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原油下落、その意味するところ 米ロ戦略か世界経済縮小か(世相を斬る あいば達也)
http://www.asyura2.com/14/hasan92/msg/440.html
投稿者 笑坊 日時 2014 年 12 月 23 日 18:34:53: EaaOcpw/cGfrA
 

http://blog.goo.ne.jp/aibatatuya/e/5743c65b0b6714d3821fe948c76f8129
2014年12月23日

 ご承知のように、急激に原油価格が下落している。国家予算の収入の半分が原油や天然ガスに頼るロシアの通貨ルーブルは、対ドルで45%近く低下している。このままだと、本当にロシア経済が危機的状況になるのではないかと云う不安さえ生まれている。西側メディアのプロパガンダ報道だけを見聞きしている人々から“ざまあ見ろ”と云う感想が聞こえてきそうだが、実際はどういうメカニズムで起きているのか、そして、ロシア等々の経済危機が、世界に及ぼす影響などを、ざっくり考えてみた。直近、表に出ている情報は、まず以下の二つのロイター報道である。

≪ ロシアは「本格的な危機」、クドリン前財務相が指摘

[モスクワ 22日 ロイター] - 前ロシア財務相のアレクセイ・クドリン氏は22日、ロシア政府が金融の問題に迅速に取り組んでいないために、「本格的な経済危機」に陥った、または陥りつつあると指摘した。今後、国内企業のデフォルトが相次ぎ、ソブリン格付けがジャンク級(投機的)に下げられると予想した。

 クドリン氏は、国防費の増額に反対し2011年に財務相を辞任。以降、ウクライナ問題をめぐる米欧などの制裁に対するプーチン大統領の対応を批判している。 ロシア経済は、原油価格の急落や資本流出、通貨ルーブルの急落などで「最悪の事態(perfect storm)」(ウリュカエフ経済発展相)に陥っている。

  クドリン氏は記者会見で、ルーブル急落について、原油安は理由の一つに過ぎないと指摘。 今後、大企業や中規模企業の債務不履行が相次ぐと予想し、ロシアの格付けは今のところ、ジャンク(投機的等級)の手前に踏みとどまっているものの、「ジャンク級に格下げされるだろう」と述べた。

 ルーブルの対ドル相場は年初来で約45%下落している。クドリン氏は、そのうち25─35%の下落は制裁の影響で、残りはドル上昇や、投資家のロシア不信との見方を示した。 来年第1・四半期にはルーブルは落ち着くだろうが、来年のインフレ率は12─15%に達する公算を示した。

  また、原油相場が80ドルに上昇しても、来年の国内総生産(GDP)は2%以上の減少、60ドルなら4%かそれ以上の減少と予想した。 ≫(ロイター)

*筆者注:アレクセイ・クドリン氏はプーチン政権でも財務相に一時籍を置いたが、アナトリー・ボリソヴィチ・チュバイス氏直系の人物であり、エリツィン時代の産物・新興財閥(オリガルヒ)系統の人物である。


 筆者の当初の見立てでは、オバマのプーチンへの嫉妬が“病膏肓に入る”だなと理解していた。ロシアへの経済制裁だけでは飽き足らず、即効的にプーチン政権を排除出来る裏の制裁手段に出たのだろうと理解していた。そして、ロシアに、親米なエリツィン元大統領のような新興財閥(オリガルヒ)系統の人物の選出まで結びつけようとしていると見た。その為に、嫌がる産油国サウジアラビアを説得し、サウジの天敵イランを封じ込めるためにも、協力せよと厳命に渋々乗ったのだろうと想像していた。無論、米ロの世界戦略が真っ向ぶつかり合う中で生まれた想像だ。しかし、ここにきてOPECにおける、サウジの考え方は、米ロの世界戦略対立に便乗する形で、異なる狙いが見え隠れしている。以下のロイターの記事である。

≪ 減産は利益にならず、価格20ドルでも=サウジ石油相

[ロンドン 22日 ロイター] - サウジアラビアのヌアイミ石油鉱物資源相は、原油価格がどれだけ下落しようとも、減産は石油輸出国機構(OPEC)の利益にはならないと加盟各国を納得させたと述べた。

中東経済専門誌、ミドル・イースト・エコノミック・サーベイ(MEES)とのインタビューで同相は、「OPECの政策として、加盟国、そして今やバドリ事務局長も納得させた。価格がいくらであろうと加盟国が減産することは利益にならない。20、40、50、60ドルに下落してもだ」と述べた。 同相はまた価格がバレルあたり100ドルに戻ることは「おそらくないだろう」との見方を示した。 ≫(ロイター)


