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ここは地方の都市じゃが、3月でもまだ寒う。今の風呂は、ひねればジャーで適温のお湯が溜まりザブンと入ること出来て、つくづく文明を感じるがのー、有難さをつくづく感じるワケでもねえ。
むしろ子供の頃、寒村で五右衛門風呂に入っていた頃の風呂と比べると、あの時代の方が仕合せでねがったがと思うこどある。
本家の少し年上の兄やんと一緒に良く入ったな〜。蓋を取ると、丸い板が浮いておって、それを踏みつけて入ったもんだ。それねえと足が熱くてやっていられん。火 燃やしてるときにゃ 背中を釜に付けることもできねえなあ。釜には何でも燃やすこと出来ただ。
マキはもじろんじゃが、もったいねえね。んで、豆殻、わら、小枝、紙くずなど何でも燃やせた。だから、家周りにはゴミなんてもの見たこともねがったなあ。
風呂場は、母屋から離れたところにあったが、真冬でも寒くてしょうがない思い出はないね。雪はたくさん降り、篠竹の林が雪の重みでたわわになったもんだ。静かな深夜には物音一つせず、「シーン」って音が耳底にしたもんだった。当時の大人も寒がってる風はながったな。
拙者、その後、普通の木の丸風呂にも入ったな。これも何でも燃やせたが、当時は石炭が豊富でこれで炊いた。どういうわけか、この風呂に入ると、体にビリビリ来たもんだ。石炭風呂はこんな感じが付きまとっておった。わらで炊くと柔らかい湯になるど、大人たちは良く言っておったの。
仕合せの基準は、時代によって変わるんべえ。風呂に限って言えば「昔はよかったねえ」(D・エリントン)ってことになる。
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