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好待遇には用心/(C)日刊ゲンダイ
苦情4割が「求人票と違う」 就活で直面ハローワークの“嘘”
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/156048
2014年12月27日 日刊ゲンダイ
「約束が違う」――。全国のハローワーク(職業安定所)にこんな苦情が寄せられたため、厚労省が実態を調査した。9380件の苦情のうち約4割が求人票に書かれた内容と違っていたという。
「土日は休みと書かれていたが、土日も出勤させられた」「賃金が20万円のはずなのに2万円低かった」など、内容は切実だ。
ハローワークは国が運営する機関だけに、誰もが求人票の内容を信じてしまうが、そこには落とし穴が待ち受けている。
人事コンサルタントの菅野宏三氏が言う。
「企業は少しでも優秀な人を集めるために条件を誇張するのです。『給与30万円』とうたいながら、実際は基本給が20万円で、10万円は歩合給という具合です。『採用試験は面接だけ』と記しているのに、実は一般教養の筆記試験をやり、さらに性格テストまで実施するところもある。営業職しか採用しないのに、『経理マン募集』で人を集め、面接で“経理はもう空きがありません。営業をやりませんか?”と持ちかける会社もあります」
■経営不振のカモフラージュに大量求人
酒の問屋に営業職として採用されたはいいが、仕事は銀座のナイトクラブへの配達ばかり。毎晩エレベーターのないビルにビールを運ばされたというケースもある。経営不振の宝石販売会社がカムフラージュのために「社員70人募集」と求人票を出したことも。その会社はすぐに倒産したという。
「ブラック企業を見分けるには面接の前にその会社の人事部に電話して仕事内容を聞くこと。担当者が詳しい説明をせず早く電話を切りたがっていたら、ブラックの可能性が高い。ハローワークの窓口でその会社について質問し、係員が熱心に勧めなかったり、説明を曖昧にする場合も要注意。一年中、求人票を出している企業はすぐに社員が辞めているからです」(菅野宏三氏)
全国のハローワークには求人開拓のスタッフがいて、管内の企業を回って求人票を出してもらう。それが有効求人倍率として発表されるのだが、ここにも裏がある。
「採用する気がない企業がハローワークとの付き合いのために求人票を出すこともあります。何人面接を受けてもひとりも合格しません。有効求人倍率は多少数字を割り引いて考えたほうがいい」(企業人事担当者)
就職活動は眉にツバしてかからなければならない。
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