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リコール続出! ホンダは「タカタ問題」を乗り切れるか?(プレジデント)
http://www.asyura2.com/14/hasan92/msg/518.html
投稿者 赤かぶ 日時 2014 年 12 月 27 日 10:29:05: igsppGRN/E9PQ
 

リコール続出! ホンダは「タカタ問題」を乗り切れるか?
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20141227-00014271-president-bus_all
プレジデント 12月27日(土)10時15分配信


■ホンダが抱える品質問題の本質

 昨年秋に発売した主力モデル「フィット」が1年のあいだに5回ものリコールを重ねるなど、品質問題に苦しんでいるホンダ。アメリカをはじめ世界で大きく取りざたされているタカタの安全装置、SRSエアバッグの欠陥問題は、まさに弱り目に祟り目といったところだろう。

 タカタは創業者である故・高田武三氏の一族が経営の実権を完全に掌握している独立系企業。取引先もグローバルに広がっているが、ホンダとタカタの関係はその中でも特別なものがあった。ホンダは1987年、高級車の初代「レジェンド」に日本車として初めてエアバッグを搭載したことで知られているが、タカタはその重要な開発パートナーであった。

 レジェンド以降もホンダはエアバッグが膨らむ際の乗員への攻撃性を減らす技術やバイク用エアバッグなど、独自のエアバッグ技術を世に送り出し、高く評価されてきた。その中にはタカタとの共同特許によるものも少なくない。ホンダは伝統的に、部品メーカーとの資本関係を必要以上に強めず、性能要求に合う部品を適当に調達するという方式を取ってきた。その中でタカタは単にエアバッグを膨らませるためのユニットを作るだけの下請けにとどまらない、ホンダにとって数少ない“盟友”のような存在だったのである。

 そのホンダが今、急速に“脱タカタ”を進めている。本田技術研究所関係者のひとりは「自分たちが原因の欠陥を何とかするのに手一杯なところに、タカタの問題も出てきたとあれば、対処は非常に難しい。もちろん問題収束までタカタからの供給が細ることを見越した代替という意味合いもありますが、今の調達先の変更はそれ以上の規模」と語る。

 伊東孝紳社長は自社のリコールに続き、タカタの件についてパブリックコメントをまったく出さないまま、突然日本経済新聞の単独インタビューに応じ、その中でタカタの経営支援を示唆する発言を行った。しかし、「ホンダ社内での伊東さんの温度感と全然違う。リップサービスの可能性は否定できない」(前出の本田技術研究所関係者)と、懐疑的な声も少なからず聞こえてくる。

■タカタ問題はアメリカの圧力か

 今回のタカタの問題は、もちろんトラブルに関する対処が甘かったという部分もある。現に死亡事故の原因になったと分析されている事例もあるという事実はきわめて重いものだ。一方でタカタ製の部品については、過去に欠陥が顕在化するたび、部品を使用している自動車メーカー各社がリコールを行ってきた。今になって過去にさかのぼって問題を解決すべきと要求しているアメリカの当局も、そのリコールによる欠陥是正を認めてきたのだ。業界の中には「アメリカは過去、TPP(環太平洋包括経済連携協定)で日本の安全基準をアメリカに合わせろと要求したのに日本に突っぱねられたことがある。タカタの事例は、再度のゴリ押しに利用されている可能性もある」と見る向きもある。

 エアバッグは自動車技術の中でも、発明されてからそれほど長い年月が経っているわけではなく、経年劣化についてはタカタ製のみならず未知数な部分が多い。また、実際に作動させたら中の炸薬が爆発して使えなくなるため、検査も難しい。アメリカの“圧力”に対し、日本の自動車業界は結束してエアバッグの品質保証や老朽部品の取り扱いのガイドラインなどを積極提示するなどして対抗すべきところである。

 タカタと最大の盟友関係にあるホンダは今のところ、そのアクションに消極的である。その表れのひとつは、現在ホンダが会長を務める日本自動車工業会の動きの鈍さだ。池史彦会長は「エアバッグの品質保持のあり方について検討すべきかどうか議論をはじめたところ」と、業界のまとめ役であるべき自工会がほとんどアクションを起こせていない実情を明かした。

