老化抑えるタンパク質　阪大チームが解明
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20140512/dms1405121206003-n1.htm
2014.05.12　夕刊フジ

　肺で活発に働いている２つのタンパク質が、老化を抑制するとともに、長生きにつながる長寿遺伝子の作用を保っていることを大阪大の武田吉人助教（呼吸器病学）のチームがマウスを使って明らかにした。

　これらのタンパク質がないと脂肪や筋肉が早く萎縮し寿命が短くなり、肺の呼吸機能が低下する症状も示した。武田助教は「２つのタンパク質を増やし、健康に長生きできる薬を開発したい」と話す。

　タンパク質はテトラスパニンＣＤ９とＣＤ８１。これらを作れないようにされたマウスは骨粗鬆（こつそしょう）症や白内障、組織の萎縮が早く進んだほか、通常２年の寿命が１年半になった。

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