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シェールガスのバブルは終わった、米国金融バブルはどうなるか?(もうすぐ北風が強くなる)
http://www.asyura2.com/14/hasan92/msg/720.html
投稿者 赤かぶ 日時 2015 年 1 月 07 日 13:33:05: igsppGRN/E9PQ
 

シェールガスのバブルは終わった、米国金融バブルはどうなるか?
http://bator.blog14.fc2.com/blog-entry-2600.html
2015-01-07 もうすぐ北風が強くなる


 米英とサウジによる原油価格操作に加え、国際金融資本の為替市場操作により、ロシア・ルーブルは暴落し、ロシア経済に危機的不安をもたらしている。
 広大な国土、資源輸出、ほぼ自給できる生産構造など、欧米の「経済制裁」がロシアを「叩きのめす」可能性は著しく少ない。
 
 米英は彼らの専門技術といってよい市場操作で、ロシアに「危機的不安」をもたらすことが、その目的である。
 ルーブル暴落は仕掛けられた「脅し」である。
 だが、人為的な市場工作は長くは続かない。意図した市場操作は、そうと解っていれば強行な資本規制でかなり解消できる。
 プーチン政権は実質的な資本移動の規制によって、ルーブル暴落の山場を乗り越えた。

 欧米と国際金融資本はボロボロの基軸通貨ドルを防衛するためにドル高=金価格下落を操作してきたが、ここに至ってロシア、中国が貿易収入のドルを外貨準備とせず、金に変え始めている。
 金価格はドルの反対通貨としての性質を持つことはよく知られているが、欧米はそのためにこそドル防衛のために金価格を操作下落させてきたのである。
 欧米はドルを守るためには金を売り続けなければならい地獄のジレンマにはまった訳だ。
 それはただでさえ金の産出国であるロシア、中国の金準備を増やすために役立つわけである。
 短期にはともかく、金準備の少しでも多い通貨が信認を強くするのは明らかなことである。

 さらに米国は自ら操作した原油暴落のお陰で、米国産シェールガスの採算が取れなくなっている。
 もともと、シェール業界は米国金融緩和であふれた資金が投資ファンドから供給されたものであり、経営資産に事欠く実態である。
 シェール業界のバブル崩壊といってよい破綻が近づいている。
 米国の対ロシア戦に同調しつつ、ロシアの天然ガスの代替として米国シェールガスなどという理屈について、EUは不安から方針転換せざるを得ないだろう。

 また、このシェール業界のバブル崩壊は、リーマンショック以降の実体経済が何も回復していない米国とEUの金融破綻への契機となりかねない。

  ーーーーーーーーーーーーー

    シェール革命の終わり  1/5  「耕助のブログ」から
http://kamogawakosuke.info/2015/01/05/no-1098-%E3%82%B7%E3%82%A7%E3%83%BC%E3%83%AB%E9%9D%A9%E5%91%BD%E3%81%AE%E7%B5%82%E3%82%8F%E3%82%8A/

2011年の原発事故の後、エネルギー戦略の再構築が急務だとして日本が飛びついたのがアメリカの「シェールガス革命」だった。

天然ガスが安くなったアメリカに倣い、日本企業もアメリカのガス田へ直接投資してシェール革命に参画すべきだと提言する専門家もいた。
しかし2年もたたぬうちに、シェールガスはつかの間のバブルであったことが明らかになりつつある。

2014年9月、日本の大手総合商社が、12年に米テキサス州のシェールガス・オイル田に投資を行ったものの資金を回収できる生産量が見込めないとして、2015年3月期の連結決算で減損損失1700億円を計上すると発表した。
同社以外にも他の総合商社やガス会社など数社がシェールガス開発事業関連で損失または減益を計上している。

その理由は簡単だ。シェールガスは安い化石燃料ではなく、採掘してもコスト的に赤字になるからだ。
もともと掘削が困難なため、採算性の面から石油会社ですらその開発には二の足を踏んできた。
しかし2000年代に採掘技術が確立されたとしてシェールガスが言いはやされ、投資家から資金を集めた企業が争って参入したのだった。

問題は、普通のガス田なら産出量は毎年徐々に減少するのだが、シェールガスはわずか1年で65%以上減少してしまうことだ。
それでも供給過剰になったのは、参入した企業が次々と新しい井戸を掘り続けたためであり、豊富な資源だったわけではなかったのである。

アメリカが天然ガス大国だと豪語するに至ったのは、カリフォルニア州には石油埋蔵量が154億バレルともいうモントレー・シェールがあり、アメリカ政府もそれにより多くの雇用と税収がもたらされると信じたからだとされる。
しかし今年になってアメリカエネルギー省は、その原油埋蔵量の推計値を96%も下方修正し、採掘できるのは6億バレルにすぎないと発表した。

もちろんシェール革命に飛びついたのは日本だけではない。
かつては石炭、そして近年では北海油田など豊富なエネルギー資源で純輸出国だったイギリスは、2004年から資源の純輸入国に転じている。
そのためイギリスでもシェールガス・オイル開発に沸いたが、2013年にロイヤル・ダッチ・シェルもBP社も評価損を計上している。

