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人の意識は"魚"の進化時点では既に存在していた―これは何を意味するのか。
(13のウロコを持つ魚の壁画:ドゴン、ペルー、エジプト)
で検索すれば面白い世界が垣間見れる事と思います。
「始まりに向かって」と云うブログが目にとまりましたので、
(キーワードとなる語群の中から一部抜き出して掲載)
転用ここから
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今日は、前々回にご紹介しましたアフリカ・ドゴン族に関する研究書、ロバート・テンプル著「知の起源」が発刊された後に、マリー・ホープによって書かれたシリウス研究書である「シリウス・コネクション」という本を紹介します。
彼女はエジプトの知の起源に焦点を絞って話を進めます。
その中にテンプルの書に詳述されていたドゴン族の研究の傍証となる部分がありましたので、そこを載せたいと思います。
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本書執筆中に、私は幸運にもエジプト古来の宗教に帰依するエジプト人神官の知遇を得た。
現在のエジプトがイスラム教を国教とし、いわゆる異教にはきわめて不寛容であるため、彼らは隠れ信者であることを余議なくされており、ここでその本名を明かすことはできない。
しかし私のシリウスに関する情報の提供依頼に対して、次のような丁寧な書状が送られてきた。
・・・・・
「偉大なる家」のセクメト・メンチュ神官長の名において、1万450年、ペトレの季節、第一週の10日に、神官長の命により、タフティ(トト)の神殿の神官ならびに「偉大なる家」の占星術師、数学者サウ・タフティの執務室を経由して、イギリス帝国の住民マリー・ホープあてに書かれた手紙。
おたずねの星に関して。
その星系のまたの名はアウセト(イシス)の星あるいはセブ・エム・アウセト。
アモン神の角族の秘儀において承認。
我々の間では「新しい日(あるいは年)と言われ、聖アウセト(イシス)が今より1万450年より少し前に「偉大なる家の蓮の玉座」に昇った記念の星。
また天地創造の山、エジプト・シナイ山での五柱の偉大な神々の誕生の記念の星。
この五柱の神とはオシリス、イシス、セト、ネフティス、ホルス。
密かに知られるところでは、神々は宇宙の「その場所」からアモン神の角族である我々と我々の従兄弟ツツィのもとに来たとされる。
ツツィの人々はアモン神の角族を次のように言う。
「その口から出た音によって、石の山の上に足跡を残したメ輝く顔をした人々モの一族。
メ輝く顔をした人々モは、北に完全なメ山モを作り、その声が神の尊厳を讃えた人々。
ツツィの素晴らしい地を離れて東に移動し、やがて東の地の蛮人(アラブ人)に滅ぼされた人々。
アモン神の角族は火の指で岩の山に文字を書き、翼なしで空を飛び、想念で川の流れを変え、我々ツツィと従兄弟のドゴンに始源の知識と大いなる魔術を授けてくれた。
彼らが去って行った時、我々は悲しんだ。
ある者は海の近くの山の土地へ、ある者は天の場所に戻った。
その天の場所では、この地上での彼らの、そして我々の種族がそうしたように、彼らの世界の霊的歴史が数学によって残される。
それについては従兄弟ドゴンがよりよく知っている。
我々はメ動かす言葉「ヘカウ」モに通暁し、ドゴンは始源の事柄によく通じていたからである。
我々の肌は違うが、我々は同じ人種だ。
なぜなら祖先の土地でメ輝く人々モと結婚し、共に住んだから。
また彼らは「聖なる地で邪悪の名をほしいままにするがやがてはメ輝く人々モに屈伏する野蛮な者たちの到来」を予言し、
そして「メ輝く人々モはまだ隠れているが再び我々と一緒になり、新しい時代を来たらせる」と予言したからである。
以上。
・・・・・・
日付「1万450年」はもちろんシリウス暦によるものである。
西暦に直せば、紀元前8000年ごろ、かに座の時代に地球になにか大事変が起こったことが推測できる。
驚いたことにこれと全く同じ信仰がドゴン族にあるのだ。
「シリウスからの訪問者(ノンモ)はいつに日か戻ってくる。
一つの星が空に現れる。
それが「ノンモ」の復活の約束の印だ」
とドゴンは言うのである。
かの神官長とテンプルは全く接点がないようだが、手紙の内容はテンプルの仮説を裏付けていると考えられる。
テンプルがもし「ツツィ」のことを知っていれば、より確実な結論が出せたかもしれない。
(マリー・ホープ著・荒俣宏訳「シリウスコネクション」より要約)
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「エジプトの神官」なる人がどのような出自をもつ人なのか、わたしには分かりませんが、アフリカの一部にはシリウス信仰があるということと、かつてアフリカの一部族が異形の人々と交わった記憶を持つということの傍証にはなると思います。
「誰かがやってきて、そして去り、またやってくると約束をした」、という伝承があるということだけは確かだと言えると思います。
ここでもまた、ホピ族の予言が思い出されます。
おそらく、これらの記憶は、世界中にちらばっているのでしょう。
青い星に関するホピ族の予言を以下に載せます。
わたし達は誰と、何を、約束したのでしょう?
