http://www.asyura2.com/14/idletalk41/msg/444.html
Tweet |
私はリアルタイムで国鉄の民営化に関して問題意識を持ったことはない。
けれども、民営化自体は間違っていないと考える。
それは郵政同様、人々の不公平感を緩和する意味で「時代の必要」に押された形だったと考えるからだ。元国鉄職員だった人々の年金は、どんな田舎であっても月に25万は支給されている。
それどころか、国策のすべてをきちんと民営化すべきである。
その上で人々は無策な政治家とは違って懸命かつ、ことの必要性を最大限に重んじた決断をするだろう。必要なところにはきちんと足りる分以上の物資や人材をまわすことを全体の意見として決断する。そうした仕組みを考え出すだろう。(雛形はすでに存在しているが)
社会に必要とされるインフラ・システムを国益として同一のものと視ていないのはおかしいのである。
われわれはそこに当たり前にあるとしている恩恵は金では買えないものだということを理解していない。また、その認識を得られないとするなら、その社会の仕組みは完全に常軌を逸した価値観の上に作られているということである。
われわれが問題とすべきは、国益とするものがわれわれの益するところとして直に還元されないということにある。特定の利権の拡大に、われわれの国益としての利益が流れてしまうのはおかしなことだ。そうした道筋がなぜ生まれるのかということに関して、われわれはひどく鈍感な立ち位置に置かれているといわざるを得ない。まず頭を冷やしてよく考えるべきはそれなのである。
よって、今生まれている痛みとは、かつての民営化に端を発したものなどでなく、今新たに本質を異にして生まれたものでもない。きわめて本質の部分にある以前からあった痛みが形を変えて現れたものでしかない。そしてそれは隠されつづけることによって、同様にまた、再び形を変えて現れる。人の痛みの本質は根本的原因を理由としているのである。
そして、常に時代の要求とする声とは、「人々の社会全体の健全化を希求する声」であるはずだ。
いままたここに、本質的な問題として人々が抱える痛みによる「声」が発せられている。
国策とはこれに答える義務がある。
われわれは常に問題の核心に迫ろうとするとひどい目くらましに会う。
特定の利権団体だけが問題を隠すようにして動きだすからである。
彼らの子供が介入できない大人の理由とするものは、大人でもわからない。
しかしすでに彼らが大人ぶる余裕などどこにもないはずである。
彼らが茶を濁すための政治的な理由などすでにこの世界には存在していない。
しかし、そうした事態を招くのは、われわれ自身にも問題があるのだ。
要は、いま、社会の基盤が全体的に破綻、崩壊しているということに対して、国民一人一人が何を思うかである。
われわれはこうした問題を機に、今ある社会の抱える根本原因に対して、なんらかの根本的な解決策を模索しなければならない。
経済のトリクルダウンなどといったことは起こらない。
国自体を人体として捉えれば、今現在は完全に頭にのみ血がのぼって、今にも倒れそうな状態である。
長らく底冷えがつづいた状態である。
下半身にまず血液が回っていなければ人体も経済も暖かさを取り戻さない。
国を足湯か半身浴をさせることである。
血液の循環が滞った部分をこのまま放置しているなら、いずれ全体を腐らすだろう。
人体を支える足や腰を暖めることによって、次第に熱が背筋を伝って、上へ上へとのぼり体全体を暖めていく。そしてそれは非常に効率よく持続する。
それが実践できないとするのは、そもそも、既存の経済政策、システムの概念自体が破綻しているからである。とどのつまり全体にとってそれらはまったく無価値なものといえるのである。
血液の当たり前の循環こそが、健全な状態の維持・持続を生むために必要大事であるのであって、その根本を無視した政財界の横暴、職権乱用は社会全体に多大なる悪影響を与えるものと見ることができるだろう。
社会基盤を作るうえでもっとも当たり前に人々に必要とされるはずのシステムが丸々抜けているのである。
自然の摂理はわれわれに嘘を言わない。まずは嘯くのをやめ、自分の抱える本当の痛みにしっかりと向き合うことだ。でなければ永遠に何ひとつ安堵に満たされることはない。
われわれはわれわれの抱える何かを変えるためにここにいるのである。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
http://news.livedoor.com/article/detail/12312548/
JR北海道の「悲鳴」を聞き流す北海道庁の「非常識」
2016年11月21日 14時45分 デイリー新潮
JR北海道が発表した「単独維持困難」路線のひとつ、宗谷線(名寄―稚内)
過去最悪の175億円の赤字決算になる見通しのJR北海道は、11月18日、「単独では維持困難な路線」として10路線13区間のリストを公表した。営業距離にして1237.2キロ、同社の全路線の約半分に相当する。
とくに札沼線の北海道医療大学―新十津川間、根室線の富良野―新得間、留萌線の深川―留萌間の3路線3区間は、廃線を前提に沿線自治体と協議する方向で検討中だという。
今年、念願の北海道新幹線開業に漕ぎ着けたばかりのJR北海道に、いま何が起こっているのか――?
