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何が起こった? スイスフランの急騰 (闇株新聞)
http://www.asyura2.com/14/hasan92/msg/927.html
投稿者 五月晴郎 日時 2015 年 1 月 16 日 19:06:11: ulZUCBWYQe7Lk
 

http://yamikabu.blog136.fc2.com/blog-entry-1328.html

2015年01月16日

 急遽記事を差し替えたので、やや遅れての更新となります。

 スイス国立銀行(中央銀行)が本日(1月15日)、スイスフランの対ユーロ上昇を避けるための「無制限介入」を撤廃し、同時にスイスフランを保有する金融機関から徴収する手数料を引き上げ、基準政策金利をマイナス0.25%からマイナス0.75%にすると「突然に」発表しました。

 「無制限介入」は2011年から1ユーロ=1.20スイスフランを維持し(つまりスイスフランの上昇を食い止めることにより)スイス国内産業の衰退を守ってきたのですが、それをやめてしまいました。

 また政策金利のマイナス0.75%はECB理事会のある1月22日からの実施となりますが、政策金利の幅が「マイナス0.75%〜プラス0.25%」から「マイナス1.25%〜マイナス0.25%」に引き下げられるので、スイスフランは調達金利までマイナスになることになります。

 ここから1月22日のECB理事会の決定を「読む」と、スイスフランのマイナス金利幅拡大はECBの何らかの追加緩和を示唆していますが、それなら一層のユーロ安・スイスフラン高とも予想されるため「無制限介入」撤廃の影響のほうが「原爆級」であるはずです。

 全く予想していなかった欧州早朝(日本時間夕刻)の為替市場は、まさに「原爆級」の大混乱となりました。

 ニュースが伝えられた日本時間午後7時前に、スイスフランはユーロに対して「無制限介入ポイント」である1ユーロ=1.20スイスフランから、たった数分間で1ユーロ=0.86スイスフランまで3割近い急騰となり、日本時間午後11時半現在は1ユーロ=1.02スイスフランとなっています。

 つまりスイスフランはユーロと「ほぼ等価」となってしまいました。

 スイスフランの対ドル相場は、1ドル=1.02スイスフランがやはり数分間で1ドル=0.715スイスフランまで急騰し、午後11時半現在は1ドル=0.885スイスフランとなっています。

 ただここのところユーロは対ドルで下げ足を速めていたため、現在の1ドル=0.885スイスフランは2014年3月頃の水準と同じです。

 スイスフランの対円は、やはり1スイスフラン=115円から数分間で1スイスフラン=166円をこえ、午後11時半では1スイスフラン=132円となっています。
 
 またスイス国立銀行という大口のユーロの買い手がいなくなったためユーロも対ドルで下落しており、同時刻では1ユーロ=1.163ドルとなっています。

 尚、最近は日本10年国債よりも利回りが低いスイス10年国債利回りは、同時刻に0.16%となっています。

 さて直感的に感じたことは、以下の3つです。

 1つ目は、ドルやユーロに比べれば存在感が小さいものの国際金融市場では決して単なるローカル通貨ではないスイスフランが、まるで昨年末のルーブル(こちらは値下がりだったのですが)のように急劇な変動となったことは、それだけ世界の金融市場に投資(投機)資金が溢れ返っているものの、ちょっとした(ちょっとではなかったかもしれませんが)きっかけでパニックになってしまうことです。

 2つめは、スイスフランでもこのように急変動してしまうのなら、規模の小さい新興国通貨に仮に少しでも問題が起きると、もっとビックリするような変動となり混乱を一層拡大させてしまうことです。

 そして3つめは、「円」などの日本の金融市場も決してその例外ではなく、例えば「円」が瞬時に10%以上も変動することもあり得るということです。それが「円安」なのか「円高」なのかはわかりません。

              (略」)  

