http://www.asyura2.com/14/iryo4/msg/168.html
Tweet |
近代医学の難点は、個別の病巣や症状に対する治療が前面に出てきて、生身の人間としての全体性がおろそかにされていることである。
近代医学は、ケガや感染症には高い対応力を持っているが、癌を含む慢性疾患にはからっきし弱いと思っている。
癌については、癌を敵対視し縮小や消滅が自己目的化しており、余命を癌と“共生”しながらできるだけ健やかに暮らすという考えが欠落している。
どういう考え方を支持するにしても、自分の身体といのちは自分の責任で面倒を見るしかない。
そうこういっているうちに、財政上の都合で、様々な治療が“不必要”ないし“自己負担”になってしまう可能性もある(そうなったら、健康長寿のひとが増えるかも(笑))。
※ 関連投稿
「近藤誠「降圧剤で殺されないための5つの心得」:血糖値も、コレステロール値もウソだらけ:「血圧147健康値」の真実」
http://www.asyura2.com/14/iryo4/msg/106.html
=========================================================================================================
生活習慣病、バラバラ指針を統一 内科など10学会[日経新聞]
家庭医、診断迅速に
2014/6/18 13:30
日本内科学会や日本動脈硬化学会など10学会は来年4月をメドに、脳梗塞などの生活習慣病について共通の治療指針をつくる。学会ごとにバラバラだった病気の診断基準や治療の進め方を統一。投薬などの治療が必要なのか、専門医の診察を受けるべきかなどをかかりつけの医師が判断しやすくする。指針を一本化することで、病気の早い段階での対処が可能になるとみている。
緊急性が低い患者はかかりつけの家庭医で治療を進めてもらうようにし、大学病院や総合病院に患者が集中するのを防ぐ狙いもある。地域に根ざした家庭医の浸透や医療費の削減を後押しすることを期待している。
策定する治療指針は、地域の診療所や個人病院などで治療にあたる医師向けの手引となる。日本人間ドック学会が4月に健康診断の新たな基準値を発表したが、今回10学会が策定する指針は治療が必要かどうかを医師が見分け、患者に説明するのに使う。
対象となる病気は、脳梗塞や脳出血、心筋梗塞、狭心症となる見込み。診断するうえで指標となる血圧や血糖値、コレステロールといった項目について、バラバラだった数値や指針を統一する。
例えば、悪玉といわれるLDLコレステロールについて、日本動脈硬化学会は「血液1デシリットルあたり140ミリグラム以上」を脂質異常の「高LDLコレステロール血症」と定義しているのに対し、日本脳卒中学会は「同160ミリグラム以下」を治療目標に置くなど、対応がまちまち。医療現場からも「わかりにくい」などと指摘する声が上がっていた。
数値が同じでも持病によってリスクが変わるなど判断に迷うことが多い治療指針の内容も簡素化する。リスクに応じて細分化していたのを改め、投薬が必要なのか、食事などの生活習慣の改善で済むのか、大学病院や専門の病院を紹介すべきかなどを判断しやすくする。それぞれの学会の「認定医」の資格を持つ医師でないと、内容を理解するのが難しかった。家庭医は風邪から鬱病、終末期医療などに幅広く対応するため、個々の病気に精通しきれない面もある。
厚生労働省は開業医に家庭医としての役割を担わせて、大病院に軽症の患者が集中する状況を改善する方針を打ち出している。専門医が集う学会としても、緊急性の低い生活習慣病患者は家庭医による治療を基本とし、高度な治療が必要と判断した場合は専門医を紹介する役割分担を定着させる狙いがある。
▼指針づくりに参加する学会 日本疫学会、日本高血圧学会、日本循環器学会、日本腎臓学会、日本体力医学会、日本糖尿病学会、日本動脈硬化学会、日本内科学会、日本脳卒中学会、日本肥満学会。
http://www.nikkei.com/article/DGXNASGG18004_Y4A610C1MM0000/?dg=1
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。