http://www.asyura2.com/14/idletalk41/msg/507.html
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記紀や日本の古代遺跡、神道や国体を虚心坦懐に検討すると、ある民族とある家族の名前が浮かんでくる。
謎の民族「ヒクソス」と「ラメス(ラムセス)家」である。古代エジプト第19王朝の時代には、ヒクソスはエジプトを支配しているわけではなかったが、ラメスT以降の第19王朝のファラオたちは、ヒクソス系だったと言われる。
私が日本皇室とエジプト第19王朝を重ね合わせているのは、「実際に重なっているのだ」と言いたいのではなく、「二つの家族を比喩として同一視している」のである。つまり、「安倍総理はヒトラーだ。」と言うようなものである。あるいは冗談であると考えてもよい。
君が代は、古代エジプト魔術の聖歌のような印象を与える。
「君が代(現代語訳付き) Japan's national anthem / 祝日大祭日唱歌八曲」
https://www.youtube.com/watch?v=GtDc8NGKYvs
オーケストラで「ドロドロドロ」と入ってくるのは、根堅洲国(古代エジプト)からの魔力が時空を超えて働いていることを表しているのではないか。なぜ、日の丸を掲揚しながら歌うのか。「君」はアマテラスだといいたいのだろう。
君が代の美しさと神秘性の根源はどこにあるのだろうか。人が永遠を求め憧れることは、有史以来普通にあることである。しかしこの曲は、何か自然の限界を乗り越えて、永遠に踏み込んでいくような異常な感じを与える。
永遠を手に入れようとするラメスと彼を願いをかなえるヒクソスの魔術を賛美しつつ、その願いを言霊の力によって実現していく、という歌なのではないか。ラメスの永遠の統治は、彼の栄光であると同時に、ヒクソス魔術の力の栄光でもある。
【君が代の正しい解釈?】
ラメス陛下(スメラ・ミコト)の治世は、
代々のファラオにラメスの魂が宿り続けることによって、千代、八千代と永遠に続く。
ラメスの肉体は、皇室と宮家(スメミマ)の中に分散して永遠に生き続けているのだ。
さざれ岩が結合して巌となるように、皇室と宮家と五摂家との間で結婚がなされると、
分割され散在するラメスの肉体の諸部分が再結合され、
ラメスの魂が宿るファラオの肉体が形成される。
さざれ石の巌に苔がむしているように、
代々のファラオの肉体は、永遠なるラメスの霊的威厳を帯びるのだ。
ラメスの民(スメミタミ)はラア(日の丸)を仰ぎ見て、
ラメスの永遠の治世の栄光を賛美し、その実現を祈願する言霊を捧げよ。
ラメス(ウセルマアトラア)こそラア(アマテラス)である。
ラメス陛下の永遠の治世に栄光あれ!(スメロギイヤサカ!天皇陛下万歳!)