 また、タカタの件については個別企業の問題として、自工会としてはタッチしない方針であるという。アメリカで問題の火の手が上がってからすでに半年以上が経過するが、ホンダは今もって業界を巻き込んでエアバッグの問題を解決しようという仕掛けに動けていないのだ。

■部品メーカーとの関係の再構築

 もちろんホンダとしては、この問題をタカタのものとして片付け、別の部品メーカーに鞍替えすれば、現在進めている調査リコール以上の傷は負わずにすむかもしれない。そうなると、エアバッグに限らず各分野の部品メーカー側から見れば、ホンダはいざというときに頼りにならないというイメージを与えてしまう可能性が大きい。今日の自動車開発は、完成車メーカーの技術だけで進められているわけではなく、部品メーカーからの技術提案は競争力強化になくてはならないものとなっている。その部品メーカーに対する求心力を維持できなければ、競争力は下がってしまう。

 伊東社長は、昨年秋のフィット以来、続出している品質問題について徹底強化を社内に指示しているが、一方で世界販売600万台、国内販売103万台という目標を達成できないことがほぼ確実になったことから、利益を出すことが難しくなってきており、それを何とかカバーしようと開発部門を含む全社に“倹約令”を出している有り様だという。

 「ホンダはハイブリッドシステムやエンジン、CVTのリコールとタカタの問題は別だと考えていますが、根っこは同じ。開発部門である本田技術研究所のプライドが高すぎて、部品メーカーと本当にいい関係を築くということをやってこなかった。今やらなければいけないのは、伊東さんの体面を保つためにタカタを切ったり益出しをしたりすることではなく、部品メーカーとの関係を再構築することなのに」(ホンダ幹部)

 品質問題でブランドイメージを大きく損なってしまったホンダ。タカタ問題を今後に生かすことができるかどうか。

ジャーナリスト 井元康一郎=文


 

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コメント
 
01. 2014年12月31日 13:00:35 : ytIWoEzSFI
タカタの問題はホンダに深刻な打撃を与える展開になっているが、これについて2ログから転載する。

【企業】ホンダ、米当局に重大事故報告漏れ 03年以降1729件[11/25]
http://2log.sc/r/2ch.sc/newsplus/1416880972/

●重要だと思われる投稿を紹介します。

★500:名無しさん@0新周年@\(^o^)/[]
狙われるのは、ホンダ が タカタ製エアバッグの不良と、それが ホンダ車ユーザーにどのような結果をもたらすかを分かっていながら、タカタ製殺人エアバッグ付きの ホンダ車 を作り続け、さらに多くの犠牲者を生み出し、これからも生み出す可能性が非常に高く、さらにアメリカで雨後の筍のように起こる訴訟問題に、企業そのものの存続さえ危ういのではないかと思われるからだ。

弱いものは淘汰される。当然ではないだろうか?

フィットのわずか一年で、5回のリコール、4度のサービスキャンペーンという対応から見ても、現在の ホンダ に足りていないのは、技術力ばかりでなく、モノ造りに対する良心さえ完全に失っている。

「金の亡者」になり下がっているからだ。

いずれ タカタ製エアバッグ の問題に手一杯になり、湧き上がる批判の声にホンダ の業績が下がり、経営にも陰りが見えてくれば、ホンダ を擁護する人間はいなくなる。

5年後くらいに、「そういや、ホンダ っていうメーカーもあったねぇ。」と、現在の ホンダファン が懐かしく思い出すこともあるだろう。

★503:名無しさん@0新周年@\(^o^)/[]
エアバックの破片で頸動脈ぶったぎられるとか他には無いよ。遺体の損傷から殺人事件で捜査されて、その最中にリコールの案内が来てエアバックが原因と判明したとか聞いた事無い。

★506:名無しさん@0新周年@\(^o^)/[]
叩かれるのは、現在の ホンダ が、モノ造りの企業としてのクオリティコントロール も、法律を順守する コンプライアンス も、末端まで コーポレートガバナンス に対する考え片が甘いからだ。

上記3点の欠如を、掲示板で批判されるだけならまだいい。

ホンダ は、今回のタカタ のエアバッグ問題で、すでに法律に基づいた訴追される立場にあるんだ。

品質管理、コンプライアンス、コーポレートガバナンスに対する認識が甘い企業が、叩かれ、身ぐるみ剥がされ、捨てられるとしても、同情の余地はない。

自業自得ではないのかと言っているんだ。

★ 509:名無しさん@0新周年@\(^o^)/[]
コレ見て10年以上も重大事故報告漏れしてたホンダを擁護出来る?

