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某年某月某日。
あいにくの雨であったが、極東の未開国では、恒例の秋の園遊会が赤坂御苑にて執り行われた。
大王陛下は、著名人をテレビでみるだけではご不満であり、人気者や話題の人にお会いになり、直接、言葉を交わすことを何よりも愉しみにしておられる。
わたしのようなぼんくらは時の人がだれであるか陛下がことばをかけられる相手をみて知ることになる。
今年は宇宙飛行士の山崎直子さんが、夫君に傘をさしかけられながら雨しぶきをものともせず、さわやかな笑顔で陛下の質問に答えていた。
その隣では小太りのおばさんが風船のように五体をふくらませ目を見張って陛下のお姿をみている。
いずれ名のあるお方なのだろうけど、わたしには、ただのおばさんにしか見えなかった。
前の晩からあーでもない、こーでもないと衣装選びに時間をさき、娘には「陛下にお会いするのよ」と誇らしげに語り、
朝から一時間以上もかけて念入りに化粧をしてきたのだろう。
うーむ。ただのおばさん、おじさんではあるのだけど、おそらく郵便受けにはブラックカードのお誘い封書が投函されているような人たちなのだ。
「一本の電話から始まる物語。あなたには、もう一人の秘書がいます。」
ゴールドの上のプラチナの、さらにその上の、ヨットでもジェット機でも買えてしまうカードのお誘い。
(ただのダイレクトメールではない。レンガのように分厚い真っ黒の封書だ)
おいおい、おれにはおまえらのような物語なんかねえし、秘書もいねえよ。つーの。
もっともブラックなら、おれもないこともない。(キャッシング系のブラックだが。(ーー;)...)
でも、園遊会に呼ばれたみなさん方が、すなおにうらやましいな。
わたしも出席したい。一度くらいは日本国の大王陛下をじかにこの目でみてみたいものだ。
憲法でうたうとおり「国民の象徴」なら、無作為抽選で園遊会に一般庶民を呼んでほしいものだ。
でも、大王とちょくせつお会いしたら気が動転してとんでもないことを口走ってしまうかもな。
「へ、陛下、陛下は、あの、一日、何度トイレ、...大のほうにいかれますか?」
「朕は大王です」
「はい」
「大王はウンコなんかいたしません」
「そうでしょうとも。いや、そうです。さすが大王さまです」
こんなやりとりがNHKお昼のニュースで全国の茶の間に流されるかもしれない。
テレビをみていていふと気がついた。たぶん、要するに政治というのは園遊会に集まるような人たちを念頭において、なされているのではないか。
国民庶民大衆のためではない。国民庶民大衆はかれらの繁栄のための材料にすぎない。
もし国民庶民大衆を念頭において政治がなされているのならいまのような、とうてい考えられないような出鱈目はありようがないだろう。
なんの瑕疵も証拠もないのに無理やり架空の犯罪をでっちあげて、小沢一郎という(わたしはあまり好きではないが)一人の政治家を検察、マスコミ、裁判所が強引に刑務所に送ろうとしている。
まともな国で、そんなことは考えられないことだ。
大王の君臨する野蛮国でしかありえないできごとだ。
小泉くんや加藤くん、宅間くんたちは錯乱して無辜の大衆庶民を殺してしまったが、それは重圧ゆえに頭が狂いを生じ、思慮が足りなかったせいだ。
「だれでもいいから殺したかった」というのはうそ。「だれを殺していいかわからなかった」のだろう。
かれらは哲学的すぎた。もっと政治的であればよかったのだ。
ふと空を見上げるとうす雲が流れる天高き美しい秋空。
あそこに少し頭のいかれた連中によって盗まれてきた爆撃機が一機あるとおもしろいなあとおもう。
それが赤坂御苑上空に飛来し、「やあ」と見上げているそこへ、そう、1000ポンド爆弾ほどのものをひとつ、ぽつんと落とす。
園遊会には内閣総理大臣、国務大臣、衆議院議長・参議院議長及び副議長、主な衆議院・参議院議員、最高裁判所長官、判事、その他の認証官など三権各機関の要人、
それに加えて、
都道府県知事・都道府県議会議長、市町村首長・議会議長、各界の著名人・功績者(俳優・メダリスト・勲章受賞者など)とその配偶者約2,000人が招待されている
というから、全員即死すれば未開国の機能が麻痺してしまうが、
ま、しかたなかろうとか。
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