投資の世界で「大ばか理論(Greater fool theory)」と呼ばれるものがある。
資産の真の価値は重要ではない、なぜならその価値を上回っていても、それを買う(ばかな)人がいるから、話題になっているものを買っておけばいいという考え方だ。

しかし、ばかな人がいなくなった時に大暴落が起きて市場は崩壊する。
見切りをつけた企業が、技術進歩を信じてシェール革命に投資を続ける企業に売却し、そしてその企業が次の買い手を見つけられなくなった時、それはおそらくそう遠くないうちにやってくると思われるが、その時こそシェール革命は終わるのであろう。

 ーーーーーーーーーーーーー

※ ドル、原油、金、ルーブルと人民元の関係を考えると、どうやら「大馬鹿理論」は米国に適用できそうである。


 

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コメント
 
01. 2015年1月07日 16:38:45 : 1pUs6Xog9Y
アメリカはウクライナで対立するロシアに対して肉を切らして骨を切る作戦にでたが、骨は切れなかった。

自分の肉もけっこう危なくなってきている。さて。


02. 2015年1月07日 16:47:39 : nJF6kGWndY

>シェール革命は終わる

期待先行が過ぎたということだが

今後も、シェール資源自体の活用は続く


>米国金融バブルはどうなるか

とりあえずバブルになる前に調整だな


03. 2015年1月07日 23:55:48 : Qk0z0gVGLY
だからその調整がバブル崩壊の引き金になるんだろw すでに充分バブルだしw

04. 2015年1月08日 08:42:15 : eQVzWTI8D6
シェールジャンク債がとんで金融崩壊するのは目前

日本にシェールガス投資させて金はアメリカが抜いて
債権だけ日本に押し付けて日本1人負けの展開は予想できただろうに


05. おじゃま一郎 2015年1月08日 13:48:14 : Oo1MUxFRAsqXk : hiHWbsJjro
>また、このシェール業界のバブル崩壊は、リーマンショック以降の実体経済が
>何も回復していない米国とEUの金融破綻への契機となりかねない。

米国の実体経済が回復していないとは何を見て言っているのだろうか?

シールガスはコモデテイのひとつであり、株などの金融商品と違い
現物が存在する。そのため、先物でいくら価格が現物と乖離しても
やがては取引されている現物の価格に近づくのだ。

金融商品は、商品の適正価格なるものがなく、その国の政策、
景気に左右される。

シェールガスのバブルがはじけたのは適正価格に戻るということで
商品市場は規模が小さく、その資金が金融商品にまわったとしても
その価格に影響を与えるということはない。また米国の場合は
バブルへは起こるものとして、その対応は規制で行うので
なおさらである。

たんに反米感情だけで物事をいうからおかしいこといいだす。


06. 2015年1月08日 17:20:53 : aEe3oJXRe2
アメリカが好きなの?

07. 2015年1月08日 18:32:24 : 76Eg5mVKvE
アメリカの好き嫌いと経済みとおしは

かんけいない


08. 2015年1月08日 20:13:39 : LBtbDXFoS6

シェールの問題はただ、現時点での採算がどう・・・とかいうだけじゃなさそうだな。
もっと根本的なというか、“物理的”にも大きな問題があったようだ。

耕介のブログ (ビル・トッテン氏のブログ)
No. 1098 シェール革命の終わり
http://kamogawakosuke.info/2015/01/05/no-1098-%e3%82%b7%e3%82%a7%e3%83%bc%e3%83%ab%e9%9d%a9%e5%91%bd%e3%81%ae%e7%b5%82%e3%82%8f%e3%82%8a/
(以下、中途より引用)

問題は、普通のガス田なら産出量は毎年徐々に減少するのだが、シェールガスはわずか1年で65%以上減少してしまうことだ。それでも供給過剰になったのは、参入した企業が次々と新しい井戸を掘り続けたためであり、豊富な資源だったわけではなかったのである。

アメリカが天然ガス大国だと豪語するに至ったのは、カリフォルニア州には石油埋蔵量が154億バレルともいうモントレー・シェールがあり、アメリカ政府もそれにより多くの雇用と税収がもたらされると信じたからだとされる。しかし今年になってアメリカエネルギー省は、その原油埋蔵量の推計値を96%も下方修正し、採掘できるのは6億バレルにすぎないと発表した。

もちろんシェール革命に飛びついたのは日本だけではない。かつては石炭、そして近年では北海油田など豊富なエネルギー資源で純輸出国だったイギリスは、2004年から資源の純輸入国に転じている。そのためイギリスでもシェールガス・オイル開発に沸いたが、2013年にロイヤル・ダッチ・シェルもBP社も評価損を計上している。