ホンダ車のエアバッグ試験映像
https://www.youtube.com/watch?v=eFdxWJM_zM8
2012/10/10 に公開
Watch the NHTSA Test Video of Counterfeit Air Bags.

★532:名無しさん@0新周年@\(^o^)/[]
コンプライアンスを遵守する意識を、末端まで浸透・定着させる コーポレート・ガバナンス が、現在の ホンダ に全く欠落しているのは明らか。

どんな企業でも、会社に起こるすべての事案の最終的な決定権、それにまつわる責任を取るのは、その企業の経営責任を担う 社長。

残念ながら、現在の ホンダ の社長には、今、ホンダ がどれだけ危機的状況にあるかの認識が全く無いようだ。

取り巻きがイエスマンばかりで、正確な情報を伝えていないのだろう。そして、自ら「井の中のかわず」的状況から抜け出す努力もしていないようだ。「裸の王様」 的な、悲哀さえ漂っている。

そして、そんな弛んだ社内ムードの中で、起こるべくして起きたリスクに対する対応も 「お粗末」 の一語。まるで ホンダ の組織全体が、責任回避と現実逃避に走っているかのようだ。

コンプライアンスを軽視し、コーポレートガバナンスの意識もなく、リスクマネージメントもダメな企業は、現在のグローバル社会では淘汰されるべき。

なぜなら、人もダメ、品質もダメ、万一の際の対応もダメ、とうことになるからだ。

現在の ホンダ は、商品の代価として支払われる金額に対して、商品購入者にそれに見合った十分なサービスを行うという、「モノ造り」 の企業として 「当たり前」 の精神さえ持ち合わせていない。

逝ってよし。

★534:名無しさん@0新周年@\(^o^)/[]
壊れない長持ちするで世界的にも評価の高かったスーパーカブの生産を中国に丸投げして リコール5回連発
リコールが収束してきたので、そんな中華製スーパーカブを9月に買った。
そしたら、かつてのホンダ製品の良さはどこにもない低品質な中国バイクだった。
エンジンはガサツ、ハンドルと前輪のセンターがズレて取り付けられてるわ、 使われてるボルトやナットは驚くほど品質低くて走ってると緩んでくる

これが今のホンダ

★537:名無しさん@0新周年@\(^o^)/[]
トヨタに限らず、多くのメーカーが、グローバルサプライヤーとしての タカタ を信頼して、タカタ のエアバッグを採用した実績を持っている。

今回問題になっている、タカタ の メキシコ工場 で生産されたエアバッグは、地理的に近いアメリカで現地生産を行っている。日本メーカーでは、ほぼすべてのメーカーに納入している。

そういう危険なエアバッグを装着したクルマが、そのクルマのオーナーも知らないまま、公道を走っていることももちろん危険だが、問題は、生産台数に対する タカタ製エアバッグ への依存度が、他メーカーと比較して著しく高い ホンダ が、確率論的に一番危険性が高く、だからこそ、非常に難しい対応を迫られているのは当然だ。

そこで、米国 NHTSA(アメリカ運輸局) に対して、この危険なタカタ製エアバッグによるリコールが現在、全世界で 2,000万台 にも上る大規模、かつ深刻な事態になることを、ホンダ がいつの時期に把握して、どのような対応をしたのかが焦点になっている。

にもかかわらず、ホンダ はアメリカ当局に対し、1,700件以上 もの重大事故の報告を怠っていた。

このうち、タカタ製エアバッグによる重大事故事故 8件 は別の形で当局に報告していたとはいえ、重大事故に関する情報を隠していたことには変わりがなく、そのことが当局やユーザーから不信を招いている上に、仮に ホンダ のいう通りに、事務的なミスで、これほどの数の届け出ができなかったのであれば、そうした ホンダ の情報管理能力では、まだ公開されていない事故情報があるのではないか?

