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廃人寸前…危険なネット中毒に陥る人々、確実な脱出法とは?生活改善や収入アップにも
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20141225-00010004-bjournal-soci
Business Journal 12月25日(木)6時0分配信
インターネットにソーシャルネットワーキングサービス(SNS)など、現代人の多くは、いまや日常のほとんどの時間がオンライン状態にある。それが普通であるかのようで、“ネット中毒”となっても自覚しにくい環境になりつつある。
そんな中、「ネットとの距離感を見直してみてはどうか」と提言するのは、9月に出版された『節ネット、はじめました。』(石徹白未亜/CCCメディアハウス)だ。同書は元“ネット依存者”の目線から、ネット利用時間の節約術を説く1冊だ。具体的には、ネット履歴を洗い出し、「黒ネット」=見たことに対する後悔が大きいもの、「白ネット」=ためになったり面白いもの、「無害」=仕事や生活で必要なもの、の3つにサイトを仕分けし、黒を減らす方法を紹介している。今回は著者の石徹白氏に“節ネット”の極意を聞いた。
●ネット中毒者がネットと距離を置くコツ
--ネット中毒を自覚するためには、どうしたらいいのでしょうか?
石徹白未亜氏(以下、石徹白) 順序が大切です。まずネットの閲覧履歴を見ます。漠然と「とりあえずネットをやめてみよう」と考えるのではなく、「ネット接続生活がこんなにひどいのだから、やめなくてはならない」と発奮する意味で、まず履歴を見たほうがいいのです。「こんなにネットばっかりしているなんて、自分はダメな人間だ」と自分にあきれるのが最初のステップです。
--履歴を洗い出して、黒・白に仕分けするのは面白そうです。
石徹白 当初は私もパソコンからケーブルを外したり、メール以外すべてのネットを見ないようにしてみたのですが、まったく長続きしませんでした。例えば、ネットバンキングを使うことすら禁止したため、家賃を払うにもわざわざ銀行に行って振り込んでいましたので、不便さからストレスを感じていました。また、私はオタク趣味があるのですが、オタク趣味とネットは切り離せない関係なのです。「(イラスト投稿サイトの)pixivを見すぎているな」などと、不毛な気分に陥ることもありますが、趣味に費やす時間はストレス解消にもなりますし、騙しサイトなどに釣られてイライラする、という不毛さよりは数百倍マシだと考えています。
つまり、ネット利用は「うんざりするもの」と「楽しいもの」、また「生活に必要なもの」があるのです。そこから黒ネット・白ネットの考え方につながりました。まず黒ネットを減らしていき、ネット全部をやめる必要はないと思えば楽になります。また、節ネットは長丁場になるので、もし黒ネットを見てしまっても自己嫌悪に陥らないようにすることが大切です。節ネットする気持ちがなくなることが、最もよくないのです。
--ネットをやめなければならないという気持ちが、最も重要なのですね。
石徹白 そうですね。私自身が節ネットを始めた動機は、「このままではまずい」という危機感でしたが、「ネットを見ていた時間で、○○ができた」など具体的な時間の利用法を思いつく人は、より節ネットに取り組みやすいでしょう。
「やりたいこと」「やるべきこと」がない状況は、ネット中毒者を作り出しやすいと思います。本書にも書いたのですが、私は節ネットがある程度成功して空き時間ができた時に、一日中テレビを見ていたことがありました。時間は空いたものの、何をしていいのかわからなかったのです。お金もなく、どうしても手軽な娯楽に転びがちです。私自身はネットに20歳前くらいからはまりだし、ネット以外の趣味がない、といったら言いすぎかもしれませんが、それにかなり近い状態だったのです。
●節ネットで空いた時間をどうするか
--空いた時間に何をするのか決めておかなければ、結局スマートフォンなどを手に取る可能性が高いですね。
石徹白 空いた時間で読書するとか、テレビや映画を見るようなインプットを増やすよりも、アウトプットや知識を行動に移すことにこだわったほうがいいと思います。そのヒントは身近なところにあるものです。例えば、食べログなど飲食に関するサイトをよくチェックする人は自分で料理を作ってみるとか、SNSや2ちゃんねるなど、人とのつながりを求めてネットに接続している人は、接続時間を少しだけ減らして実家や友人に電話をかける、帰省する日数を増やすなど、実際に人に会う時間をつくるといいのではないでしょうか。
お勧めは家事です。昼食を外食やコンビニ弁当で済ませている人は、まず米だけ炊いてみるところから始めて、弁当づくりをしてはどうでしょうか。ほかにも、一駅分歩いてみるなど、健康対策に時間をかけるのもいいでしょう。健康とともに生活費を節約できるなどのメリットがあり、続けるモチベーションにもなります。食事と運動は、人間生活の基本的な行動です。地味ですし、特に男性は軽視しがちな分野ではありますが、食事が荒れている人や運動不足の人などは、生活を見直したほうがいいです。
--ネット上でできるアウトプットはありますか? 例えばFacebookやTwitterもアウトプットの1つといえると思いますが。
石徹白 インプットとアウトプットが同じプラットフォーム上にあるので、成果が人と明らかに比較できてしまうところにSNSの罪深さがあります。「人は人、自分は自分」と割り切れる人はいいですが、他人と自分を比べて落ち込みがちな人はSNSの利用は一定のところで線を引き、利用は控えめにしたほうがいいでしょう。周りのみんなが使っているから、というだけの理由で無理して利用すべきではないでしょう。
確かにネット上でコメントを書き込むのもアウトプットの1つといえますが、それに対する周りの評価が気になるなど危険要素もあるので、書き込むサイトは厳選しましょう。大量の情報が行き交うTwitterはお勧めできません。ネット利用に際しては、自説を披露して悦に入りたいのか、考えを形にしたいのか、周りから評価を得たいのか、特定のライバルを出し抜きたいのか、発言を通じ人とつながりたいのか、など自分の欲望の正体を見極め、それに合ったサイトでアウトプットするのが一番です。
--欲望を自覚してネットをしている人は少ないでしょうね。
石徹白 時間の余っている人が、金がかからないからという理由でネットにハマることが多いと思いますので、その場合は副業をすれば時間を有効に使えて収入も得られて一石二鳥です。しかし、副業をネットで探しているうちに一日が過ぎ去るということにならないよう気をつけてください。どうすればいいかを考え、行動するのもいいアウトプットだと思いますし、試行錯誤することによってネットをただ見ているよりも深い満足感を得られると思います。
--ありがとうございました。
編集部
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