投資の世界で「大ばか理論(Greater fool theory)」と呼ばれるものがある。資産の真の価値は重要ではない、なぜならその価値を上回っていても、それを買う(ばかな)人がいるから、話題になっているものを買っておけばいいという考え方だ。

しかし、ばかな人がいなくなった時に大暴落が起きて市場は崩壊する。見切りをつけた企業が、技術進歩を信じてシェール革命に投資を続ける企業に売却し、そしてその企業が次の買い手を見つけられなくなった時、それはおそらくそう遠くないうちにやってくると思われるが、その時こそシェール革命は終わるのであろう。

(引用終わり)


09. 2015年1月08日 20:59:10 : zFOZ5WQ5RY
ビジネスとして見ればシェールガスのコストは高すぎたということ。

湯水のように湧いてくる石油とシェールガスではもともとコストで勝負にならない。

供給過剰になれば需要と供給がバランスするまで値下がりし、最後まで黒字で生き残れるのは最低コストの商品。

どんなビジネスでも当たり前の事に気付かないから商売に失敗するのだ。

シェールガスがアメリカ経済を復活すると言っていた評論家連中。商売を基本を知らないバカどもなのである。


10. 2015年1月09日 02:58:42 : eQVzWTI8D6
もともとインチキだったシェールガスに過剰に投資が集まったせいで
実体のないシェールガスバブルになっただけ
原価割れで利益がないから債権の償却ができずデフォルト確定

そして日本がアメリカの損失全部穴埋めするロードマップ


11. 2015年1月09日 12:33:27 : Mr75cOKrgI
>>05 おじゃま一郎へ

>米国の経済が回復していないとは

本気で言っていますか?
リーマン恐慌(ショックという言葉は懐柔言葉。本当は恐慌)だ後の米国経済統計は、鉛筆ナメナメ適当な数値を公表しているとかねてから噂されている。嘘と思うなら、米国の都市に行くことを薦める。


12. おじゃま一郎 2015年1月09日 12:55:41 : Oo1MUxFRAsqXk : yrDvFjXr3w
>11
>米国経済統計は、鉛筆ナメナメ適当な数値を公表しているとかねてから噂されてい>る。

本気で噂を信じてるのか?


13. 2015年1月09日 15:50:49 : LBtbDXFoS6
>>12

たしかに、これだけ定義変更することで経済を上向きにできるなら、民間企業だって、どこも倒産はしないでしょうね。
うちも「定義し直し」してみるかな?

定義変更で消し去る失敗経済政策(マスコミに載らない海外記事)
http://www.asyura2.com/14/kokusai9/msg/241.html

定義し直しこそ、アメリカの最も強力な生産要素

2014年第二四半期、本当のGDP成長は、4%になるだろうという、先週の政府推測による見積もりは、ひたすら馬鹿げている。経済を、第一四半期の低下から、第二四半期での4%成長に上げそうな、実際の世帯平均所得、あるいは実際の消費者信用の増加という証拠は存在していない。中流階級向け店舗の閉鎖(シアーズ、メーシーズ、J.C. ペニー)は、より低所得の人々が使う、1ドル・ショップへと広がった。何百もの店舗を閉鎖する過程にあるチェーン店ファミリー・ダラーは、三つの1ドル・ショップ・チェーンのうち、困難な状況になっていない唯一の会社ダラー・ツリーによって買収されようとしている。ウォルマートの売り上げも、過去5四半期低下している。売り上げの低下と小売店閉店は、消費者の購買力が縮小していることを示している。小売りの現実は、第二四半期、4%のGDP成長率という主張を裏付けてはおらず、7月、小売業での26,700の新規雇用を主張する、先週金曜の就業者数統計を裏付けてもいない。

(以下略)


14. 2015年1月09日 22:25:49 : zFOZ5WQ5RY
<12 おじゃま一郎さん、

アメリカの大都市をお一人で旅行したことあるんですか?

ツアーでは絶対行かないだろうと思いますが、ロサンゼルス旧市街やたまたま行ったボルチモアの夜は広大な場所にも関わらず町屋の電気がなく真っ暗でした。

夜のボルチモア旧市街をレンタカーでドライブしたんですが、道路の信号の明かりだけの町が延々と続いており、たまに赤信号で停止すると闇の中に力なく座り込んだ人や道路に向かってウロウロと出てくる人間がたくさんいて空恐ろしい気になりました。途中で引き返したくとも、うろついている人間に絡まれたくないのでUターン出来ないし、そのまま行けば通り抜けるだろうと思って車を先に走らせても、抜けるのに40〜50分かかるくらい大きなスラム街になっていました。

電気は止められているので、そこの住人の子供達が学校に行けないし、教育をうけてないので貧乏から脱出する手立てのない貧困の連鎖状態だろうと思います。

一方、中国の大都市も何回か旅行したけれど、幾ら貧乏人でも電気もない生活をしている光景は見たことありません。

アメリカの恥部はマスコミは絶対に報道しないだろうから、一般の外国人にはアメリカの実態は伝わりません。

本当かどうかご自分で確かめたら良いかと思います。


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