だから 「疑われる」 のである。

すでに ホンダ は、コンプライアンス、コーポレートガバナンス、リスクマネージメント、いずれの能力においても、問題がある企業ではないか?と疑問視されているのだ。

★読みやすくするために、文章を一部改変しました。ご理解ください。

●ここからが当方のコメントです。まさにホンダの企業姿勢が問われている現在の状況ですが、こうなった理由はいくつかあるでしょう。当方も日本にいた頃は自動車雑誌を何冊も講読するほどのマニアでしたが、どこの自動車雑誌もホンダのことは絶対に悪口を書かないのですよ。ホンダを贔屓にしているのか、この業界のタブーがあるのかと思っていましたが、ジャーナリストなんて名目だけで、実際には企業からお金をもらって文章を書いている「広告ライター」でしか過ぎません。

ホンダの企業としての成り立ちも、他社と違います。戦前から歴史のある他社と異なり、純粋に戦後メーカーとして発足。知名度が低いから、製品を売り込む前に会社の名前を覚えてもらう必要がある。最初はバイク。まだ中小企業の段階で、イギリス・マン島レースに参加。四輪に進出する時も、いきなりF1ですよ。ニュースに取り上げられることで、会社の知名度を上げる必要がある。1970年代の排気ガス規制のCVCCエンジンもそうでした。

現在の経済産業省の前身の通商産業省が、1960年代前半に日本の自動車メーカーを政府主導で再編成しようとして、ホンダの四輪進出を認めなかった時も、本田宗一郎氏は通商産業省に乗り込んで直談判。政府に喧嘩を売って勝った事がニュースになりましたが、このやり方が反体制的だとして、当時の反体制な若者の間でホンダは大人気になりましたね。1960年代は、若者は左翼的でしたが、その左翼的な風潮の中で、ホンダを買うことは「反体制的でカッコいい」とされたものです。二輪車でも、四輪車でも、若者はホンダを買ったものです。特に四輪車は、軽自動車に進出したN360で、それまでのベストセラーであったスバル360は急速に売り上げを減らし、生産中止に追い込まれました。

ところが当時の大人たちは、ホンダを嫌っていましたね。子供の頃にいろいろ聞きましたよ。若者がバイクを買って事故したとか。死んだり、頚椎損傷で車椅子生活になった人もいました。親たちは、「このような危険な乗り物の人気を煽って、免許を取ってうちの子供はホンダのバイクでカタワになったんだ。わしはホンダが大嫌いだ。」と、本当に怒っていましたね。

1970年代後半のバイクの乱売戦争(H&Y戦争)の時も、ホンダとヤマハの泥仕合になりましたね。業界の秩序を乱すとして、他社はホンダを批判していましたよ。

ホンダの安全性の問題ですが、先ほど触れたN360の高出力が危険だとレッテルを貼られ、最高裁まで持ち込まれた日本ユーザーユニオン事件と言うのがありました。あれはホンダがはめられたものだと言われていますが、N360の走りは貧弱なブレーキやタイヤで支えられるものではなかったことは事実です。確かに当方の記憶でも、ホンダN360で事故を起こした若者は、知っているだけでも数人いました。

●現在のホンダ車ですが、当方は購入相談を受けることが多いですが、ホンダは奨めませんね。オーストラリアの荒野では、なんちゃって4WDではダメですし、乗用車でもコストダウンしすぎです。ボンネットや燃料フィラーキャップを開けてみて、他社ならちゃんと塗っているところを、ホンダは「下地塗装」のままです。これでは厳しい自然環境の国では耐えられない。ニュージーランドでも、寒い南島で錆びているのを見ましたし。あれではダメでしょうね。実際、南朝鮮のヒュンダイに負けているくらいです。

コスト削減のためか、南朝鮮や中国大陸の部品を多用していますが、これにより伝説的な信頼性を誇ったホンダ・スーパーカブが今では故障頻発です。これをメーカー首脳陣は、深刻に受け止めていないのではないでしょうか。


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