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コメント
 
01. 2015年1月17日 18:36:52 : jXbiWWJBCA

【いよいよECB理事会 既に有無の問題ではないのか】

 今週はリスク回避の雰囲気が強まり、円高の動きが優勢となった。ドル円も一時115円台まで下落している。スイス中銀ショックもあったが、ベースは原油の下げ止まりがなかなか確認できないことと、それに伴う米株安といったところだろう。
 米株については、米大手銀の決算が冴えなかったことや、住宅建設や自動車から弱気な見通しが出ていた。住宅建設に関しては、住宅価格が高くなり過ぎて、購買意欲が後退していることが背景にあるようだ。主要産業の住宅、自動車が今ひとつ、そして、石油はお先真っ暗の中で、本当に米経済は堅調に推移するのかと心配にもなる。

 さて、上記のスイス中銀ショックだが、介入で死守していた対ユーロでのスイスフラン上限(ユーロ/スイスで1.20の下限)の撤廃を発表している。以前から憶測ベースでは維持できないとの噂は広まっていたが、その都度、スイス中銀は上限を維持することが最も重要な政策と完全否定していた。その言及に市場も安心しきっていたのだが、突然の「ヤ〜メタ!」の宣言に、市場の動揺も計り知れなかったであろう。
 実際、金融機関のみならず、海外の個人投資家の損失が甚大で、それに伴って各国のFX会社に巨額損失が発生している。英大手FX会社は破綻に追い込まれた。
 これはあくまで推測だが、ユーロ安が進む中で、ユーロ/スイスだけは1.20の下限が確実にサポートされると考え、その付近で買いと売りの両サイドのオーダーを出し、レンジ取引を行っていたのではないのだろうか。ただし、レンジ取引のため大きな値幅は取れない。そこで、レバレッジを上げ、ロットを膨らませて収益を出していたところに、突然、はしごを外され、瞬時に暴落したことから、マージンコールが多発したのだろう。その場合、FX会社から自動的にロスカットオーダーが成り行きで出されるが、瞬間に41%も急落していたことから、かなり低いところでのロスカットになってしまったのだろう。
 業者は赤残(あかざん)と呼ぶが、顧客が、差し入れている証拠金以上の損失が発生した場合、FX会社から顧客に損失分を支払うよう請求することになる。ただし、それがあまりに大きくなると、顧客も支払うことができず、事実上、FX会社の損失になってしまったのだろう。見聞きしたこともある読者も多いのではないだろうか。
 今回のサプライズで甚大な被害が出ていることは明白だが、米地区連銀総裁からは、市場との事前のコミュニケーションが無かったことに問題ありとの指摘も聞かれた。ただ、スイス中銀のジョルダン総裁はコミュニケーションは不可能と一蹴している。裁判にならなければ良いが。
 いずれにしろ、中央銀行のサプライズは甚大な被害を金融市場に発生させる可能性があり、やはり、避けるべきであろう。事前のコミュニケ−ションが、いかに大切であるかということを、再認識させられる出来事ではあった。
 そういえば、サプライズ好きの中央銀行がどこかにもいたような気がするのは私だけだろうか?

 さて来週だが、いよいよ来週22日にECB理事会が開催される。一部にはギリシャの総選挙が25日にあることから、今回の理事会では追加緩和の発表は見送られるのではとの見方もある。ただ、前日のスイス中銀による突如のフラン上限撤廃発表もあり、その見方は少数派になっている。スイス中銀がフラン上限撤廃を突然発表した背景には、ECBの追加緩和の実施に向けて、これ以上は維持できないと見たためだろう。スイス中銀がこのタイミングで発表したということは、見方によっては、ECBがまもなく追加緩和を実施すると、スイス中銀が見ているとも受け取れる。ちなみに、両中銀が昔から関係が深いことは言うまでもないだろう。
 既に有無の問題ではなく、話は規模や方法に移っているのかもしれない。現在のECBのバランスシートは2.17兆ユーロで、LTROの返済もあり縮小が続いている。このままだと、今後数週間で2兆ユーロを下回りそうな気配だ。ECBはバランスシートを3兆ユーロ規模に拡大する意向を示していることから、ひとまず、その意向に沿った規模の国債購入になるのかもしれない。
 独報道によると、ドラギ総裁は1月14日にメルケル独首相とショイブレ独財務相とベルリンで会談しており、計画を説明しているという。その内容によれば、ECBが格付けなどの制限を設けて購入するのではなく、メンバー間の他国リスクを回避するため、各国中銀が自国の国債を20〜25%を上限に購入して行くというもの。ただし、ギリシャは除かれるとしている。
 現在もECB内では活発な議論が行われており、緩和規模は7000億〜8000億ユーロとの見方も出ている。現在の2.17兆ユーロのバランスシートと3兆ユーロ規模に拡大の意向を比較すれば、ありそうな規模ではある。