日本とは、「ヒ」ノ「モト」、つまり太陽の魂、スメラ・ミコトを意味していると考えられる。つまり、日本という国家は、ラメスの巨大な身体であるとも考えられる。
大嘗祭で、アマテラスが祀られていないのは、そこにやって来て新天皇と合体するスメラ・ミコトがアマテラスだからである。儀式に参加する当事者は、礼拝の対象ではないし、儀式を取り仕切る神々にも入らない。明治天皇の時代まで、天皇は伊勢神宮に参拝しなかったのは、自分を参拝するのはおかしいからだ。
『大嘗祭の本義』(折口信夫)より。
「・・・恐れ多い事であるが、昔は、天子様の御身体は、魂の容れ物である、と考へられて居た。天子様の御身体の事を、すめみまのみことと申し上げて居た。みまは本来、肉体を申し上げる名称で、御身体といふ事である。・・・此すめみまの命である御身体即、肉体は、生死があるが、此肉体を充す処の魂は、終始一貫して不変である。故に譬ひ、肉体は変つても、此魂が這入ると、全く同一な天子様となるのである。・・・」
大嘗祭は、前回は法的な問題となった。「大嘗祭は、極めて宗教性の強い儀式であるので、国が関与し宮廷費を支出することは、その目的及び効果から見ても、現行憲法の政教分離の原則に抵触する。」という意見が出されたのである。
『関西学院ロースクール憲法』「大嘗祭について」
http://nota.jp/group/kenpo/?20100907141706.html
セティTのミイラの顔は保存状態が良く、第19王朝の顔相が典型的に現れていると思う。長頭、鍵鼻、高い頬骨、浅彫である。
セティTのミイラの顔
http://realhistoryww.com/world_history/ancient/Misc/Mummies/Egyptian_mummies/Set_2_9b.jpg
(『The Truth about Egyptian Mummies』より http://realhistoryww.com/world_history/ancient/Misc/Mummies/Egyptian_mummies/Truth_about_egyptian_mummies.htm)
セティTのミイラの横顔。
http://kiva.lib.utk.edu/egypt/archive/fullsize/httpkivalibutkeducollection-imagesegyptegypt225_42edbddedc.jpg
(『EARLY IMAGES OF EGYPT』より https://kiva.lib.utk.edu/egypt/egypthome)
彫像ではふっくらしているが、それらが実物と似ているかは分からない。
EGYPT 526 - SETI I - (by Egyptahotep)
https://www.youtube.com/watch?v=RuX2OiHNfUQ
ラメスU(ラムセスU)のミイラの顔
https://ancientneareastdotorg.files.wordpress.com/2012/04/19-ramesses_ii1.jpg
(「ANCIENT NEAR EAST-JUST THE FACTS-」より https://ancientneareast.org)
ラメスUは150人〜200人の子供を作ったと言われる。それは、永遠に自分の肉体を保存するという目的のために、自分の体の全ての部分を確実にこの世に残すためだったとも考えられる。
ある程度離れた近親間の結婚によって、分割された肉体の諸部分は再結合され、ラメスUの準クローンとも言うべきファラオの肉体が形成される仕組みになっている。これが「万世一系」である。憲法改正、または皇室典範改正の際には、GHQによって破壊された宮家のあり方が、再び議論されることになるだろう。
古代エジプト語は、実は母音が分からないようになっていて、実際の発音が分からない。色々なことから母音を推理しているのが実態である。
「ラメス」も、どう発音していたか直接には分からないようだ。「ラア」で太陽とかラア(神)という意味があり、「メス」で子供とか生んだものという意味だそうだ。ある説では、「シス」で葦という意味があり、ラア・メス・シス(ラアの息子の葦)で、ラメスとなるとか。皇族の三笠宮様はラアメスと著作で表記していた。
