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2015年10月21日(水)
中年女子の「下半身脱毛」介護される日に備えて
プレジデント探検隊【19】
PRESIDENT Online スペシャル
著者
女の欲望ラボ代表・山本貴代=文
ごく普通の女子が下半身脱毛をしている
私が代表を務める「女の欲望ラボ」で、20〜40代の会員女子たちに集まってもらい、あれこれインタビューをしていたときのことである。
「20代女子の下半身脱毛(いわゆるVIOの永久脱毛)は、もう常識ですよ。こんなデザインよって見せ合いっこします。私は少し残してタンポポ型にしました。つるっつるの友人は多いです」(26歳・未婚女子)
えええーーーーーーっ、そこでのけぞったのは、私たち40代以上の女子である。
「年下の彼ができたら、お手入れなしだとびっくりされるっていうから、あわてて私も脱毛しました。つるつるは抵抗があったから、ちょっとだけ残してあります。結局年上と結婚しましたけど」(34歳・既婚女子)
どちらもごくごく普通女子の発言である。
「もはや20代女子の多くは、全身脱毛して、ほぼ頭にしか毛が生えていない」という信じがたい真実をつきつけられ、私は戸惑った。だから、20代の娘を持つ上品そうなママ友にも聞いてみた。
「ねえ、へんなこと聞くけれど、お嬢さん、下半身脱毛してたりする?」
「ええ、しているわよ。私には全くわからない世界だけれど、したいっていうから、お金は出したわよ。普通のことみたいね」
3人に聞いたけれど、みーんなそう言った。
そうだったのか。ここまできていたとは、知りませんでした。
どうやら、下半身脱毛問題において、20代と50代には深〜い溝があるようだ。
アメリカ在住の日本人の友人にもしつこく聞いてみた。
「ジムでチラ見すると、みんなきれいに処理しているわよ。お手入れなしは日本人だけ。あれは、みっともないわ」
「でも、温泉とか行くと、みんなおばさんは“そのまんま”じゃない? あれってアメリカ人はびっくりしてるのかしら?」
「信じられない光景よ。びっくりよ」
いやはや、これは、国境を超えた問題にもなりそうである。オリンピック前になんとか解決しなければ。
しかし、とかく人は、自分のまわりの5〜6人だけで流行っていることを「みんなやっている」などと言うものである。うたぐり深い私は、女性の下半身を毎日何十人と診察している婦人科の女医さんにも聞いてみた。
「いつ介護されてもいいように」脱毛
「先生、本当のことを教えてください。日本人の下半身脱毛の比率はどんな具合ですか」
「15年前は、下半身つるつるの患者さんが診察台に乗ると、看護婦さんの間にちょっとしたざわめきが起こりました。けれど、今は普通のこと。誰も驚きませんね。全体の割合だと、年代に関係なく、つるつる10%、全くケアしていない人が10%ですね。あとの80%の女性はしっかりケアしています」(アヴェニューウィメンズクリニック医師・福山千代子さん)
どうやら、なにもしていないほうがマイノリティのようである。しかも、年代無関係ときた。
夏にハイレグビキニを着たい、Tバックをはきたい、若い恋人ができたら恥ずかしい、という若い女子の気持ちはわかる。しかし、先生は「下半身脱毛は、年配の女性に最近人気です」ときっぱり。
「60代後半で、つるっつるの方ももちろんいます」
レーザー脱毛は、その施術が、熱い、冷たい、痛い、と聞く。なぜ、痛い思いまでして、上の層がつるっつるにするのか。なにか理由があるはずだ。
さらに調べたところ、驚愕の事実が浮かび上がった。
つるつるの理由は、ファッションではなく、介護されることを視野に入れての脱毛だったのである。
どういうことか?
「実はね……」という感じで彼女たちが告白してくれたのは、下半身つるつるの目的のひとつは「いつか介護される日のために」というものだ。人生も残りの方が少なくなってきた筆者を含むアラフィフ以上の世代にとって、「いつか介護される自分」はもはや遠い未来の話ではない。
年を重ねると、ボディも古くなる。腸だって古くなるだろう。頑張ってメンテナンスしても、赤ちゃんのようないい香りは発しない。だんだん、筋肉も弱りしまりも悪くなり下へ下へと、ぶよついてくる。そうなれば、いろんな穴から、ムレてあまり好ましくないにおいもしてくるのが人間というものだろう。
つるつるとはいわなくとも、タンポポ程度の毛なら、将来的に介護で若い男性スタッフなどにお世話になるときもキレイにしてもらえそうだし、現時点でも婦人科特有の疾患も早期発見することができるし、生理中の不快感も減る、雑菌や下着によるムレ・においも軽減する、というからいいことばかりだ。
どうせやるなら、痛みに耐えられる今のうちに、また白毛が出てくる前(レーザーは黒い色に反応するようで、白毛の場合は、1本1本毛根を焼かなければならない)に。ということで、いつ脱毛するか? 「今でしょ」となるわけである。下半身永久脱毛を決断する女子は、今後、アラフィフ世代以下にも広まっていくというのが筆者の読みだ。
ついでに、膣のアンチエージングも
そして、上記の脱毛を巡るフィールドワークで知った、衝撃の事実がもうひとつ。
女子は、脱毛だけでは満足できず、膣のアンチエイジングもしているというのである。
年をとるということは、いろんなところが古びてくると前述したが、今まで、忘れ去られていた、「膣メンテ」なるものが、じわじわきていることも、この際ついでにお耳に入れておきたい。
この膣メンテ、2013年イタリア発で欧米のクリニックでは半年待ちとも言われている究極のアンチエイジング法なのだそうだ。「更年期」からくる膣の老化=膣の萎縮を、レーザー治療するというもの。日本には、昨年、「モナリザタッチ」なる専用のマシンが導入されている。
それを体験したセレブ知人(48歳・既婚)は、少し照れくさそうに「とってもいいわよ〜」と言った。
悲しいかな、膣が薄く硬い状態に萎縮するのは、エストロゲンの減少によるもので、これは、誰しも避けて通れない道。萎縮すると「におい」「かゆみ」「痛み」が出てきて、菌も繁殖しやすくなるらしい。
従来、膣の萎縮に対しては、筋肉を調整する飲み薬ぐらいしか対処の方法がなく、しかも効果はさほど期待できない治療法だった。また、ホルモン注射は乳がんリスクも高まり、ちょっと怖い。
その点、このレーザー治療は、治療時間は5分もかからず、膣に温痛点がないので、レーザー照射中・照射後も全く痛くないという。で、膣は、ふくらみと厚みを取り戻すんですって。治療をしてくれるのは、毎日多くの症例を診ている婦人科の女医先生だというから安心だ。
これまた、閉経前後、つまりアラフィフが一番効果が分かりやすいという。脱毛に膣メンテ、目的も変わり、先を見通していろいろと下半身ケアが、忙しくなりそうなお年頃である。
http://president.jp/articles/-/16477
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