 原油価格が20ドルになっても、OPECは減産しないぞ!と言ったわけだ。常識的には、OPEC等々の産油国が減産することで、原油価格の暴落を防ぐ筈なのだが、それはしないと明言した。この決定には、幾つか理由があるだろう。一つは中東の古くなって原油の採掘コストが上がり始め、油田水圧破砕と云う、噴き出させたら最後、尽きるまで産油せざるを得ない強制的採掘方式を取り入れたため、事実上減産と云うコントロールが出来ない状態なのではないかと云うもの。それを見越した、金融勢力ファンドが、原油市場で売り浴びせをしている事で、原油相場の暴落が起きていると云う見方だ。

 二つ目は、中東の産油国全体にとって、アメリカのシェール・ガス、オイル革命は、原油の市場メカニズムの破壊に繋がるので、看過しがたく、産出コストが40ドル前後とみられるシェール・オイル、ガスの採掘を採算割れに追い込むため、という説もある。原油価格の暴落によって出た損失は、潤沢なオイルマネーを駆使して、金融市場で穴埋めすれば良いではないかと云う戦略である。

 三つめは、筆者が当初から見立てていた、米国による、ロシア、イラン、ベネズエラ、メキシコ、(イスラム国)等々の産油国を経済的に追い込み、政権の崩壊を誘うと云う、CIA経済戦略の一環と云う見立てだ。この点は、ロシアルーブルがかなり手痛いダメージを蒙っているので、西側メディアレベルでは、窮地に立っているだけのようにも見える。

 しかし、現実には対ドル為替相場こそダメージなのだが、貿易通貨をロシアルーブルで賄える交易も盛んになっているので、以前のロシアの状態を想定している点では、戦略に齟齬が生まれている。特に中国とのパイプライン締結は大きくドル不要をアピールしている。トルコパイプラインの決定も、かなり効果的だろう。また、BRICSと呼ばれるブラジル・ロシア・インド・中国・南アの5カ国が今年7月、新たな開発銀行の設立を発表した。世界の人口の4割、GDPの25%を占める巨大グループが、先進国にたよらない自前の開発銀行を創設したのだから、世界の力学は徐々に変容している。ノーベル経済学賞受賞者のジョセフ・ユ−ジン・スティグリッツ氏も、この新興国向け開発銀行の設立を高く評価している。

 スティグリッツ氏によると、≪(1)途上国を中心に世界の資金需要は急速に拡大しており、世界銀行やIMF(国際通貨基金)のような従来の国際金融機関の資金力では、そうした需要の数パーセントしか満たせない。(2)グローバル経済のパワーバランスが大きく転換し、いまや新興経済が優位に立ちつつあるのに、世銀やIMFのような機関はい まだに米国が牛耳っている。(3)世界経済の変化により新たなニーズが浮上しており、途上国の実情に合わせた多様で柔軟な融資が求められている。≫(デモクラシーNOW)

 四つ目が奇妙な話題だが、根本的に、世界的に石油需要が減速していると云うマーケットの実質的動きである。以下の記事は、単に日本におけるマーケットの問題なのだが、国内問題だけで、このような現象は起きないわけで、世界的に石油の需給バランスが、サウジの油田水圧破砕と云う強制的採掘方式とかに関係なく、需要が低下している可能性がある。中国経済の減速もその一つだが、金融経済で、好況を装う日米の張子の虎な好況経済が、殆ど見せかけかもしれないことを証明する傍証になるのではないかと、筆者などは疑っている。皆様は上述の様々なファクターを参考の上、いま、原油価格にまつわる問題が、世界情勢を、どのように表現しているのか、そして、これからの世界はどうなるのか、また、日本はどうなるのか、天皇誕生日に考えてみるのも悪くない。


≪ 縮む石油需要、再編の動き 出光、昭和シェルに買収交渉

ガソリンの需要が低迷する石油元売り業界で、再編の動きが本格化してきた。20日、国内2位の出光興産が、5位の昭和シェル石油の買収に向けて交渉に入ったことが表面化した。実現すれば、売上高で首位のJXホールディングスに次ぐ。「2強」に対抗するコスモ石油や東燃ゼネラル石油なども巻き込み、さらなる再編が加速しそうだ。

 出光の首脳は20日、記者団に対し、昭和シェルの買収に向けた交渉をしていることを認めた。また、「ドアをオープンにして検討している」と話し、昭和シェル以外の他社と交渉していることを明らかにした。

 昭和シェルの19日現在の時価総額は約3800億円で、買収額は数千億円規模になる。出光は、昭和シェルの過半数の株式を公開買い付け(TOB)で手に入れ、子会社化したい考えだ。昨年度の連結売上高の単純合計は約8兆円で、首位のJXの約12兆円に次ぐ規模になる。