古代エジプト語の母音の発音を調べるには、古事記や万葉集を使うとけっこういい結果が出るのではないかとも思っている。ムス・コとかムス・メという表現は今でも使われているし、古語ではムスで「生む」という意味がある。ちなみに、モーゼは本当は「メス」というメジプト名で、子供という程度の意味だそうだ。
古代エジプトでは、名前は体の一種と考えられていた大切なものだから、ヒクソス魔術団としてはラメスの名前を忘れさせるわけにはいかなかったろう。そこで、一般公開用にラメスをひっくりかえしてスメラにしたのではないか。
ウセルマアトラアというのは、「ラアの正義は強い」という意味で、「アマテラス」は「天を照らす」という意味で、意味の上でのつながりはない。「天を照らす」だけでは修飾語だけで名詞が抜けている感じがする。アマテラススメオオカミと、「スメ」が入ると「天を照らすスメ」となって、太陽神スメラとなる。アマテラスは、ウセルマアトラアをひっくりかえしたものかもしれない。
日本の古墳が異常な大きさで形が奇妙なのは、極遠根堅洲国(エジプト)を占拠していた遠い記憶を持ったまま、豊葦原瑞穂国(日本)を手に入れた時に、過去の栄光を復活させようという気になったのではないか。根堅洲国は古事記や祝詞に登場し、この世のどこかに存在したと言われる。
ピラミッドより大きな前方後円墳は、大きなヒエログリフが入ったカルトゥーシュだと考えると、形としては納得いく。しかし、上の二重丸が「ラー」まではいいのだが、下の四角?は私には「メス」と読めない。下の部分は、ヒエログリフにある三角パン型の文字にも似ていると思うのだが。カルトゥーシュでなくても、古代エジプトでは、ああいう枠の形の中に絵を入れることはある。
『皇統保守』(竹田恒泰、八木秀次)より。
「・・・竹田 そこで、よく議論されているように、二種類の方法があります。一つは、旧皇族を復活する方法。もう一つは、旧皇族から養子をとる方法。この二つが考えられます。旧皇族が天皇になるのかといえば、そうではなく、世襲親王家として存在するのが趣旨です。そして世襲親王家と天皇家が、嫁を交換し合うわけです。
たとえば、竹旧家も、元々は伏見宮家で、そこから分かれた北白川宮家、そこからさらに分かれたのが竹田宮家です。ですから、私から男系をたどっていくと、六百年さかのぽって、ようやく北朝三代の崇光天皇にいくという、六百年のスパンがあるわけです。今の時代感覚で見たら、六百年というと、相当、血統は離れているかのように見えますが、そうではなく、世襲親王家から皇后を出す、そして天皇家からは内親王を嫁にもらう。要するに、嫁の交換を頻繁にすることで血統の距離を近くに保ってきたのです。
つまり、男系を辿ると何百年かさかのぽるかもしれないか、実際には、近親関係を常に保ちながら血のリレーの伴走者をしてきた。それが世襲親王家なわけです。ですから、何親等も離れているというのは、重要なことではあリません。たとえ何親等離れていようが、男系がつながっている。しかも、近親で嫁の交換がされている。ここも誤解が多いのてすが、もし、旧宮家が復活しても、将来、旧宮家が天皇になるわけではありません。そうではなく、復活した宮家と天皇家が嫁を交換することによって、また一段と近い関係になる。
その先で将来、万が一、皇統断絶の危機があったときに、世襲親王家から天皇を出すとしても、それは同じ一族から天皇を出すわけですから、旧皇族のグループが皇位を簒奪するわけではありません。そうではなく、このご緑によって、旧皇族と今の天皇家が五十年間かけて融合していくということです。そうして初めて、その先の皇統が担保される。そう考えなければなりません。・・・」
竹田恒泰氏が以下の動画で説明する染色体の話は、Y染色体が染色体の全てであるかのようにされていて、間違っている。しかし、「いとこが集まると、祖父母から見て息子の息子は顔が似ている」という指摘は興味深い。
男系男子継承とは?古代の日本人は知っていた皇室の系譜
https://www.youtube.com/watch?v=fzT2yC-6hEs
メンデルの法則を大雑把に説明すると、以下のようになる。Aというのが優性遺伝子、aというのが劣性遺伝子とする。染色体は両親から2本ずつ授かり、2本で1組を形成する。だから、染色体上の遺伝子の組み合わせのパターンは3種類しかない。AAかAaかaa。Aは優性遺伝子なので、Aが1つでもあれば優性の特徴が出現するということになる。
