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一般論とすて小説は、作者が誕生さした登場人物は、当初の作者の意図を離れて、生き生きと躍動するもんだと思う
「運命峠」柴田錬三郎/廣済堂から一部抜粋
「この世に生まれた無数の人のうち、どれだけの人が、その希望が、叶えられるだろうか。…まして、悲運に生まれた者が、一転して、夢のような幸福をつかむなどということは、奇跡にひとしい。
作者は、神と言う存在を否定するものではない。
ただ、この長い物語においては、そのような、夢のような幸運などを、作者が神に代わって勝手に与えるる不遜は避けようと、心に決めて、それぞれの運命に、むしろ作者自身がしたがって来たのである」
(ヤブ人)
この小説は、登場人物の心理描写が生き生きとして素晴らすい、説得力あり感動的でござった。筋の展開に必然性あり納得できた。
一般論とすて、作者が誕生させた登場人物は、当初の作者の意図を越えて、生き生きと躍動していくもんと思う。じゃから面白い。上の引用部分は柴田はんが、この辺の消息を簡潔に語っているんでねえかい。
対して比較すてえのは、大江健三郎の小説。この人物の小説は下でも吐いたが、誕生させた人物は、ただ作者の”奴隷・ロボット”となって、最初から最後まで理解不能な言動に終始するだけの操り人形に過ぎん。必然性も説得力もなく動き回るだけである。繰り返すが「グロテスク」。こんなのが、ノーベル文学賞だと?
村上春樹にも大江と同じ”調べを感ずる。
大江健三郎『燃えあがる緑の木』、胡散臭くグロテスクでんなあ〜
http://www.asyura2.com/12/idletalk40/msg/217.html
投稿者 藪素人 日時 2012 年 10 月 10 日 21:22:15: BhHpEHNtX5sU2
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