『鉄道復権』(新潮選書)などの著書で知られる宇都宮浄人・関西大学教授(交通経済学)に話を聞いた。
■JR北海道が赤字なのは“当たり前”
「まず指摘しておきたいのは、JR北海道が赤字経営になるのは“当たり前”ということです。人口密度の高い大都市圏以外で、そもそも鉄道事業者に、線路・駅・信号設備などインフラの維持コストを含めて黒字で経営しろという発想に無理があるのです。もしバス会社に道路整備や信号機の費用を負担させたら、経営は成り立たない。なぜ鉄道事業者は全てのコストを背負わなければならないのでしょうか?」
「海外では、線路などのインフラ部分は公的資金で賄い、鉄道事業者は運行サービスに集中する〈上下分離方式〉が、今や“常識”です。日本は高度成長と都市部への極端な人口集中によって例外的・一時的に鉄道事業者の黒字経営が実現しましたが、生産年齢人口が減り始めた低成長の時代にそれを求めるのは、もはや“非常識”となっているのです」
■「鉄道放棄」が「地方消滅」を招く
「鉄道の存否が地域の経済活動や住民生活に与える影響の大きさを踏まえれば、JR北海道のリスト公表を受けて高橋はるみ・北海道知事が出したコメントは、あまりに当事者意識を欠くものに感じます」
(高橋はるみ・北海道知事のコメント)
JR北海道においては、徹底した管理コストの削減など最大限の自助努力を進めつつ、全道の交通ネットワークを形成する公共交通機関としての役割を十分認識し、道や関係自治体などへの丁ねいな説明とともに、信頼関係を大切に拙速な対応を行うことのないよう強く求めます。
※コメント全文
http://www.pref.hokkaido.lg.jp/ss/tkk/hodo/komento/h28/281118gkomento.htm
「コメントにある通り、『公共交通機関の役割を十分認識』するなら、JR北海道に責任を丸投げするのではなく、道庁が率先して北海道の交通のあり方を考え、世界の“常識”である〈上下分離方式〉で鉄道の土台を支えることを検討すべきでしょう」
「地域の〈鉄道放棄〉が現実のものとなれば、車を運転できない子供や老人など交通弱者が住みにくくなる。それは中長期的に見れば、その地域の人口減少を招き、〈地方消滅〉が現実となる。その先にあるのは日本の国力衰退です」
「鉄道が苦境にあるのは、一部の大都市中心部を除いて、全国どこも同じです。これを機会に、日本でも鉄道インフラを一般道路と同じように国や自治体で支える仕組みを作り出してほしいと思います」
宇都宮浄人(うつのみや・きよひと)
1960年兵庫県生まれ。京都大学経済学部卒業。1984年に日本銀行に入行。2011年に関西大学経済学部教授に就任。著書に『鉄道復権』(新潮選書、第38回交通図書賞受賞)、『路面電車ルネッサンス』(新潮新書、第29回交通図書受賞)、『地域再生の戦略: 「交通まちづくり」というアプローチ 』(ちくま新書、第41回交通図書賞受賞)など。
デイリー新潮編集部
検索結果
JR北海道が大赤字でも潰れない理由は国民の税金だった事が判明し批判 ...