 この様なケースの場合、意外に材料出尽くし感から、逆の反応になることもある。ただし、今回の場合は、その後にギリシャ総選挙が控えていることから、その可能性は低いのかもしれない。ユーロは変わらず、下値警戒が強めて置く必要がありそうだ。
 ドル円については、今週末に買戻しの気運も出ていたが、引き続き、原油の下げ止まりを確認したいところであはある。

(Klugシニアアナリスト 野沢卓美)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
()は前週
◆ドル円(USD/JPY) 
中期 中立から下へトレンド変化
短期 ↓↓(↓↓)

◆ユーロ円(EUR/JPY)
中期 下げトレンド継続
短期 ↓↓↓(↓↓↓)

◆ポンド円(GBP/JPY)
中期 下げトレンド継続
短期 ↓↓(↓↓)

◆豪ドル円(AUD/JPY)
中期 下げトレンド継続
短期 ↓(↓↓)

◆ユーロドル(EUR/USD)
中期 下げトレンド継続
短期 ↓↓↓(↓↓↓)

◆ポンドドル(GBP/USD)
中期 下げトレンド継続
短期 ↓↓↓(↓↓↓)

【概要】
幾つかのシグナルを合成し、各通貨ペアの中期と短期のトレンドを示しています。中期は先週末からのトレンドの変化を言葉で説明。短期は矢印でトレンドを表記、矢印の本数は強さを示します。強ければ最大3本の矢印が表示されます。
http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=241263


02. 2015年1月17日 18:45:30 : jXbiWWJBCA

リューカディア:フラン急騰で打撃のFXCMに3億ドル融資 

  (ブルームバーグ):米投資銀行ジェフリーズ・グループを傘下に持つリューカディア・ナショナルは、米最大の個人向け外為ブローカー、FXCM に3億ドル(約350億円)を融資する。スイス国立銀行(中央銀行)による突然のスイス・フランの対ユーロでの上限撤廃を受けて、FXCMは大きな打撃を受けていた。
両社が16日発表した資料によれば、融資は期間2年で当初のクーポンは10%。これにより、FXCMは「通常業務の継続」が可能になるとしている。
FXCM の株価は16日のニューヨーク市場で取引停止になる前に一時92%下げて98セントを付けた。リューカディアとの合意発表後に株価は持ち直し、午後5時40分(日本時間17日午前7時40分)時点で4.44ドル。
同社は15日、スイス中銀の決定により自己資本規制の順守が脅かされる状況になったと説明していた。
スイス・フランは15日、対ユーロで一時41%上昇し、過去最大の値上がりを記録。ブルームバーグが調査する150以上の通貨全てに対しても15%余り上昇した。スイス中銀の突然の発表後、ドイツ銀行やスイスのUBS、米ゴールドマン・サックス・グループなどのロンドンのディーラーは注文の処理に追われた。
原題:FXCM Gets $300 Million From Leucadia to Withstand Losses (2)(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:ニューヨーク Matthew Monks mmonks1@bloomberg.net;ロサンゼルス David Evans davidevans@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先: Mohammed Hadi mhadi1@bloomberg.net; Nick Baker nbaker7@bloomberg.net Nick Baker
更新日時: 2015/01/17 09:26 JST
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NIANJH6K50Y501.html

 

