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小池都知事を応援していた、いわゆる”七人の侍”とされる自民党議員が自民党を除名された。
彼ら自民党は組織の自浄作用としての存在であったということ。そして自民党はその彼らを切り離した。つまりあの組織は自浄作用を必要とはしない=自浄作用が機能していない、ということである。
これはつまり、組織的派閥などというものは単なる頭数あわせで、金で統制化を図るだけの集まりだということを国民に極端に示す結果となることだろう。
このことで、これらの法案がなぜにこうまで性急な形をとって可決されるのかに対しても、より懐疑的にわれわれ国民の目に映ることとなる。
そもそもカジノを作る狙いとは、いろいろ憶測が飛んでいるが、最近再び、やたらと表立ってきた、『特別会計』に代表される”裏帳簿にある巨額な資金”を自由に表社会に流出させる目的ではないのか、と考える。もしかしたら、誰もがそのように思っているのではないだろうか。
それはつまり、長年われわれ国民に実態をつかみとられていない莫大な資金が彼らの側に”いまだ不自由なままに存在する”ということに対し、何らかの措置の必要をずっと抱え込んできたのではないか、ということをうかがわせるのである。
そして、それらに手をつけたいものが、いくらでも上限なく、巨額でまとまった使途目的不明の金を動かすことを目的とした機能媒体としての装置を必要とするのだろうと考える。
戦争を起こすか、カジノをつくるかしかないのだろう。
そしてなぜこうまで自民党がことを急ぐのかについての理由も、府に落ちるものとなる。
そもそも犯罪性を追求されるような資金の存在をいつまでも机の引き出しの中へ置いておく訳にはいかない。
世界は今こうした横暴さを陰に隠した規制政治に対して強くノーを言いはじめたということがある。その流れは今後ますます加速しはじめるだろう。
そしてこれまでそれを口にし、追求するものは常に不審な死を遂げた。
よってこれは、国民全体で追求に値すべき重大な内容である。
すでに法案は可決したが、これから国民側が議会に求めるのは、そこにおける支出金の流れ、動きを誰がどのように把握し、チェックするのかと核心部分をつくべきであるだろう。
国民はより、目を光らせる必要がある。
すでに議会は自浄作用を失って正常な組織として機能していない。
そもそも、政権与党と野党の基本的な対比のバランスがはじめから存在していないという議会のあり方そのものが異常なのである。
これまでは、議会政治とは名ばかりの数による横暴な独裁制があたりまえのものと正当化されてきたわけだが、その当たり前とされてきたこの国の異常に気づかせてくれたのが『七人の侍』の働きである。
彼らの働きによって社会にその患部の悪化が浮き彫りにされたということである。
自民党議員の中にもTPP法案に反対した鈴木憲和議員のような若手による自浄作用はまだ働いているはずである。
そもそも組織として造反するものをすべて処分だなどとしていったら、その組織は自ら崩壊するまで、暴走を繰り返すだけになるだろう。彼らはこれまで命を懸けて、その暴走に歯止めをかけようとしてきたのである。それこそが社会正義、そして愛国心なるものであるはずだろう。
そこに望みを託したい。おざなりにされてひさしい議論の場を正常なものへと取り戻して欲しいと思う。
そしてまたそれは、国民に対しても同様のことが言える。
国会とは、政治家というわれわれ国民の選任した国民の代表に、ただわれわれ国民の主権を丸投げしてしまえるものではないのである。
そろそろ目を覚ますべきである。
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