nenene-news.com › JR北海道
2016/05/10 - JR北海道は札幌近郊区間のみの路線の会社と成り、他のJRも赤字路線の大量切捨てを実施し、東日本大震災に今回の熊本の震災で被災した路線など100%廃線。その影響は私鉄にも及び。日本から地方の鉄道は消滅すると思います。
JR北海道、赤字300億でも倒産しないカラクリとは - ハフィントンポスト
www.huffingtonpost.jp/2013/09/24/jr-hokkaido_n_3985142.html
2013/09/25 - JR北海道の相次ぐ列車事故の問題は、技術的側面と経営体質という全体的な問題が相互に絡み合っている。赤字額は300億円を超え、毎期大量の赤字を垂れ流しているJR北海道。それでも倒産しない理由は何か。
北海道旅客鉄道 - chakuwiki
https://wiki.chakuriki.net/index.php/北海道旅客鉄道
2016/09/18 - もういっそJR東日本と合併して、「札幌支社」になろうよ〜そうすれば首都圏近郊路線の莫大な収益で北海道の赤字は救済できるでしょ? 2014年、快速エアポートの自由席にオールロングシート車が投入されるようになってからは、ますます ...
JR北海道、赤字を出す不採算路線を廃止できない深刻な裏事情 - ビジネス+IT
www.sbbit.jp › 業種・規模別 › 運輸業・郵便業
2015/11/19 - JR北海道の2015年第2四半期決算が発表された。営業利益は105億円の赤字となったが、加えて浮き彫りとなったのが、不採算路線の驚くべき収益構造だ。2016年3月26日に開業する北海道新幹線についても不安材料がある中で、JR ...
JR大赤字線は100円稼ぐのに800円も掛かる | 鉄道ビジネス | 東洋経済 ...
toyokeizai.net › 鉄道最前線 › 鉄道ビジネス
2016/06/03 - 結局、鉄道臨時増刊号では自社で詳細なデータを公表したJR北海道、JR東日本両社の2014(平成26)年度の営業 ... 営業係数」は、100円の営業収入を得るためにかかる費用を示す数値。100未満なら黒字、100を超えていれば赤字となる。
JR北海道の赤字を何とかするためには、赤字路線を徹底的に廃止し ...
neoblog.itniti.net › 現代社会へ思うこと › その他
2016/07/18 - しかし、JR北海道の経営は相変わらず苦しいままのようです。鉄道路線を維持するためとはいえ、いつまでも赤字を垂れ流すわけにも行きません。JR北海道の赤字を何とかするためには、赤字路線を徹底廃止し、どうしても維持したい(しなけれ ...
JR北海道旅客鉄道 - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/北海道旅客鉄道
北海道旅客鉄道株式会社(ほっかいどうりょかくてつどう、英称:Hokkaido Railway Company) は、1987年4月1日に日本国有鉄道(国鉄)から鉄道事業を .... その影響もあり、JR北海道での2015年(平成27年)決算においても4期ぶりの経常赤字としており、連結赤字が58億円も悪化した。 更に2016年度は発足後30年を経過しており、札幌圏内 ...
JR北海道とJR四国とでは経営状態が悪いのはどちらでしょうか?ま ...
detail.chiebukuro.yahoo.co.jp › ... › 交通、地図 › 鉄道、列車、駅
2013/08/24 - 大差はないですが、どちらかといえばJR四国でしょうね。 参考までに両社の経営状況は以下の通りです(あくまで私見です)。 【JR北海道】 ・北海道は札幌への一極集中が見られ、他の地域では過疎化が著しく進んでいる。そのため赤字路線が ...
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
▲上へ ★阿修羅♪ > 雑談・Story41掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。