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日本では、「水戸黄門」はじめ、
様々な勧善懲悪のドラマがある。
海外に目を向けると
勧善懲悪の世界観が時代遅れになりつつあることを
ひしひしと感じる。
ゲーム・オブ・スローンズも
シーズン7までは、勧善懲悪ではない。
そして、既に紹介したブラックリストも
FBIがレイモンドという巨悪犯罪者の
情報的提供で
操られ
悪のルビコン川を渡るのである。
このときにFBIの捜査員に
ココロのよりどころが必要になる。
それが
「毒は毒で持って制す」である。
悪に対峙する時に
正義や善で対峙しても
無力なのだ。
FBIの捜査員は
最初はレイモンドのこの方法論に
嫌悪を示したが
圧倒的なパワーで
次々と凶悪犯罪者が
レイモンドの
「毒は毒で持って制す」
言い換えれば、
「悪は悪で制す」
で成果を生み出す姿に
圧倒され
ひれ伏し
結果的に
FBI郵便局は
レイモンドの舎弟になるのである。
わかりやすく言えば、
きれいごとでは
極悪犯罪人を追い詰めれないし
捕まえることはできない。
大義名分なんて掲げた時点で
悪党どもに返り討ちにあって
FBIの捜査官は
殉職するのである。
海外ドラマ「ブラックリスト」は
現代の西部劇である。
悪党どもを
初老のレイモンドが
一瞬たりとも躊躇せず
射殺する。
レイモンドの正確無比な早撃ちは
シェーンに匹敵する。
わがままレイモンドを
補佐するのが
デンベ、
デンベほど口数が少なく
目で語ろうとする
男も少ない。
一見すると銃の達人、
格闘の達人で
単なる黒人マッチョのコワモテ用心棒のようだが
デンベはインテりである。
まあ、日本では、勧善懲悪がまだまだ
お茶の間のスタンダードだが、
やがて、
勧善懲悪など過去の遺物になるような勢いで
アメリカドラマ界は
悪を極めようと、
悪は悪でもって制すに
シフトし始めている。
でも、現実の世界はこのようになっているのだ。
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