例として、「鼻筋がわし鼻は、直鼻・凹鼻より優勢。(鼻の付け根の高さが高い方が優勢。)鼻の下の面が水平は、上向きより優勢。」というものがあるようだ。
「こんなにもあった!! 親から子へ遺伝する形質的な特徴10選◎」
http://matome.naver.jp/odai/2141106522610264201
古代エジプト人は、死を生命の終わりではなく、肉体と不滅の霊魂が分離した状態であると考え、肉体と霊魂とを再び結合させれば、死後も生命を維持できると信じていたという。永遠に生命を継続させる方法として、「ミイラにして遺体を保存すること」、ミイラの代用となる「生前の姿を伝える彫像や絵画を制作すること」、ミイラや彫像・絵画に機能を回復させる呪術的効果を目的とする「葬祭儀式を実行すること」の3つを考案した、と言われている。
君が代の前半は、ただ、代々のファラオにラメスが宿り続けることだけを意味しているのではない。それは、「システム化された近親結婚による、ある種のクローン・不死の技術」と「大嘗祭等の儀式によるラメスの魂の代々のファラオとの結合とその魂の活性化」をも暗示している。
後半は、長年月かけてさざれ石が巨岩となる過程を歌うことによって、ラメスの統治の永遠性を表現しているだけであろうか。ファラオの身体が岩としてのさざれ石のように、バラバラになったラメスの肉体部分という石を結合して形成されていることも暗示しているのかもしれない。
ウィキペディア『さざれ石』 岩のさざれ石の実物が画像で確認できる。
https://goo.gl/jL2i9b
ブログ『やさしいバイオテクノロジー 男系とY染色体と知の巨人』より。
http://yoshibero.at.webry.info/200605/article_6.html
「 X染色体や常染色体(第1から第22)はいずれも減数分裂の時に交叉が起こり、女系・男系に関係なく組換えられた染色体が継承されます。ある人の染色体は、8人の曾祖父母から平均して8分の1ずつ受け取った染色体の混合物です。
単に8分の1受け継ぐのではなくて、減数分裂時の交叉でグチャグチャになった染色体が受け継がれています。10世代さかのぼったり、自分の10世代後に自分の染色体がどのようになっているか想像するとわかりますが、ゲノムレベルで遺伝情報の伝達を見てみると、そうとうグチャグチャなモザイクになった染色体が伝わることがわかります。 」
私は以下のような想像をした。
ラメスとヒクソスの神官たちは、ある計画を考案し実行に移した。「永遠に生き続けるラメスの肉体」と「永遠に続くラメスの統治」である。ラメスがラーであるとすれば、この計画の実行は、正しくしかも神聖なことなのである。
この世での統治を続けるには、ラメスの魂はこの世に留まって誰かの肉体に宿り、その誰かを通してこの世のことを認識し、この世に働きかける必要がある。ラメスの肉体を維持する理由には、ラメスに近い肉体こそラメスの魂が入りやすいと考えられたこともあるのかもしれない。
ラメスは200人近くの子供を作り、自分の血筋の多くの家を立てた。ヒクソスの高官や神官たちは、「永遠に生き続ける肉体」をラメスに与えるために、自分たちの娘をラメスに差し出した。それらの家はお互いに婚姻関係を結ぶようになった。もちろん、ラメスの娘たちの血統の人々も、大規模な近親結婚に参加した。
こうして、ラメスの体の全ての要素をこの世に残しておいた。近親結婚のシステムを維持することによって、バラバラになった肉体の要素は川に流されたように散逸することなく、永久にラメスの家々の中に保存され、しかも永久に再結合が繰り返される。
最初の試行錯誤の時期は、そうした婚姻関係による健康被害が相当あったかもしれないが、覚悟の上だったろう。エジプト第18王朝は、不自然な近親結婚による悪影響が肉体に引き起こされて滅亡した可能性がある。第19王朝は、先の王朝の失敗も十分に踏まえた上で、近親結婚のシステム構築を模索した。
ラメスは90歳ほどで亡くなったが、その魂はあの世へは行かず、このような古代のバイオテクノロジーで作られたラメスの肉体(未来のファラオ)の中へ入り、代々に渡って統治を続けることになっていた。ラメスの魂が未来のファラオの中に入る時には、アメン神官団の中の、「ラメスはラアである」とするグループの神官たちが、大掛かりな儀式や呪文を用いて、それを手伝うことになっていた。
