http://www.asyura2.com/14/idletalk41/msg/694.html
Tweet |
淡水の過酷な川を遡上し産卵するシャケ。
産卵、そして受精し、
やがて、稚魚になり
川を下り
大海原に飛び出し
スケールの大きい旅と冒険をして
何年かすると己がうまれた川に彼らは見事に戻ってくる。
うまれた川に回帰するメカニズムは完全に解明された
わけではないようだが
うまれた川の匂いや蛋白質などを手がかりにしているのでは?
など諸説様々がある。
今日は、それをテーマにするわけではない。
今日は、
うまれた川に戻らないシャケが
僅かだが存在することについて
我々人間の生き方と比較して言及してみよう。
うまれた川に戻らないシャケは、
はたして、
ひねくれものなのか?
はぐれモノなのか?
能力不足なのか?
彼らがうまれた川に回帰しないメカニズムは
いまだわからないが、
戻らないシャケの存在理由は誰にでも
想像がつくだろう。
たとえば、
99.9%のシャケが回帰するだろう
川が火山噴火で埋まってしまって
川自体がなくなってしまったら
どうなるだろう?
99.9%のシャケは産卵できず間違いなく全滅する。
種全体のリスクヘッジを目的として
うまれた川に戻らないシャケが
存在するのである。
99.9%のシャケが全滅しても
僅かだが火山被害のない
うまれたわけではない
縁もゆかりもない川に回帰したひねくれモノの
彼らがシャケの種を存続させるのである。
その遺伝子を持ったシャケは、
当然、父と母が突飛行動をするので
その突飛な遺伝子を受け継ぎ
さらに、
うまれた川でない川に回帰しようとするから
結果的に
産卵場所をどんどん新規開発して
シャケという種の繁栄が環境が悪い中でも
期待できるのである。
異質な固体や突飛な固体の常識外れの行動が、
種の生存、サバイバル、進化の鍵になるのである。
さて、わが国の国民のように
権威主義的な人生観
寄らば大樹の陰を志向する人生観
村八分を恐れる人生観
周りと同じでいることで安心する人生観
さらに、
リスクヘッジの手法を
皆と同じことをすることや
寄らば大樹の陰的な人生観と
考える権威主義的な思考を持っている
愚かな人たちの
このような国民性こそ、
全滅の才能と資質に溢れているといえる。
うまれた川に回帰しないシャケを見て
権威主義的な己に、
何か疑問や問題点を感じる知性が
我々には決定的に欠落していると
思うのは何も私だけじゃないだろう。
▲上へ ★阿修羅♪ > 雑談・Story41掲示板 次へ 前へ
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
▲上へ ★阿修羅♪ > 雑談・Story41掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。