そしてなぜわたし達は何もかもを忘れてしまったのでしょう?
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時は迫っている。
サクアソフー〔=ホピ語で青い星〕のカチナ(仮面)が広場で踊る時がくる。
彼は、今はまだ目に見えない遠くの青い星を象徴している 。
その星はもうすぐ現れる。
(フランク・ウォーターズ著「宇宙からの聖書」より)
*****
引き続き、アフリカ・マリ共和国のドゴン族が伝えるシリウス星をめぐる伝承についてロバート・テンプルの「知の起源」から紹介します。
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「ノンモ」(=シリウス人)という名称は、シリウス星系から来た水陸両棲体のメ個々人モを指す場合に用いられ、集団としての「ノンモ」については、「世界の監督者」、「人類の父」、「魂の守護者」、「雨の授与者」と呼ばれた。
実に多数のノンモが地球を訪れたというが、もちろんシリウス星系に住むすべてのノンモが地球に来た訳ではないであろう。
「ノンモ・ディエはアンマとともに天界に残った」と言われ、地球を来訪したノンモとシリウス星系に残った「ノンモ・ディエ」は明確に区別されているのである。
「ノンモ・ディエ」は地球上の生物の魂を守護するものであり、虹となって自らを具現させるという。
虹のことをドゴン族は「ノンモの道」と呼んでいる。
地球に降り立ったノンモは3つのグループに分類される。
第一のグループは、「ノンモ・ディエの使者であり、偉大な業績を果たした」とされる。
地球文明を創造したのはこの一団であるようだ。
第二のグループは「池のノンモ」と呼ばれる一団で
「彼らは世界の浄化と再編のために犠牲となる。
しかし人間となって甦り、人間の祖先と共に箱舟で地球に降下する。
そして、元の姿に戻り、水底より地を支配して、子孫を増やす」
のだという。
これも同じく地球を来訪したノンモであるが、人間に混じって支配を行った一団であるようだ。
第三のグループは、「オゴ」と呼ばれる一団で、手に負えない厄介者の集団とされる。
彼らは完成を間近に控えたとき、作り手の意思に背き、世界に混乱をもたらした。
最後に彼らは堕落を表す青いきつねとなったという。
この集団の負のイメージは、古代エジプトのセト神と重なり合う部分が多い。
「ノンモ」と言う言葉自体は、ドゴン語のメNOMOモから派生したもので、「他者に何かを飲ませる」という意味を表す。
これに関連して、ドゴン族の伝承は次のように伝えている。
「ノンモは自らの体を切り分けて、人間に食べ物として与えた。
宇宙がノンモの体を飲んだように、ノンモは人間に飲ませたのである。
またノンモは人間に自らの生命原理を与えた。」
さらにノンモは「キレナの木」で磔刑に処せられたという。
この一連の伝承からは原始キリスト教の痕跡(原形?)も読み取れる。
ドゴン族の伝承によれば、「かつてシリウスBとシリウスAは現在の太陽の位置にあったという。
この伝承こそ、ドゴン族があがめるアンマ(創造主)の故郷がシリウス星系であることを示す証拠となるものである。
すなわちこれはアンマの視点による伝承であり、自分たちの太陽であるシリウスAとシリウスBの星系を後にして、私たちの太陽系にやってきたということなのである。
さらにノンモはイルカのような姿をしていたという。
おそらく水中でも長時間にわたって息を保つことができただろうし、イルカのように口以外にも呼吸用の噴気孔を持っていたのだろう。
ドゴン族の伝承によれば「ノンモは鎖骨で呼吸をしていた」というが、これは噴気孔を表しているものと思われる。
シリウス星系には高度な文明を誇るシリウス人が存在し、今から7000年以上前に地球を訪問し、地球文明の基礎を創造した。
古代の人々は、地球を訪問し、文明を創造したシリウス人を神と見なした。
やがてシリウス人は去って行ったが、その事実は古代の人々によって記録され、伝承として様々な神話的脚色をほどこされて、現代へと継承された。
私たちはようやくその現代へと継承された伝承を読み解き、シリウスの謎を解明することができるのである。