古代エジプトでは、王位を継ぐのは基本的に皇女であり、継承権は第1皇女にあった。第1皇女の夫がファラオになる。古代エジプト王家でキョウダイ婚が多かったのは、第1王子の王位継承を正当化するために、第1王子が第1皇女と結婚したからである。こうした母系継承から男系継承に完全に切り替わるのは、ラメスUの頃だという人もいる。
エジプト神話のオシリスに関する有名な話に、次のようなものがある。
「セトは執念でオシリスの遺体の入った棺を探し回り、木棺の中の遺体を14の部分に切断してしまう。イシスは救出に行き、パピルスの舟を使って遺体の破片を探し出し、魚に飲み込まれて失われた男根を除く破片を繋ぎ合わせて、オシリスの体を魔力で復活させた。しかし、不完全な体だったために現世には留まれなかった。そうしてオシリスは冥界の王として蘇ることになった。」
ラメスと神官達が「ラメスの永遠の統治」計画を検討していたとき、このエジプト神話が念頭にあった。ラメスの家々の中での婚姻関係において、ラメスの肉体は流れ去ることなく、再結合を繰り返すからだ。そしてこの神話は彼らにとって、次のことも意味していたのではないか。女系継承を認めてしまうと、ラメスの男根を追跡・確保しづらくなり、それはいつかどこかで失われてしまう。そして、ラメスはこの世での統治を続けることができなくなる。
男根は男にしかないので、母方から来る部分でないことは明らかだ。そして、娘には男根部分は引き継がれていない。ラメスの母系家族どうしで近親結婚を繰り返しても、ラメスの男根を維持することにはならない。ラメスの男系子孫を常に確保できるようにしておき、ラメスの男系子孫がファラオの位にあり続けることが好ましい。男系の家にこだわることにより、ラメスの男根部分を確保できる。このように考えたのではないか。
この「男根」を男性だけが持つ「Y染色体」と置き換えると、近年の日本で問題となっている女系天皇や女性宮家の問題を思い出させる。男系継承護持派からは、次のような意見が出されることがある。
「男系というのはY染色体の継承のことである。X染色体や常染色体は、いづれも減数分裂の時に交叉が起こり、組換えられた染色体が継承される。Y染色体も減数分裂の時にX染色体と交叉するが、交叉する領域は末端の一部分だけで、Y染色体の大部分はそのまま残る。つまり、Y染色体は、父親から息子へダイレクトに、多くの遺伝子セットがそのままで継承される。神武天皇以来、男系を維持した状態でその皇統が継承されているのであれば、今上陛下や皇太子のY染色体は神武天皇のY染色体を2660年以上受け継いでいることになる。」
君が代の歌詞の後半は、古代のエジプトと日本にあったのではないかと噂されている人工岩石の生成を暗示しているのかもしれない。人工岩石の製造技術は、ラメスの肉体を永久保存し、彼の準クローンとしてのファラオを維持し続ける技術と同様に、ヒクソス魔術団の「魔術」だったのだろうから、両方の技術が重ね合わされて歌われてもおかしくない。
古代エジプトにも、古代日本にも、ジオポリマー技術による人工岩石があったという説がある。ジオポリマーとは、酸化アルミニウムとシリカを基材にするセメントのことだという。以下ウィキペディア「ローマン・コンクリート」より抜粋する。
「 古代コンクリートは、地殻中の堆積岩の生成機構と同じジオポリマー反応によって結合してケイ酸ポリマーを形成するため、強度が数千年間保たれている。・・・フランス人の化学エンジニアJoseph Davidovits(ジョセフ・ダヴィドヴィッツ)は、古代セメントの結合構造であるジオポリマーの化学的構造を解明したとし、エジプトのピラミッドの外殻に使われている石灰岩の化粧石が、自然石を切り出したものではなく、ジオポリマー石灰石コンクリートの一種である人造石で造られたとする説を発表した。
・・・2010年5月21日、日本のフジテレビ系で放送された娯楽番組『金曜プレステージ』でこの説の検証が紹介された。これは、ピラミッドの石切場で採取した石を砕き植物灰などと混ぜて古代セメント製のコンクリートブロックを作り、ピラミッドの石と成分などを比べて調べるという実験が、山口大学の池田攻名誉教授によって行われたものである。番組中、池田教授は自然石では見られない石膏とカリウムがピラミッドの石に含まれていることや、古代コンクリートの可能性がなくはないことに言及した。
