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「株女」が押さえるべき5つの投資ポイント
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20141224-00010002-shikiho-biz
会社四季報オンライン 12月24日(水)21時10分配信
アベノミクスの成長戦略で重点課題の一つに掲げられている、「女性が輝く日本」の実現。株式投資においても、さらなる女性個人投資家の増加が期待されている。SBI証券では先月、女性の投資への関心向上を狙い、新興上場企業を訪問する「株女バスツアー」を主催した。ツアーガイドをつとめた藤本誠之シニアマーケットアナリストに、投資アドバイスを聞いた。
■「ニッチだけれどもトップシェア」に注目!
ー女性を含めた投資初心者へのアドバイスは?
中長期の投資に関しては、企業の本質、そして成長する企業を見分けるために企業の状況を知らなくてはいけない。財務諸表分析なども必要かもしれないが、個人投資家がそれでプロの機関投資家に勝てるかというと難しい。まずはその会社の本業、何が儲けの源泉となっているのかを理解してもらうのがいちばんだ。「株女バスツアー」では、いくつかの企業を一緒に訪問して実際に見てもらい、経営者とも話をしてもらった。
これからは「ニッチだけれどもトップシェア」の銘柄がいいというのが、基本的な考え方だ。なぜなら、デフレからインフレに移行していく中では、人件費や輸入物価などコストが上昇していく。売上高が変わらなければ、コストが増える分だけ利益が減ってしまう。つまり、これからは企業の「値上げ力」がより重要になってくる。2位、3位以下がトップ企業に先駆けて値上げするのは難しいが、トップシェアであれば比較的価格改訂しやすい。
また、新興市場の中小型銘柄にも注目してもらいたい。中小型銘柄は、今後の伸びが見込め、事業モデルも単純な企業が多い。ソフトバンクのような大企業は国内だけでなく海外でも通信事業を展開し、NY証券取引所に上場した中国のネット通販、アリババ集団へも出資するなど全体像が複雑で把握が難しい。その時々のマーケットの状況により焦点が当たるポイントも変わってくるため、個人投資家が判断するのは難しい面もある。
ツアー参加者からは、企業のビジネスモデルや、なぜ儲かるのかへの理解が深まったという声が多く出ていた。たとえば、寿司の宅配「銀の皿」を展開しているライドオン・エクスプレス(6082)。寿司の宅配で全国展開しているが、カレー、釜飯などもすべて同じ会社で展開している。「銀の皿」は客単価が高めの寿司だが、「ろくめいかん」という別の名前でネタを変えた安い宅配寿司も展開している。日本人はコメの味にこだわりが強く、生魚を扱うため衛生面でも非常に厳しい管理が必要になるため、フードデリバリーで寿司はいちばん難しいとされる。だからこそ、ライドオン・エクスプレスではカレー、釜飯などほかの料理への展開も可能になっている。宅配寿司では5割以上、宅配釜飯では7〜8割のシェアを握る、宅配というニッチ分野でのトップシェア企業だ。また、同社は宅配プラットフォームだけを他店に提供するという、利益率のいいビジネスも行っている。自店の配達網を横展開した事業であり、非常に効率的だ。
ーーそれ以外に注目すべきポイントは?
マーケット自体の動向も大事だ。たとえばライドオン・エクスプレスで言えば、外食全体ではそれほど市場の伸びは期待できないが、フードデリバリーという市場は伸びていく可能性が高い。高齢化で人が外に出て行かなくなれば宅配のニーズが増すだろう。
もちろん、縮小市場でも伸びそうな企業はたくさんある。これからの日本では、人口減に伴って縮小する市場が多いだろう。たとえば、美容院というビジネスは、人口が減少していく中で市場拡大は見込みにくい。しかし、今回「株女ツアー」で訪問したビューティガレージ(3180)が展開しているような美容室向けECサイトのビジネスは、まだ拡大の余地が残されている。
■25日移動平均線が下がっていれば待ち!
また、2020年の東京オリンピックに向けて訪日外国人観光客が増加し、英会話、特にオンライン英会話の市場も拡大するだろう。そうすると、レアジョブ(6096)などの業績に追い風となる可能性がある。これまで英会話を必要とする人は、仕事で海外に行く人が多かった。高いお金を払っても教室に通って高度な英会話を身につけたいという人がターゲットだった。しかし、これからは訪日外国人観光客が増えれば、コミュニケーションがとれる最小レベルの英会話でも構わないという人が増えるだろう。そうなると、価格が安いオンライン英会話の需要は拡大する。
オンライン英会話の中でも、レアジョブは教育水準が高いフィリピン大学出身者や現役学生を多く採用し、講師の質を高めている。円安は人件費が増えるためデメリットになるが、認知度が高いため料金の値上げも比較的しやすいだろう。
株価チャートを見て、25日移動平均線が上がっているか下がっているか、これも初心者にわかりやすい判断材料だ。25日線が上がっていれば、株価は上昇傾向にある。逆に、この銘柄がいいなと思っても、25日移動平均線が下がっているのであれば上がるまで待ちましょうというアドバイスをしている。
そして、保有している銘柄の売り時は、買った理由がなくなった時だ。なぜその銘柄を買ったのか。その前提条件が崩れたのであれば、売り時だといえる。
来年2015年に向けて、日本市場は堅調相場が続くだろう。アベノミクスによる経済政策の追い風があり、企業業績も好調だ。全体市場が上がる局面では大型株が上昇するだろうが、それ以外で中小型の銘柄にも動きが出てくる。それをいかに選別していくかが大切だ。
※当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。
島 大輔
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