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News Up 悪質な“包茎手術”に注意![NHK]
6月24日 18時34分
不安をあおられて高額な包茎手術を受けさせられたといった相談が、全国の消費生活センターにこの5年間で1000件余り寄せられていていることが分かりました。被害を言い出せない人は相当な数に上るとみられ、国民生活センターは注意を呼びかけています。
5年で相談1000件・高額な契約迫られるケースも
国民生活センターによりますと、全国の消費生活センターに寄せられた包茎手術を巡る相談は、ことし3月までの5年間で1092件に上っています。
相談を寄せた人のおよそ60%は20代の男性で、相談内容は、「性器の状態がひどい」、「安い手術では仕上がりがよくない」などと不安をあおられ、インターネット上の広告などでは5万円から10万円となっていたのに、50万円から150万円ほどの高額な契約を迫られたというケースが多く、中には200万円を支払った男性もいるということです。
“え死”や“排尿障害”も
手術を受けたあと痛みや出血が続いたり排尿などの機能に障害が残ったりしたという相談もあり、痛みが引かないため別の病院を受診すると「縫い方がいい加減でえ死している」と言われたというケースもあったということです。
特に、医療機関を受診したその日のうちに手術を受けてトラブルになるケースが多く、患者に対して手術の内容や効果、リスクなどを十分に説明していなかったり、状態によっては保険が適用できる手術の方法もあるのに説明していないとみられるケースも目立つということです。
ネットの反応は
今回のニュース、ネット上でも高い関心を集め、さまざまな反応がありました。
「手術して大量出血とか、え死とか、怖い」「恐ろしい」「見出し見ただけで痛い」といった声のほか、「高額を取られたうえにえ死とか、かわいそうすぎる」「男のコンプレックスを利用した悪質な詐欺で許せない」など怒りや同情の声、さらに「リスク背負って手術までする必要があるのか」といった疑問の声もありました。
また「病院をよく選ぼう」「即日手術は避けるべき」「悪質なサイトもある。
ネットの情報にはくれぐれも注意を」など注意を呼びかける書き込みも見られます。
社会部デスク『20年前からあった』
国民センターが今回初めて発表した包茎手術の問題ですが、実は、こうしたトラブルや苦情についての相談は20年前からありました。
社会部の伊藤竜也デスクは、19年前、仮性包茎の手術を受けた当時35歳の会社員の男性を取材しました。当時の取材資料をもとに、話を聞きました。
Q。どんなケースでしたか?。
A。伊藤デスク
「男性は誰にも相談せず悩んでいました。ある日、無料カウンセリングを受けるため雑誌の広告で知った東京都内のクリニックを訪ねましたが、医師からその日のうちに手術するよう勧められ、了承して手術を受けました。
手術代は事前に20万円と聞いていましたが、実際に請求されたのは、その10倍近い188万円余り。持ち合わせがある訳がなく、男性が払えないというとローンを組まされたといいます」。
Q。男性はなぜ高額な請求になったのですか?。
A。伊藤デスク
「男性は手術の際『強化する』という名目で『1単位6万円のコラーゲンを30単位注入する』と言われたといいます。1つ6万円のコラーゲンが30ですから、これだけで180万円になりました。私が別の医師に取材したところ、このコラーゲンとはタンパク質で、注入しても体内に吸収されてしまうため長期的な効果はほとんどなく、手術にも不必要ということでした。また、この医師は一度に30単位ものコラーゲンを注入することは不可能ではないかとも話していました」
Q。男性はその後、どうしましたか?。
A。伊藤デスク
「高額のローンを抱えることになった男性は消費生活センターを通じて弁護士に相談、内容証明郵便を送ったところ、すぐにクリニックから支払った診療報酬が返還されてローンも解約できたということでした。男性は私の取材に対して『知識がなかったので判断できず言われるがままだった。自分の弱みであり恥ずかしさもあったので、その場では断れなかった』と話していました」
Q。20年前にもあった問題が今でもなぜ?
A。伊藤デスク
「仮性包茎の手術は、ほとんどが保険の適用外です。このため、手術代は高くなります。こうした問題は、手術を受けた側が不平や不満を感じても他人に相談することをためらうことが多いとみられます。個人の触れられたくない部分でもあり、当時は大手メディアも積極的には取り上げませんでした。ただ最近は、インターネットのサイトで気軽に相談したり知識を得たりすることができるようになったため、消費生活センターへの相談が増えているのではないでしょうか。取材した医師は『仮性包茎であっても清潔に保っていればなんら気にやむことはない。学校などの性教育で、異常でないことをきちんを伝える必要がある』と話していました」
相談できない被害者が多数か
国民生活センターによりますと、悩みにつけ込まれ恥ずかしさなどから相談できない被害者はかなりの数に上るとみられています。
このため国民生活センターは、美容医師で作る団体に対して手術の効果やリスクなどを丁寧に説明し、不安をあおって手術を急がせることは慎むよう要望するとともに、厚生労働省に対しても、医療機関への指導を求めました。
また、手術を希望する人に対しても事前に必要性やリスクを冷静に考えるよう呼びかけています。
国民生活センターの坂東俊秀課長補佐は「女性の美容医療の相談が昨年度、500件ほど減少したのに対して、包茎手術に関する相談は減っていない。
トラブルが起きている実態や手術に関する正確な知識が広まっていないことが背景にあるのだと思う。手術によっては保険が適用され一般の病院の泌尿器科で受けられるものもある。万一トラブルになった場合は1人で悩まずに相談してほしい」と話しています。
また、今月26日には弁護士による無料の電話相談会が開かれます。電話番号は03−6869−8452で、午前10時から午後3時まで受け付けるということです。被害の実態を把握したうえで再発防止に向けた活動に取り組んでいきたいとしています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160624/k10010570501000.html?utm_int=all_side_ranking-social_004
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