02. 2015年1月17日 07:34:35
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欧州株続伸、スイス株は売り続く 2015年 01月 17日 05:00 JST [パリ 16日 ロイター] - 16日の欧州株式市場は続伸して取引を終えた。欧州中央銀行(ECB)が来週にも追加緩和策を導入するとの期待感が全体の相場を押し上げた。ただ、スイス株は前日に続き売りが集中し下落した。 FTSEユーロファースト300種指数.FTEU3は13.76ポイント(0.99%)高の1407.17で取引を終え た。DJユーロSTOXX50種指数.STOXX50Eは44.88(1.42%)高の3202.24だった。 ドイツのクセトラDAX指数.GDAXIは1.35%上昇の10167.77と、史上最高値を更新した。 一方、スイス国立銀行(中央銀行)が15日、対ユーロでのスイスフランの上昇を撤廃したことを受け、同国の主要株 式指数SMI.SSMIは5.96%低下。前日からの2営業日で14%下落し、一時は2013年12月以来の取引時間 中の安値をつけた。発表を受けスイスフランが急騰したことで、同国の輸出産業に対する懸念が広がった。 スイスの時計大手スウォッチ・グループ(UHR.VX)は7.1%、高級時計ブランド「カルティエ」などを傘下に持つスイ スの持株会社リシュモン(CFR.VX)は6.7%下落した。両社とも生産活動の大半は国内で売上げは主に海外だ。 モルガン・スタンレーのアナリストは「スイス企業は売上げの85%を海外で稼いでおり、大型株銘柄の多くともなれ ば海外収益が90−95%を占める」と分析。 ソシエテ・ジェネラルのストラテジストはスイス企業による減配の動きがあるかもしれないと警告した。 スイス国立銀行の動きを受け、市場ではECBによる追加緩和の導入が間近だとの憶測が広がった。ECBの国債購入 プログラムには、ユーロ圏の株価を力強く下支えすることが期待されている。ドイツ株に加え、フランスのCAC40 指数.FCHIは1.31%、イタリアの主要株価FTSE・MIB指数.FTMIBも2.18%上昇した。 http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPKBN0KP29L20150116 ドラギ・メルケル両氏が「非公式会合」、ECB理事会前に 2015年 01月 17日 04:36 JST [ベルリン 16日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁が14日、ドイツのメルケル首相と会談したと、同国政府の報道官が16日、ロイターに明らかにした。 ECBが来週の理事会で、量的緩和(QE)に踏み切るとの見方が広がるなか、両者が事前に会った格好だ。 同報道官は、ドラギ総裁がベルリンの首相官邸を訪れたとした上で「定期的に開催している非公式会合の1つだった」と述べた。詳細への言及は避けた。 独シュピーゲル誌は、ドラギ総裁がQEに関して、ECBではなく各国中銀が自国の国債を買い入れるとともに、各国の買い入れ規模を債務残高の25%に制限する案を提案したと報じた。またクノット・オランダ中銀総裁が同案に賛成したとした。 http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPKBN0KP1ZC20150116 ギリシャのユーロ圏離脱は論外=欧州委員長 2015年 01月 17日 02:59 JST [パリ 16日 ロイター] - 欧州委員会のユンケル委員長は16日、ギリシャのユーロ圏離脱は論外との考えを示 した。 同委員長はパリで行った記者会見で、「ギリシャがユーロ圏を離脱することはない。われわれがギリシャをユーロ圏か ら追放することもない」と述べ、ギリシャのユーロ圏離脱は論外との考えを示した。 ギリシャで25日に実施される総選挙では、最新の世論調査でも緊縮財政に反対する野党・急進左派連合(Syriz a、シリザ)が優勢となっており、サマラス首相率いる与党・新民主主義党(ND)は遅れを取っている。 ユンケル委員長は内政には干渉しないとしながらも、前政権が確約したいかなる約束事も守られる必要があるとの考え を示した。
ドイツ10年債利回り過去最低、スイスフラン上限撤廃受け 2015年 01月 17日 04:42 JST [ロンドン 16日 ロイター] - 16日のユーロ圏金融・債券市場では、前日のスイス中銀によるフラン上限撤廃を受け資金が安全資産に流れるなか、独10年債利回りが0.4%を下回り、再び過去最低水準を更新した。フランス、ベルギー、オーストリアなど他の中核国の10年債利回りも過去最低を更新した。 ただ、スイスフラン建て資産に対するエクスポージャーに備えるための予備的な措置としてギリシャの大手行2行が同国の中央銀行に緊急流動性支援を要請したことを受け、ギリシャ国債利回りは急上昇した。 スイス国立銀行(中央銀行)が前日、過去3年にわたり維持してきたスイスフランの対ユーロの上限を廃止したことを受けスイスフランが急騰。株式などの高リスク資産から国債などの安全資産に資金が流れ、最高位の「AAA」に格付けされている独連邦債が大きな恩恵を受けた。 独10年債利回りは一時0.380%まで低下。この他、フランス、ベルギー、オランダ、フィンランド、オーストリアなどの10年債利回りも過去最低を更新した。 一方、スイス10年債CH10YT=TWEB利回りはマイナス0.053%まで低下。先進国のなかで10年債利回りがマイナス圏に落ち込むのはスイスが初めてのケースとなる。 市場関係者は、スイス国債を売って利回りが高い債券を買う動きが出始めていると指摘。コメルツ銀行のアナリスト、マーカス・コッホ氏は、スイス中銀の予想外の決定の影響が波及しているとしている。 欧州中央銀行(ECB)が22日の理事会で国債買い入れ型の本格的な量的緩和の実施を決定するとの観測が高まっていることから、格付けの低いユーロ加盟国の国債利回りも低下。イタリア10年債IT10YT=TWEB利回りが1.65%と最低水準を更新したほか、スペイン10年債ES10YT=TWEBは1.505%に低下した。 ただ、ギリシャ国債利回りは急騰。ギリシャの銀行大手アルファ銀行(ACBr.AT)とユーロバンク(EURBr.AT)がギリシャ中央銀行に緊急流動性支援(ELA)を申請したことを受け、ギリシャ10年債GR10YT=TWEB利回りは9.69%と、50ベーシスポイント(bp)を超えて上昇。3年債GR3YT=TWEB利回りは12%近い水準まで上昇した。 http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPKBN0KP28U20150116 |