高句麗国の将軍塚などのエジプトのピラミッドと共通の外観を持つ石積みの古墳や、同様の大陸式山城の石組みを用いた、日本の神籠石と呼ばれる巨石によって築かれた山城にも、ピラミッドの石を製造したのと同じジオポリマ−技術が使われていることが、顕微鏡を用いた分析からも確認されている。失われた古代技術がシルクロードによって極東まで伝えられた痕跡が認められる。 」
古代コンクリートについての動画(英語)
How the pyramids where built in Egypt(Geopolymer Institute)
http://vimeo.com/1657432
古代コンクリートはローマ帝国で使われていたので、古代日本のコンクリート技術はローマが源流の可能性もある。古代エジプト起源と決め付けるわけにはいかない。中国の大地湾遺跡(約5000年前)のコンクリートはその後誰かに受け継がれたとは思えないので、源流ではないだろう。
私は、古代エジプトで人工岩石が作られていたかどうかに興味がある。自然界では、岩が短時日で生まれるということはない。古代では、自然の力は神々の力であると考えられていたという。だから、もし古代人が人工岩石を作る技術を手に入れたら、自分たちの知恵と力は神々を超えていると考えたかもしれない。
私は、古代人は、近代科学とは異なる質の理論とか技術を持っていたと考えている。その思考も、近代的な意味での「合理性」とは異質な思考だったと思う。このことは、古代から現在まで続いている宗教にも言えることだと考える。漢方薬の製造や処方、その基礎にある理論などは、分かりやすい例だろう。
具体的に、古代大和民族の世界観、技術、宗教について言えば、それは古代エジプト魔術、もしくはそれの発展したものだったと考える。エジプトの技術や神話なども、ヒクソス等のアジア人の文化の影響を受けており、エジプト人とその周辺のアジアの諸民族はお互いに影響を与えあっていたものと思われる。
ヒクソスは、エジプトの魔術と宗教を継承し、独自に発展させた。その魔術と宗教が、日本国体の基礎となっている。つまり日本は、近代科学技術とは別の理論と技術の体系である、エジプト魔術の最大の成果なのである。
古代エジプトでは、政治的な都合で次々と神々が作られたり、同一視されたり、合体したりした。神話についても、政治的な都合で作られたり変えられたりしたようだ。そして私は、日本の宗教史を考察する時に、同じような印象を抱く。歴史的に権力者や神官たちは、宗教を民衆支配や利権のための道具として利用してきたという面があることは否定できないだろう。
ヒクソスにとって神とは「自分たちが願望を実現するために作り上げるもの」であり、聖性とは「自分たちの知恵と力で作り出すこと」を意味するようになっていたのではないか。(もっとも、彼らは一部の高位の神々については実在性を認めていたと、私は考える。)
アブシンベル神殿では、太陽の運行と光線を緻密に計算して仕掛けられた光のショーを見ることができる。ヒクソスは、「自分たちの知恵と力で作り出すこと」こそが、本当の聖性であると考えていたとすれば、ショーといっても、彼らにとっては本当の聖性を示していたことになる。
ラメスと神官たちが、古代にクローン技術とか不死の技術を追求するという驚くべきことが起きたのだとすれば、その文化的な背景はこのようなものだったのではないか。
ヒクソスにとって、ラアは自分たちの魔術で作り出すことによって、実在する聖なる神となった。ラメスがラアになることによって、ラアは初めて本当の神になった。やがてヒクソスは、神とは人間の魂なのだと考えるようになった。そのように推測することもできる。
日本では、神とは現世に関与し続ける人間の魂ことであるとする考え方があるが、それはこうした考え方に由来するのではないか。そもそも、日本の神々の多くは、ヒクソスの諸氏族の祖先なのではないか。
大嘗祭では、新天皇(ファラオ)は、太陽神ラアであるラメスの魂を体に受け入れる。新嘗祭、神嘗祭などは、天皇とラメスの魂との結びつきを強めたり、ラメスの魂を活性化させたりする儀式ではないだろうか。
ラメスU時代の神官たちは、「国体」の創設に関与しているはずで、「日本」の建国者たちであると考えられる。この時代のエジプト宗教のあり方や、これらの神官たちの事績を考察することは、神道や記紀を理解する上で役に立つかもしれない。以下、ウィキペディアより。
アメン神官 Nebwenenef(ネブウェネネフ?)