 昭和シェルの筆頭株主で株式の34・6%を保有する英・オランダ系のロイヤル・ダッチ・シェルは、TOBに応じて株式を売却するとみられる。

 出光が規模の拡大をめざすのは、人口減少やエコカーの普及などで、ガソリンなど石油製品の需要が減り続け、コスト削減が急務だからだ。出光と昭和シェルは、国内に持つ互いの系列ガソリンスタンドについて重複するものを統廃合したり、設備過剰な製油所で生産する石油製品の種類をすみ分けたりすることで収益力を高めたい考えだ。まとめて原油を仕入れることで、仕 入れ価格や輸送費を安くする狙いもある。

 2010年、新日本石油と新日鉱ホールディングスが経営統合して生まれた最大手のJXは、北海道室蘭市の製油所を廃止するなど精製能力を3割程度減らした。統合後、目標だった3千億円の経常利益を毎年達成し、成長する東南アジアなどの海外の油田や天然ガスの開発事業に注力する。

 今後の注目は、3位のコスモ石油と4位の東燃ゼネラルの動向だ。両社は来年1月、千葉県内の互いの製油所を一体運用する合同会社を設立する。踏み込んだ再編に踏み切ったり、2強と手を組んだりする可能性もある。 ≫(朝日新聞デジタル:古賀大己、大津智義)


 

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コメント
 
01. 佐助 2014年12月23日 22:29:40 : YZ1JBFFO77mpI : 439YTZK3Rc
世界信用縮小恐慌の渦中です
しかも石油輸出国も自壊することを避けるのは難しい
日本も80年ぶりの節目に大革新しないと最後は停滞し自己崩壊する。自由経済システムそのものも腐敗堕落が避けられない。

2010年代世界恐慌は、住宅土地信用縮小恐慌と債券信用縮小恐慌からスタートしている。 2011年12月、ついにブラジル・中国・インドの住宅土地バルブが弾け、同時に、欧州各国の債券バブルが弾けた。


中国のバブルは、クルミの殼一個が百万に高騰、住宅土地バブル中心に、日本と米国と同じように破裂したのに、2015年までは見えない。一党独裁支配から開放される自由革命の蜂起成功は2025年前後になる。

社会主義国家ソ連と中国は、二つの世界大戦によって誕生した。そして、一党独裁支配制を採用したため、社会主義国家ソ連と中国は、革命から80 年目に自壊する。

石油輸出国も、40年目に政治的自由の要求に譲歩し、政治体制を維持するが、戦後80年目の節目には、民衆蜂起によって指導者層は分裂し、自壊することを避けるのは難しい。

どんな政治体制も経済体制も、個人と企業と国家レベルごとの利己的な行動と思考が不一致になり、矛盾が拡大分裂する。そのため、40年ごとに改革し、80年ごとに大革新が必要となる。

日本も参政権は婦人にまで拡大された。戦後の政治革新は福祉厚生制度の採用だった。三百年以上の長期政権も、40年ごとに改革され80年ごとに大革新されたが、最後は停滞し自己崩壊する。自由経済システムそのものも腐敗堕落が避けられない。


