能力や芸術的才能にしても、育つ環境やトレーニングなどの影響が大きく、遺伝子で予知することはできません。これは専門家の間でも一致しています。サンプルを海外の検査機関に送っている企業も多く、信憑性だけでなく、個人情報の保護、子どもの人権保護や差別防止などの観点からも、子どもの遺伝子検査を禁止する法的措置が必要だと思います」(福嶋教授)
おみくじ程度に考えた方がよさそうだ。
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