http://en.wikipedia.org/wiki/Nebwenenef
Nebwenenefの石像
http://www.dia.org/object-info/05ee68a3-023e-45fe-a6b2-cac8fbcf1766.aspx?position=40
(『DETROIT INSTITUTE OF ARTS』より http://www.dia.org)
アメン神官・高官 Paser(パセー?)
http://en.wikipedia.org/wiki/Paser_(Vizier)
Paserの石像
http://mcuhistory.tumblr.com/post/59881823989/sandstone-statue-of-paser-egypt-19th-dynasty-around
(『ENDNOTES』より http://mcuhistory.tumblr.com)
アメン神官 Bakenkhonsu(バケンコンス?)
http://en.wikipedia.org/wiki/Bakenkhonsu
アメン神官 Roma called Roy(ロイとよばれたロマ?)
http://en.wikipedia.org/wiki/Roma_called_Roy
プタハ神官・皇族 Khaemweset(カエムワセト?)
http://en.wikipedia.org/wiki/Khaemweset
オシリス神官 Yuyu(ユユ?)
http://en.wikipedia.org/wiki/Yuyu_(High_Priest_of_Osiris)
ラアは、エジプト神話における太陽神である。ラアを象徴する元素と色は、火と赤である。ラーは太陽そのものであり、一日のうちに死と再生を繰り返す不死の存在である。
アブシンベル神殿では、年に2回神殿の最奥の至聖所まで日の光が届き、神殿の奥の4体の像のうち、冥界神であるプタハを除いた3体を明るく照らすようになっている。
その3体の像とは、ラメスとアメン・ラア、ラア・ホルアクティである。それら2柱の神と1人の人間は、同じラアの表れであると言いたいのではないだろうか。ホルアクティとは、エジプト神話に登場する天空と太陽の神で、ホルスの姿の一つである。昇る太陽を神格化したものとされる。太陽神のラアと同一視されるようになり、「ラア・ホルアクティ」と呼ばれるようになった。
神殿に差し込む朝日が3体の像(同じラア)を数分間照らし出す・・・。はじめにラメスとアメン・ラアが輝くそうだ。以下の動画では、ピカーと光っているように見える。日本神話のクライマックスである「天の岩戸開き」はこの光景を表しているのではないか。そこで、エジプト神話を調べてみると、以下のような話がある。
「ホルスが現世の王として神々に認められた時、ラーは怒って館に閉じこもってしまったが、娘のハトホル女神がラアの館へ行き、自らの陰部を広げて見せると、ラアはこれを見て大笑いして機嫌を直した。」
アブシンベル神殿での宗教儀式には、ストリップのような儀式が含まれていたのかもしれない。
Today the unique event in Egypt ? The sun passes over the face of Ramses II in Abu Simbel
https://www.youtube.com/watch?v=n-RlhPtikBk
アメン信仰→アメン神と太陽神ラアの合体(アメン・ラア)→アメン・ラアとラメス(ラムセスU)の同一視→アマテラスとしてのスメラ・ミコト(女神のアマテラスはラメスの妻ネフェルト・イリ)
ヒクソスの宗教は、このような発展を遂げてきたのではないだろうか。
ネフェルト・イリ