(ロバート・テンプル著「知の起源」より要約)
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ドゴン族は、地球にやってきたシリウス人(ノンモ)を3つのグループに分けていますが、2番目のタイプのノンモ、、自らを犠牲にして死んだり、よみがえったり、船にのって人類を救いに来たりするノンモは、著者も書いているように、キリスト教の物語とよく似ているように思われます。
ドゴン族の描いたノンモの絵を見ると、立った魚の姿をしており、ノンモの復活する日は「魚の日」と呼ばれるということですが、キリスト教も、成立当時は魚のマークをシンボルにしていたようです。
またドゴン族は目に見えない白色矮星シリウスBを「ポ・トロ」と呼んでいます。(ディジタリアは学名)
「ポ」とは彼らの育てている穀物の中で最も小さな粒の種の名前のようです。
彼らはこの穀物を万物の根源と考えており、彼らにとって世界の根源であるシリウスBにもその名をつけて、その微小さと価値の重さを現しています。
このメ最も小さい種モという言葉は、キリスト教の「からし種」の説話を思い起こさせます。
キリスト教においても最も小さいものに最も根源的な価値があるという考えがありますが、当時広まっていた思想の中から選び出されて、キリスト教に取り入れられたのかもしれないと思います。
またこれらのメ種モの考え方は、ホピ族が未来について語った言葉を思い起こさせるように思います。
以下にホピの言葉を載せてみます。
人類はかつて何を見たのでしょうか?
そして、これから何を見るというのでしょうか?
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未来の第5の世界への(人々の)出現はもう始まっている。
小国家、小部族、少数民族の謙虚な人々によって、それは行われつつある。
あなたがたは、地球そのものにこれを読み取ることができる。
前の世界にあった植物が、種として発芽し始めているのだ。
それを読み取れるほどの目があれば、新しい植物学を開けるだろう。
同じ種類の種子は天の星ぼしにも植えられている。
同じ種子が我われの心の中に植えられようとしている。
このすべては一つであり、あなた方がそれをどう見極めるかにかかっている。
これが次の第五の世界への出現をつくるのだ。
(フランク・ウォーターズ著「宇宙からの聖書」より)
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Wikiイクトゥス「キリスト教の魚のシンボル」より
イクトゥス、イクトス、イクソス、(ichthys ichtus、ギリシャ語: ΙΧΘΥΣ) は、弧をなす2本の線を交差させて魚を横から見た形に描いたシンボルである。初期のキリスト教徒が隠れシンボルとして用いた。
今日ではジーザス・フィッシュ(Jesus Fish)やクリスチャン・フィッシュ(Christian Fish)とも呼ばれている。
彼はアフリカ・マリ共和国のドゴン族に伝わる古来の伝承の中に、信じられないような天文学的な知識があることに驚嘆し、なぜ、どのようにして、そのような知識が得られたのかを調べました。
彼はドゴン族は古代エジプト文明、また時を同じくして栄えたシュメール文明の伝統を受け継いだものと推定しました。
そしてシュメール文明の資料とエジプト文明の資料を並べて、ドゴン族が今現している事柄は、大変古い人類の出現の時期の記憶を伝承している可能性があると述べています。
現代の文化の常識に抵触する物語であり、一度には紹介できませんが、続きの部分を少し紹介してみます。
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バビロニアの神官べロッソスは、神殿に保管されていた楔形文字の文書を利用して、自国の歴史を編纂した。
この大著「バビロニア史」において、ベロッソスはバビロニア文明の起源について記述している。
それによれば、バビロニア文明は外部から訪れた水陸両棲体の一団によってもたらされた。
この水陸両棲体の一団は「オアンネス」と呼ばれる。
