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今振り返ってみて、私たちが経験してきた戦後の時代の「新しい生活」とはなんだったのでしょうか?
そこでわれわれは何をしてきたのでしょうか?
ここにいまある『人間』の社会とはいったい何でしょうか?
何のためにわれわれ人間とは存在し、『人間』として何を自覚しているのでしょうか。
あなた方が今演じている「自己」、または人間としての役割とは、
いったい全体、どんなものでしょうか?
半世紀をはるか超える以前に、「終戦」を迎えたわれわれの祖先のなかで、
間違いなく『新しい幕開け』を切れたと思った人はいったいどれくらいいたのでしょうか。
終戦。
ひとまずそのことで何らかの区切りがついたのだとしても、
それまでのわれわれ人間が抱えていた『問題』、
そして、そこに突入していったわれわれのあり方とは、
何かそこで”終着”をみせたのでしょうか?
そう考えるとけして他人事とは思えないのは中東イスラム圏に対する問題です。
そこに同様の思いをもって目を向ければ、少なくとも理解できるものがあるはずでしょう。
彼らとてわれわれと同じです。
イラク侵略戦争で無残に家族を”誤爆”によって失い、”そこに残された人々”は、
その後、どのように自分たちの問題を決着させようとしているのでしょうか。
過ぎれば終わったことでしょうか?
そこに至らしめた問題とはなんら片付いていないはずです。
彼らもまた、人間としての一面にある、”横暴な知性”の「犠牲者」です。
一握りの「偉ぶるもの」がいて、彼らは自分たちの力をかざし、可能性を踏みにじる。
そして、人々が「本当の知恵」を持ち、つながることを恐れている。
だから、その「妨害」をしているのではないのですか?
そこでは、「自分たちだけが正しい」からです。
それを人々に教えなくてはならないとしている。
親なり権力者なり、みな同じ性質を持っています。
そこではいったい何を教えているのでしょうか!
なんと馬鹿げたことでしょうか!
差別のまなざしでそこに君臨しつづけようとする者がいる。
だから人としての自分の本質がいつまでも掴めない!
肉体も感情も、精神も魂も、みなばらばらに互いを嫌悪し、
ひとつのくだらぬ人間的『おごり』の中にまとまりをみせていない!
そこでは、一番上にたとうとする意識だけが自分だと正しいのだと、
その力をただ見せようとしつづけている!
そんなことでは、人間はいつまでたっても成長しない。
草や木や花はそんなことはしない。
けれども自然と一体となって、われわれの住む全体の環境を維持し続けている。
人間は、比較することを誤った使い方しか学んでいない。
比較して、自分たちができることが多いのだとして、
それで「優れているのだ」と思い込みたがっているだけ。
そして結局何も教わることもできず、まともなことを何ひとつできていない。
そこでは、「誰もできない」「自分以外みな間違っている」
「愚かだ」と人をののしることしかできていない。
つまりなんら万人を分け隔て救えるはずの、当たり前の知恵を持てていない!
そうした彼らは自らの驕りの上に、人に教えを請うということをしない。
何よりも誰よりも知恵あるものを「恐れ」、そして自分をも捨てている。
「自分たちが必要だとするもの」を「自分たちが作るのは当たり前のこと」です。
間違っても、「自分たちが社会を必要とする」から「社会に従属すべき」であるのではなく、
あなたがたが本当に必要としているのは、
「自分たちが必要とする社会」を自分たちでつくれるのだ、という、
その「当たり前の力」だけであるはずです。
「できること」を「できない」といい続けて、「できないこと」にしつづける。
そんな馬鹿げたことは聞いたことがない!
そしてそれは、本当に人間としては無益で無価値でくだらぬ考えであるということ。
いつからその力を捨ててしまったのか、考えてみてください。
あなた方もまた、その犠牲の上に、
ただ”居座り続けているだけ”になっているのではありませんか?
それらの”妨害”に「敵対するのがやめられない」とするのは、
あなた方自ら、その本当の知恵や力を”自分に持たせること”を「妨害している」のと同じことです。
それは、自分たちの力を認めていないことも同然なのです。
ですから、『敵対するもの』常に心が捉われて、同じレベルの仲間となり、
そこで望みもせぬ役柄を演じることにしかなっていないのです。
自分たちに必要なものを自分たちで作るのは当然のことです。
「ここから先は自分たちは関われない。」
いいですか? 「そんな場所はどこにもありません」
妨害には、敵対するのではなく、そこに無駄な力を投入せず、
自分が望ましいと考える「自分を持つ」ことに専念してください。
「できない自分たち」を自らの思い込みによって作りあげるのをやめてください。
そのようにあなた方はある特定の『人間』を演じているのです。
当たり前にやれるはずのことすら「できない」とした限界を
自ら、自分たちで作っていることの馬鹿馬鹿しさにさえ気づけないでいるのです。
「本当の自分」とのつながりを取り戻したければ、
いますぐ、自分たちの必要な社会を自らの手で築くための議論を始めてください。
『人間とするもの』にはその当たり前の権利、そして責任ある役割があります。
くだらぬ論争などいりません。それは何一つ物事を変えません。
この国を、この国の人間というものを本質から変えてみる気はありますか?
あなた方にはその気持ちがあるのかどうなのか。
はっきりとした「自分」をもってください。
自分たちに必要なものを作るのに、戦いの場は必要ありません。
人とは、真剣さ、そして誠実さ、そしてその場所を楽しむ『遊び心』だけが必要です。
アーリエル
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