EGYPT 517 - NEFERTARI - (by Egyptahotep)
https://www.youtube.com/watch?v=L6cw6FUS_As
ちなみに、ラメスと彼の神官(魔術師)たちは、旧約聖書では「パロと魔術師たち」として登場し、「神とモーゼ(メス)」と対決したことになっている。聖書では、「パロと魔術師たち」は、なぜか実名が書かれていない。
日本の神々には、天の岩戸開きに立ち会っている神様もいる。つまり、ラメスUも死の直後に、アブシンベル神殿での宗教儀式に立ち会った神官たちは、今は日本の神々となっているとも考えられる。「パロと魔術師たち」は、世界の果ての日本列島で、神々として礼拝や祈願の対象となっているのかもしれない。
日本大百科全書(ニッポニカ)には、以下のように書かれているそうである。
「 ヒクソス ひくそす Hyksos
古代エジプトの第15、16王朝を形成したアジア人。紀元前3世紀のエジプトの史家マネトーはヒクソスについて最初に記述した人で、ヒクソスの意味は「牧人王」であるとした。今日では「異邦人の君侯」の意とされている。
マネトーはまた「ヒクソスは一戦も交えずしてエジプトを征服した」としてヒクソスの侵略の激しさを述べたが、今日では、中王国時代以降エジプトに入国したパレスチナの住民が徐々に下エジプトに増え、それが中王国以後の混乱時に勢力を伸ばしエジプト王権を握った、と解されている。
彼らはウマと戦車と築城術をエジプトにもたらし、デルタ地帯の古い町アバリス(おそらく今日のタニス)を復興して王都とし、エジプトの神セトをパレスチナのバアル神と同一視して崇拝し、エジプト支配の最初の外来人王朝として約150年にわたって統治した。強力な王はキヤン王と3人のアポピ王で、オリエント各地との交易を発達させた。[酒井傳六] 」
ウィキペディアでは、以下のように書かれている。
「 ヒクソスはエジプト第2中間期と呼ばれる時代に古代エジプトに登場した人々。彼らは一般にシリア・パレスチナ地方に起源を持つ雑多な人々の集団であったと考えられている。ヒクソスと言う呼称は「異国の支配者達」を意味する古代エジプト語、「ヘカ・カスウト」のギリシア語形に由来する。
・・・
ヘカ・カスウト(ヒクソス)という語が、エジプトを支配する異民族を指す呼称となったのは、実際にエジプトを支配するようになった異民族達がヘカ・カスウトの語を一種の尊称として使用するようになってからである。エジプトを支配したいわゆる「ヒクソス」がどのようにして形成された集団であるのか、詳細には分からない。・・・ 」
第19王朝は、ラメスUの死からわずか27年後には、崩れ落ちるように幕を閉じたという。この王朝と、次の第20王朝のファラオたちは、誕生名に「ラムセス」(ラメスのギリシャ語表現)をつけることが多かったので、まとめて「ラムセス王朝」と呼ばれることがある。しかし第19王朝のラムセスと次の王朝のラムセスの間には、直接的な血のつながりは無いか、あっても薄いと言われている。
エジプトにおけるヒクソス王朝そのものは、前1580年頃に第18王朝に滅ぼされている。第19王朝の王家であるラメス一族は、ヒクソスであったと言われる。彫像やミイラの容貌からしても、ラメス一族がエジプト人であったとは私には思えない。私は次のように推測する。
ラメス一族は、エジプトからヒクソスの居留地へと移り、ヒクソスやその他の周辺諸民族からなる集団の王家となった。(ヒクソスじたいも、一つの民族というよりも、雑多な民族からなる集団と考えられている。)そこからその集団は、長い時間をかけてユーラシア大陸の中で旅を続け、やがて世界の果てにたどり着いた。
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