のちの伝承において「オアンネス」は「ダゴン」と呼ばれるようになり、聖書にもペリシテ人の崇拝する魚神として登場している。
「ダゴン」は魚神であるが、農耕をつかさどる神として信仰を集めていた。
歴史家アポロドトスが保存していた「ペロッソス」の断章には「魚と人間の合体した姿のオダゴンが海から現れた」という記述がある。
ペロッソスの記述によれば、オアンネスは次のような姿をしていたという。
「その動物は全体として魚と似ている。
魚の頭の下に、もう一つ人間に似た頭があり、また、魚の尾の他に人間に似た足ももっている。
声や言葉も明確で、かつ人間のようでもある。
この動物の姿については、今日に至るまで正確に伝承されている。
この動物は太陽が沈むと海に戻り、海の底で夜を過ごすのが習慣だった。
つまり水陸両棲だったのである。」
バビロニア人はオアンネスを崇拝し、巨大な神像を建立する一方で、文明を与えてくれた恩人のことを「気味が悪く嫌悪すべきもの」と呼んでいたのだ。
この記述からは必ずしも明らかではないが、水陸両棲体オアンネスは表皮がぬるぬるし地面を這いずりまわる生物であったにちがいない。
だからこそ、気味の悪いものあるいは嫌悪すべきものと呼ばれたのであろう。
ブルタルコスの記述によれば、大神ゼウスは両足が癒着したまま成長したため、歩くことができなかったという。
ゼウスも水陸両棲だったのだろうか。
バビロニアの伝承と同じく、ドゴン族も水陸両棲体が地球文明の創始者であると伝えている。
この水陸両棲体は「ノンモ」と呼ばれる。
「ノンモの玉座は水底にあった」と伝えられるように、基本的には水の中でしか生活できない。
ノンモの一団を地球に派遣したのは、宇宙の最高神「アンマ」であるという。
この「アンマ」という言葉は、古代エジプトの神アモンから転訛したものと思われる。
ノンモの一団は箱舟で天界より来臨し、箱舟を旋回させながら着陸したという。
着陸地点は彼らの住居地から北東ということで、現在のエジプトないし中東近辺を指していると考えられる。
箱舟は乾いた土地に降下し、旋風を巻き起こして土煙をあげたとされる。
着陸の衝撃により、地面は凸凹になった。
そして方舟は地面を横滑りしたという。
また方舟が着陸するとき、ノンモの声が四方に飛んだとも伝えられる。
おそらく方舟は大音響をたてながら、現代の飛行機の様に地面を滑走して着陸したのだろう。
箱舟が降りてくるとき、空間は四つの角をもった。
箱舟が着陸したとき、空間は四つの辺をもった、と伝えられている。
箱舟は「十番目の月の星」と呼ばれた。
ノンモは箱舟と共に帰ってしまったが、ふたたび地球の戻ってくるという。
ドゴン族が待望する「ノンモの復活」である。
これについては次のような伝承が伝えられている。
「ノンモの復活を現す天のシンボルはイエ・ペル・トロ(=10番目の月の星)である。
この星は容易には見ることができない。
この星がまだ現れていないため、二条で一対をなす十条の光線は円の内部にある。
ノンモの箱舟が降下するとき、これは形をなすだろう。
これは復活したノンモの目のシンボルでもあるからだ。」
この記述からも、ノンモがただの単なる星でないことは明らかである。
ノンモが再び太陽系を訪れ、地球に着陸船を降下させる時になって初めて、10番目の月の星すなわち箱舟=恒星間宇宙船は姿を現すことになるのだろうか。
(ロバート・テンプル著「知の起源・文明はシリウスから来た」より要約)
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アフリカのメ未開民族モが、昨今観測されたばかりのような天文学上の事柄を古くから伝承しているという話を以前聞いたことがありました。
ロバート・テンプルという人の書いた「知の起源・・文明はシリウスから来た」を読んでみましたので、少し紹介してみたいと思います。
前回のインカ帝国のレムリアを通り越して、シリウス星まで行ってしまいましたが、行きつ戻りつ、さまよってみたいと思います。
書名にあるように、メ知の起源モはいまだ明らかにされていないのですから、これも一つの仮説であり得ると思います。
