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《死海を浮遊して…平泳ぎを試みても、脚が水の上に出てしまうので泳ぎようがない》島田・佐藤
死海は地球儀上で針の穴ほどの大きさしかない。海面より4百メートル低い。ここにいる間は呼吸が楽だ。大気中の酸素が増えると、不思議にの心身とものリラックスする。
死海の水面は鏡のごとく穏やかで、油のようにまったりしている。死海に入っていくと、心持水の抵抗が強い。そして乳首の下あたりまで水に浸かると、不意に足を水に取られ、抱き上げられるように浮いてしまう。浮き輪一個分の浮力がついた体は手で水を掻くと前に進み出す。
自分自身がたらい舟になったような気分。腹ばいになっても顔は濡れず、平泳ぎを試みても、脚が水の上に出てしまうので、水を蹴ることができない。泳ぎようがない。立ち泳ぎと思って腹筋に力を入れると、乳首から上が水の上に出て…ゆっくり歩くように足を前に出すと、進み出すのである。両手が水の外に出るので、本も読めるし煙草も吸える。深いところに行っても溺れる心配はない。、
【出展】「アジア自由旅行」島田雅彦・佐藤治彦/小学館’01年
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