Dollar at 11-Year High Versus Euro on Franc Fallout

  (ブルームバーグ):16日のニューヨーク外国為替市場では、ドルがユーロに対して11年ぶり高値に上昇。スイス国立銀行(中央銀行)によるフラン上限撤廃を受け、世界最大の準備通貨であるドルに買いが集まった。
ユーロは円に対し、週間ベースでは2012年7月以来の大幅安となった。独シュピーゲル誌は、欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁がドイツのメルケル首相とショイブレ財務相に、ユーロ圏各国の中銀が自国で発行された国債を購入するという量的緩和の計画案を説明したと報じた。ドルは円に対して6営業日ぶりに反発。朝方発表された米消費者マインド指数は04年以来の高水準となった。為替相場のボラティリティを測る指数は約1年ぶり高水準に上昇した。主要通貨でこの日最も上昇したのはブラジル・レアル。
モントリオール銀行の世界為替戦略責任者、グレッグ・アンダーソン氏は「他の代替資産は魅力に欠けており、ドルに買いが集まっている」とし、「きのうの出来事で、市場参加者はECBが来週積極的になるとの見方を強めた」と述べた。
ニューヨーク時間午後5時現在、ドルは対ユーロで前日比0.6%高の1ユーロ=1.1567ドル。一時1.1460ドルと、03年11月以来の高値を付けた。対円では1.2%高の1ドル=117円51銭。ユーロは対円で0.6%上げて1ユーロ=135円95銭。週間では3.1%下落した。
フラン
フランはユーロに対し1.9%安の1ユーロ=0.9941フラン。前日は過去最高値となる0.85172フランに上昇した。対ドルではこの日2.3%安の1ドル=0.8587フラン。
主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.2%上昇の1139.27。週間では0.2%未満の下落。8日には終値で1147.54と、データの取れる04年以降で最高に上昇した。
JPモルガン・チェースのボラティリティ指数 は一時11.68に上げ、13年6月以来の高水準となった。昨年最も低かったのは5.28%だった。
ブラジル・レアルは上昇。ECBが来週刺激策のプログラムを発表し、新興国の高金利資産の需要が支えられるとの観測が広がった。レアルは0.8%高の1ドル=2.6223レアル。週間では0.4%上げた。
スイス中銀は15日、3年間守ってきた1ユーロ=1.20フランの相場上限を突然撤廃し、市場を驚かせた。中銀はまた、マイナスの預金金利をさらに引き下げた。
ユーロ、ECB
RBSセキュリティーズ(コネティカット州スタンフォード)の為替ストラテジスト、ブライアン・デンジャーフィールド氏は「ユーロの全般的なファンダメンタルズは、同通貨を引き続き押し下げる状況にある」と述べた。
ユーロは対ドルで週間ベースでは5週続落。ECBは22日に政策決定会合を開く。
16日発行のシュピーゲル誌によれば、ドラギ総裁がメルケル首相とショイブレ財務相に説明した量的緩和(QE)の計画案は、域内各国間のリスク移転の回避を目指すもので、ECBへの各国の出資比率に沿った購入を想定している。各国債務の20−25%という制限を設けるという。同誌は情報源は示していない。
ギリシャについては、同国の国債が質の面で必要な基準に達していないことからプログラムから除外されるとも報じた。ECBのスポークスマンはQEプログラムの設計についてコメントを控えた。
原題:Dollar at 11-Year High Versus Euro on Franc Fallout; Real Gains(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:ニューヨーク Andrea Wong awong268@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先: Dave Liedtka dliedtka@bloomberg.net Kenneth Pringle, Paul Cox
更新日時: 2015/01/17 08:04 JST
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NI9JM36K50Y301.html

 