以前何回か紹介したホピ族の伝承と重なる部分もあるように思われ、比較検証してみたいとも思っています。
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ドゴン族に関する調査を開始した私は、フランス人の人類学者マルセル・グリオールとジェルメーヌ・ディテルランとの「スーダンのシリウス星系」と題する論文を発見した。
この論文はシリウス星系について膨大な知識を有するドゴン族についての人類学的報告であったが、当初筆者はその内容を信じることができなかった。
そこには未開の部族が知るべくもない知識が含まれていたからだ。
ドゴン族はシリウスBを天空における最も重要な星と考えていた。
シリウスBを肉眼で見ることはできないが、ドゴン族自身もそれが見えない星であることを認識している。
それではどのようにして彼らはシリウスBの存在を知ったのであろうか。
彼らは「シリウスBは単に見ることができないだけなのだ」という。
下の図はドゴン族の描いたシリウス星系。
ドゴン族にとっては、大きくて明るいシリウスA(主星)よりも、ちっぽけなシリウスBの方が重要であるという。
彼らはシリウスBの軌道を楕円形と考えており、シリウスAはその焦点の一つであるというのである。
おどろくべきことに、ドゴン族の描いた図に示される天体の動きは天体の運動に関するケプラーの法則にあてはまっている。
上の図はシリウスBの描く軌道とシリウスAについて、現代科学による天体運行図とドゴン族の描いた図を並べて掲載したものである。
ドゴン族はシリウスBの公転周期が50年であることも知っていた。
グリオールらはドゴン族の秘儀(=シギ)に言及した箇所について次のように記述している。
「公転周期は2倍、すなわち100年に勘定される。なぜならシギは双子星の原理を表現するために双子を二人一組で召喚する儀式だからだ。」
「天空で最も小さな星が最も重い星である。ディジタリア(と名付けられている)は最も小さく、最も重い星だ。この星はサガラという金属で構成されていて、輝きは鉄よりも 明るく、地球上の生物が力を合わせても持ち上がらないほど重い。」
実際シリウスBは白色矮星であり、地球上には存在しない超高密度の物質で構成されているのである。
彼らは惑星が太陽の周囲を公転していることも知っていた。
ドゴン族は惑星のことをトロ・タナザと呼ぶが、これはなにかの周囲をまわっていることを意味する。
その中心が地球ではないことは、彼らが「太陽の周囲をゆっくりと回りつつ、木星は金星の跡を追う」と表現していることからも分かる。
ドゴン族の居住地近くの洞穴には、祭壇や石組などで、金星の位置を指し示す金星運行表が存在するが、これは金星暦を作成するためのものだ。
彼らは4種の暦を使用しており、うち太陽暦、金星暦、シリウス暦は儀礼用、太陰暦は農耕用である。
「天の川は「星が渦巻く世界」に属する螺旋状の星々であり、地球も「星が渦巻く世界に存在している。
「星が渦巻く世界において、星々の回転軸(=アンマの熊手と呼ばれる)は北極星とつながっている。」
ドゴン族の知識によれば、天の川は太陽系の惑星よりも「遠く離れた星々」である。
宇宙は無限の星々と星が渦巻く世界で構成されているというのだ。
「ビールを醸造する場合と同じく、宇宙の創造においても発酵は重要な過程であった。
生命の発生は発酵に似ている。
創造が行われたとき、多くのものが創造主アンマの内部で発酵した。
アンマは回転し、踊りながら、星が渦巻く世界を創造した。
アンマにより、宇宙は序々に実体化し、星が渦巻く世界が序々に形成されていった。」
創造主アンマによる宇宙の創造と関連して、ドゴン族は宇宙のあらゆる場所に知的生命が存在する可能性を肯定している。
「星々が渦巻く世界には生物が住んでいる。
というのは、万物を創造するにあたり、アンマは世界に形と、動きと、生命を与えたからだ。
我々の星以外にも、生物の住むメ地球モは存在するのだ。
すなわち第4の地球に我々人類が存在し、第3の地球には角を持つ人、第5の地球には尾を持つ人、第6の地球には翼を持つ人が居住している」
というのである。
ドゴン族は恒星や惑星の集合体である星系を表現する上でメ胎盤モという言葉を使っている。
