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異物混入問題で揺れるマクドナルド/(C)日刊ゲンダイ
うじ虫2匹まで? 米国では「異物混入」どこまで許されるのか
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/newsx/156341
2015年1月11日 日刊ゲンダイ
ビニールに金属片、人の歯にプラスチック片に虫と、マクドナルドの異物混入問題は収拾がつかなくなってきた。9日までに11都道府県のマックで発覚しているが、さすがにネット上でも「騒ぎすぎ」「自作自演もあるのでは?」なんて懐疑的な声が上がり始めている。
この先、騒ぎに乗じるモンスタークレーマーも続々現れそうで、マック以外の企業も戦々恐々らしい。もちろん、ないに越したことはないし、企業努力は必要だろうが、風評被害で潰れる可能性まである中小企業にとっては死活問題だ。
「異物混入は、どんなに頑張っても起こる。訴訟大国の米国では、ある程度、企業の免責を認めていますが、日本にはその基準がありません。食品衛生法を所管する厚労省は、企業と消費者の当事者間で解決しろというスタンスです。モンスタークレーマーが横行するわけです」(食品メーカー関係者)
■消費者が自分たちの首を絞めることにも…
農林水産・食品産業技術振興協会によると、米食品医薬局(FDA)は訴訟に歯止めをかけるため、異物混入の許容範囲を一部定めているという。
たとえばリンゴペーストなら「100グラム当たり4本までのげっ歯動物の毛」。トマト缶なら「果実を加害するミバエの卵5個とうじ虫1匹、うじ虫だけなら2匹まで」。ピーナツバターなら「100グラム当たり50個までの昆虫の破片」といった具合らしい。
日本人の感覚じゃ、うじ虫は「カンベン」だろうが、農薬をガンガン使用するより虫が混入している方がまだマシという考えなんだとか。消費者問題研究所代表の垣田達哉氏がこう言う。
「当然、異物混入は許されないし、公表を避けてきたマックの隠蔽体質も批判されてしかるべきです。食品の安全性の向上のためにも、危険な異物混入はどんどん“告発”されていいですが、基準を設けていない行政もいかがなものか。過剰なクレームを許していると、次々と“愉快犯”を生み出すという負の連鎖につながりかねない」
ささいなことまでいちいち目くじらを立てられたら、企業だって対策コストを価格に転嫁せざるを得なくなる。いま以上に食品の値段が上昇し、結局、消費者が自分で自分の首を絞める羽目になる。異物混入も、要はレベルの問題だ。
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