米ゴールドマン:14年トレーディング収入、約10年ぶり低水準

  (ブルームバーグ):米ゴールドマン ・サックス・グループは2014年通年のトレーディング収入が09年の半分以下となり、約10年ぶりの低水準に落ち込んだ。
これが響き、14年10−12月(第4四半期)の純利益は21億7000万ドル(約2530億円、1株当たり4.38ドル)と、前年同期の23億3000万ドル(同4.60ドル)から7.1%減少した。ブルームバーグがまとめたアナリスト23人の予想平均は1株利益4.36ドルだった。
ロイド・ブランクファイン最高経営責任者(CEO)が予言していたトレーディングの回復はなかなか訪れそうにない。14年の株主資本利益率(ROE)は11%。トレーディング収入の減少には報酬圧縮で対応し、同水準を3年連続で確保した。
債券・通貨・商品(FICC)トレーディング収入は会計上の調整や一時項目を除いたベースで、前年同期比31%減の11億6000万ドル。株式部門での収入は同ベースで10%増の19億ドル。
第4四半期トレーディング収入は30億7000万ドル。ブルームバーグのデータによれば通年では152億ドルと、05年以来の低水準となった。
投資銀行業務からの収入も16%減少し14億4000万ドル。減少は2年余りで初めてだった。
原題:Goldman Sachs Posts Lowest Annual Trading Revenue Since 2005(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:ニューヨーク Steve Dickson sdickson1@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先: Peter Eichenbaum peichenbaum@bloomberg.net Steve Dickson
更新日時: 2015/01/16 22:44 JST


 

 
米国株(16日):反発、エネルギー株高い−消費者マインド改善

  (ブルームバーグ):16日の米株式相場は反発。主要株価指数は6営業日ぶりに上昇した。エネルギー株が堅調に推移したほか、消費者マインド指数の上昇を好感。スイス通貨ショックの影響は薄れた。
原油の持ち直しに伴いエネルギー株指数が上昇。S&P500種株価指数構成銘柄の上昇率トップ10銘柄中8銘柄はエネルギー企業が占めた。エクソンモービルやシェブロンの上げが目立った。一方、ゴールドマン・サックス・グループは6営業日続落。同行の2014年通年のトレーディング収入は2005年以来の低水準に落ち込んだ。
S&P500種株価指数 は前日比1.3%高の2019.42と、100日移動平均を上回った。週間ベースでは1.2%の下落。ダウ工業株30種平均は前日比190.86ドル(1.1%)上昇の17511.57ドル。小型株で構成するラッセル2000指数は1.9%高。
助言会社サークル・スクエアド・オルタナティブ・インベストメンツのジェフ・シカ社長兼最高経営責任者(CEO)は電話インタビューで、「きょうは勢いが支配している」と指摘。「市場は現在、原油価格にかなり注目している。原油に勢いが出る中、売られ過ぎの反動が見られるほか、欧州中央銀行(ECB)の量的緩和(QE)への期待もある」と述べた。
1月の米消費者マインド指数は前月から上昇し、11年ぶりの高水準となった。着実な雇用増加とガソリン価格の下落が景況感の改善につながった。
12月の米消費者物価はエネルギーコストの下落を反映し、前月比で6年ぶりの大幅な低下となった。
エネルギー株
ミラー・タバクの株式ストラテジスト、マット・メイリー氏は電話インタビューで「今週はずっと原油につられた値動きだった。来週にECBからニュースが得られるまで、この動きは続くだろう」と指摘。「米金融当局が意外に早く利上げを実施するほど経済が速いペースで成長するのは非常に難しいとの不安が強まっている。利上げ見通しは後退し始めている」と述べた。
S&P500種の業種別10指数 すべてが上昇。エネルギー株指数は3.2%値上がりした。国際エネルギー機関(IEA)が石油輸出国機構(OPEC)非加盟国による今年の生産見通しを下方修正したことを背景に、ニューヨーク原油先物相場は5.3%高で終了。
エクソンとシェブロンはいずれも2.4%高。ニューフィールド・エクスプロレーションは10%急伸。
スイスショック
米株価指数先物は朝方、スイス通貨ショックの影響で下落していた。スイス国立銀行(中央銀行)は15日、対ユーロでのフラン上限を突然撤廃した。
米最大の個人向け外為ブローカー、FXCMは時間外取引で一時90%超下落。日中取引で売買停止となった。同社は顧客に大規模な損失が生じたと説明していた。
ゴールドマンは0.7%安と、昨年10月以来の安値。トレーディング収入の減少が響き、14年10−12月(第4四半期)の純利益は21億7000万ドル(約2530億円、1株当たり4.38ドル)と、前年同期の23億3000万ドル(同4.60ドル)から7.1%減少した。
原題:U.S. Stocks Rebound as Energy Rally Overshadows Swiss Fallout(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:ニューヨーク Joseph Ciolli jciolli@bloomberg.net;ニューヨーク Callie Bost cbost2@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先: Jeff Sutherland jsutherlan13@bloomberg.net Alan Soughley
更新日時: 2015/01/17 07:58 JST
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NIAGOO6VDKHU01.html


