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件名:レール基準超え JR まだこんなことを
日時:20170425
媒体:北海道新聞
出所:http://dd.hokkaido-np.co.jp//news/opinion/editorial/2-0112798.html
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レール基準超え JR まだこんなことを
全社挙げて、安全最優先を誓っていた。なのになぜ、またもやこんなことが起きたのか。
JR北海道が、レールの一部が安全基準値を超えた状態になったのに、1日半にわたって列車を運行させていた。
ずれは1ミリで、JRは「すぐに安全上の問題が生じるものではない」としている。
その通りかもしれない。だが、安全に関わる現場情報を確認せずに運行を続けていた事実を、極めて深刻に受け止める必要がある。
この数年、JRは安全に関わる不祥事を繰り返し、批判を浴びてきた。これでは、その反省が生かされているとは到底言えない。
安全対策の徹底的な点検が求められよう。一歩誤れば人命に関わる仕事であることを、あらためて自覚してもらいたい。
基準超えがあったのは函館線の姫川信号場(渡島管内森町)構内で、20日未明にグループ会社の社員がレール交換を行い、レール幅や左右の高低差などを測定した。
測った数値は基準値を計算するJRの保線担当部署にすぐ伝えなければならないのに、報告は検査終了から36時間以上も後だった。
このため、基準値を超過した状態で旅客、貨物列車計54本が現場を通過してしまった。
グループ会社の報告遅れは、確かにあってはならない。
だが、最大の問題は、データの報告がない段階で、JRが列車を走らせたことである。
メーカーでも小売店でも、仕入れた品物の検品をするのは当然だろう。JRは、それを怠ったに等しい。
まして、人を運ぶのが仕事だ。安全意識はどうなっていたのか。
JRは2013年に起きた貨物列車脱線事故をきっかけに、レールの検査データ改ざんなどが相次いで発覚し、14年には国土交通省から事業改善命令を受けた。
にもかかわらず、昨年6月には、石北線でレール幅の一部が基準値より狭まっていたのに、グループ会社の責任者が報告を忘れ、6日間にわたり放置された。
今年2月にも、JR貨物の列車の脱線事故が起きた。その際、JR北海道は保線について「軌道の管理は厳正に行ってきた」と強調したはずである。
JRが出資するなど関係が深い関連会社との間で、なれ合いが生じていないか。安全を支える保線業務を発注先任せにするような風潮が、今も続いていないか。
JRは気を引き締めるべきだ。
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//memo
KYODO NEWS / Published on Apr 16, 2015
SankeiNews / Published on Apr 24, 2017
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