たとえば太陽系は「オゴの胎盤」、シリウス星系は「ノンモの胎盤」と呼ばれている。
胎盤の中における天体の運行は本物の胎盤の血液循環にたとえられ、天体自体は凝固した血液と表現された。
この比喩は他の天体について表現する場合にも用いられている。
たとえば天の川は血の通り道であるし、惑星や衛星は循環する血液と血液中を流れる種子にたとえられている。
また、シリウス星系の地球は「清浄なる地球」、そして、太陽系の地球は「不浄なる地球」と表現されている。
シリウス星系は「魚の国」と呼ばれ、その住人であるノンモ(シリウス人)が地球に降り立った日は「魚の日」とされる。
ドゴン族の伝承によれば、ノンモ(シリウス人)の故郷は「魚の日の清浄なる地球」であり、わたしたちの不浄なる地球ではないという。
わたしたちの地球は「オゴのへその緒が胎盤についていた場所」であり、それゆえに「オゴの最初の降臨」を思い起こさせる場所である。
つまり、地球とはオゴと太陽系とをつなぐ結節点なのだ。
そして(キツネに表象される)オゴとは地球に出現した不完全な知的生物、人類のことなのである。
オゴとは宇宙の吹きだまりに住む私たちのことであった。
オゴは創造された時点で謀反を起こしたため、不完全な状態にとどめられたという。
この伝承は堕天使ルシファーの物語に似ている。
ノンモ(シリウス人)はふたたび帰還するという。
「星」が再び現れた時、それはノンモ復活の標(しるし)となる。
ノンモがはじめて地球に降り立った時、彼らはキツネを粉砕し、キツネの作った地球を将来的に支配することを約束した、とされる。
ノンモはオゴを破壊しつくし、文明の礎を築いた。
未開と文明が混淆する中で、どうやら人類は自らの内なるオゴと闘っていたようである。
(ロバート・テンプル著並木伸一郎訳「知の起源・文明はシリウスから来た」より抜粋 )
wikiマルセル・グリオールより
マルセル・グリオール(Marcel Griaule、1898年5月16日 エジー=シュル=アルマンソン - 1956年2月23日 パリ)は、フランスの民族学者である。ドゴン族の研究で知られる。
ドゴン文化に密着し、とくにコンゴ・サンガ地方(Sangha)のタマネギとピーマン栽培用の潅漑ダムの建設を励ましながら地域の発展に寄与した。
民族誌学に関係して、重要な貢献のひとつは、ドゴンの宇宙発生論が、西洋のいくつかの宇宙発生論とすくなくとも同じくらいには重要であるというデモンストレーションをした。しかし、ドゴン族の宇宙認識における西洋の影響を過小評価しているとひどく非難されることとなる。アフリカの伝統的葬儀を研究した稀少な民族誌学者のひとりである。
1943年から1956年の彼の死まで、パリ大学ソルボンヌの教授(民族学筆頭)をつとめた。『ユニオン・フランセーズ L'Union fran溝ise』誌の顧問でもあった。1940年からは、『ソシエテ・デ・アフリカニスト Soci師? des Africanistes』誌の事務局長をつとめていた。
Wiki白色矮星より
白色矮星(はくしょくわいせい、white dwarf stars)は、恒星が進化の終末期にとりうる形態の一つ。質量は太陽と同程度から数分の1程度と大きいが、直径は地球と同程度かやや大きいくらいに縮小しており、非常に高密度の天体である。シリウスの伴星(シリウスB)やヴァン・マーネン星など、数百個が知られている
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以上掲載ここ迄。
他にも面白そうな内容満載のブログのようですので、
興味が在る方は直接探して見て下さい。
私もきちんと読んだ訳ではないのですが、後半の狐顔の神とはそのままお稲荷さん(ダキニ天)と理解して良いと思います。
確か空海は幼名を「真魚(マナ(マオ?))」としたと記憶しますが、
「魚」とは何か意識を繋ぐ存在性としてのシンボリックな存在との意味合いを強く感じています。
サカナクションも「sakana + action」。
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