 
米国債(16日):反落、過去最低利回りで投資妙味薄まる

  (ブルームバーグ):16日の米国債は6日ぶりに下落。過去最低に押し下げられた利回りは行き過ぎとの見方が広がった。
朝方発表されたトムソン・ロイター/ミシガン大学 消費者マインド指数が11年ぶり高水準をつけると米国債は下げ幅を拡大した。石油価格の下落がインフレ見通しを損ねているほか、スイス国立銀行 (中央銀行)がスイス・フラン相場の上限を突然撤廃し、マイナスの預金金利をさらに引き下げたことで、国債の需要が高まり、国債は今月に入り世界的に買われている。
三菱UFJ証券USAのシニア米国債トレーダー、トーマス・ロス氏(ニューヨーク在勤)は「過去2週間はややパニック状態に陥っていた」と述べ、「米国債は利回りが残存する唯一の市場だけに、資金が急速に流れ込んだ。それが終わると、相場は買われ過ぎの状態となり徐々に下げる」と続けた。セントルイス連銀のブラード総裁は「正常に近い」経済にとって事実上のゼロ金利は「低過ぎる」と述べた。
ブルームバーグ・ボンド・トレーダーによれば、ニューヨーク時間午後5時現在、10年債の利回りは12ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上げて1.84%。同年債価格(表面利率2.25%、償還期限2024年11月)は103 22/32。利回りは週間ベースで11ポイント下げ、一時は1.70%と、2013年5月以来の低水準をつけた。
30年債利回りは9bp上げて2.45%。前日は2.35%と過去最低を更新した。
10年債利回りのRSI
10年債利回りの相対力指数(RSI、期間14日)は3日連続で30を下回った。同指数が30を下回ると、利回りの下げが大き過ぎ、かつペースも速過ぎる可能性を示唆する。
バンク・オブ・アメリカ(BOA)メリルリンチ・グローバル・ブロード・マーケット・ソブリン・プラス指数の実効利回りは前日に1.1465%の過去最低に下げた。同指数に含まれる国債の年初来リターンは平均で1.6%となっている。
米商品先物取引委員会(CFTC)の統計によれば、ヘッジファンドなど大口投機家による10年債の下落を見込んだポジションが縮小した。13日時点でネットショートは18万1584枚と、前週の24万3180枚から縮小した。
スイス国立銀行(中央銀行)は15日、1ユーロ=1.20スイス・フランに設定していたフラン相場の上限を撤廃すると発表した。中銀はまた、市中銀行が中銀に預ける要求払い預金の一定額を超える残高に適用する金利をマイナス0.75%へと、これまでのマイナス0.25%から下げた。
刺激策の必要性
サンフランシスコ連銀のウィリアムズ総裁はスイス中銀の決定について、「金融政策による非常に強力な刺激策が不可欠になっていることを意味する」と述べ、「米国経済と金融市場に対する大きなマイナス要素は海外にある」と続けた。
1月の米消費者マインド指数 (速報値)は98.2と、前月の93.6から上昇し、2004年1月以来の高水準 となった。ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想の中央値は94.1 だった。 
ブルームバーグ世界国債指数によると、米国債のリターンは前日までの12カ月間で8.1%。ドイツは11%、日本は4.7%だった。
原題:Treasuries Snap Rally on Retreat From Record Low Yield Levels(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:ニューヨーク Susanne Walker swalker33@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先: Dave Liedtka dliedtka@bloomberg.net Paul Cox, Greg Storey
更新日時: 2015/01/17 08:03 JST

http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NIAFVX6VDKHX01.html
 


03. 2015年1月18日 22:49:16 : ADhx9Txozv
スイス為替上限撤廃:

ユウロマネー抜き取り
株価暴落で
超マイナス金利となる。
全ては米国債えの金集め

「米国ネオコン、スイス、協調の」ーーーー米国債誘導の出来芝居。



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