02. 2014年12月23日 23:21:04 : jXbiWWJBCA

原油安は減速する世界経済にとっての朗報

小林 卓典

世界
供給過剰による原油価格急落への市場の初期反応は、原油輸入国に与えるプラスの所得移転効
果よりもむしろロシアなどの産出国やエネルギー産業への打撃に対する懸念として現れ、一時、
主要国の株価は下落、資源国通貨は大幅に減価した。しかし原油安の効果はタイムラグを伴っ
て原油消費国の実質所得を確実に増やす。日本の場合、原油価格を 60 ドル/バレル、ドル円レー
トを 118 円と仮定すると、年間の原油輸入額は約 5 兆円節約される。原油に連動する天然ガス
やその他の石油製品を含めれば、実際の効果はさらに大きくなる。こうした所得移転効果はエ
ネルギー効率が優れていない国ほど享受することになるだろう。他方、原油安はインフレ率を
低下させるため、デフレ懸念が強まるユーロ圏では ECB に量的緩和の実施を後押し、米国では
FRB に利上げのタイミングをより慎重なものとさせる。2014 年は主要国で景気見通しの下方修
正が繰り返されたが、2015 年は逆の展開となる可能性が高いのではないか。
日本
2014 年 7-9 月期 GDP 二次速報を受けて、経済見通しを改訂した。改訂後の実質 GDP 予想は 2014
年度が前年度比▲0.5%(前回:同▲0.5%)、2015 年度が同+1.8%(同:同+1.8%)である。
2014 年 11 月に安倍総理が表明した消費税増税の先送りは、2015 年度の GDP 成長率を+0.53%
pt 押し上げるとみられる。ただし、当面、その蓋然性は極端に高いものではないが、消費税増
税の先送りを受けた「トリプル安(債券安・円安・株安)」進行のリスクには細心の注意が必
要となるだろう。日本経済は、2014 年 1 月をピークに景気後退局面入りしたとみられるものの、
今回の景気後退は極めて短期間で終了した可能性が高い。2015 年にかけて、日本経済は、@ア
ベノミクスによる好循環が継続すること、A米国向けを中心に輸出が緩やかに持ち直すことな
どから、緩やかな回復軌道をたどる見通しである。リスク要因としては、@消費税増税の先送
りを受けたトリプル安、A中国の「シャドーバンキング」問題、B米国の出口戦略に伴う新興
国市場の動揺、C地政学的リスクを背景とする世界的な株安、の 4 点に留意が必要である。
米国
2014 年の米国経済は、中間選挙を控えた政治休戦のもとで、外部要因に左右されつつも民間
部門が堅調で金融政策が正常化に向けた出口を探る 1 年だった。12 月の FOMC(連邦公開市場委
員会)では、事実上のゼロ金利政策について据え置き、注目された声明文については、金融政
策の正常化を開始するまで「忍耐強く」なれる、という表現に変更した。利上げ開始は近づい
ているが、低インフレで急ぐ必要性は低い。労働市場の改善傾向が強まり、エネルギー価格の
低下という追い風もあって個人消費は堅調である。住宅市場は緩やかな回復を続けているが、
今後は上振れ余地があると考えられる。予算などを巡る政策不透明感が復活することになるが、
選挙のない年であり、実績を残せる分野では進展が期待できよう。民間部門は総じて底堅く、
金融政策は政治動向が経済に及ぼす影響を含めて慎重に判断し、政策の正常化へ踏み出すだろ2
う。2015 年は個人消費を中心とする内需が底堅さを保つシナリオに変更はない。
欧州
2015 年のユーロ圏経済は低空飛行を続け、GDP 成長率は 2014 年の+0.8%(推定値)とほぼ
同水準の+0.9%程度にとどまると予想する。原油価格下落とユーロ安が追い風となって、個人
消費と輸出の緩やかな回復が続くと予想するが、投資の持ち直しは限定的となろう。2014 年年
央の景気停滞の主因だったドイツ、フランス、イタリアの 3 大国のうち、ドイツは個人消費と
輸出に支えられて景気の牽引役に復帰してくると予想する。これに対して、フランスとイタリ
アは遅れている構造改革への取り組みを進める必要があり、景気回復は遅行しよう。
ユーロ圏の消費者物価上昇率は 2014 年の+0.4%(推定値)から 2015 年は 0.0%へさらに低
下しよう。ECB は 12 月の金融政策理事会で、インフレ期待の低下阻止を目的に「2015 年の早い
段階で」追加緩和策を発表することを示唆した。1 月 22 日の ECB 理事会で、資産買取の対象に
社債や EU 機関が発行する債券などを加えることが発表されるとみている。なお、ユーロ圏各国
の国債を資産買取対象とすることに関しては、ECB 理事会内の意見対立をある程度収束させ、具
体的な買取方法を決定するためにもうしばらく時間がかかるのではないかと予想する。
中国
軍と石油閥の重鎮の摘発により、習近平総書記の権力基盤は強固になり、積極的な改革を推
進する体制が整いつつある。2013 年 11 月の三中全会で打ち出された改革「深化」路線に回帰
する可能性が高まったのである。具体的には、無駄な投資と借金を増やさず、潜在的な不良債
権を増やさないこと、さらには既に限界に達している投資に過度に依存した発展パターンから
決別し、消費主導の持続的安定成長へと本格的に舵を切ろうとしているのではないか。
経済運営を巡っては、経済の安定成長と改革深化の両立の難しさが指摘される。仮に二者択
一であれば、優先されるのは雇用の安定を可能にする経済成長である。2015 年 3 月に開催予定
の全人代では、2015 年の実質 GDP 成長率目標が 7%前後に設定されるとの見方が多い。政府当
局は、安定した雇用を損なわない成長率を 7%前後と想定している、ということになる。それが
損なわれそうになれば、景気下支え策が躊躇されることなく実施されよう。もちろん、改革深
化はこれからが本番であり、期待先行で中身が骨抜きにされてしまう可能性は否定できない。
2015 年は、「変われない」中国が、本当に変わるのか、それを見極める年となろう。
主要国実質 GDP 見通し<要約表>
(前期比年率%) (前年比%)
2013年 2014年 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年
1-3 4-6 7-9 10-12 1-3 4-6 7-9 10-12 (日本は年度)
(予) (予) (予)
日本 6.0 3.0 1.6 -1.5 5.8 -6.7 -1.9 3.8 0.4 1.0 2.1 -0.5 1.8
米国 2.7 1.8 4.5 3.5 -2.1 4.6 3.9 2.7 1.6 2.3 2.2 2.3 3.0
ユーロ圏 -1.5 1.3 0.7 1.0 1.3 0.3 0.6 0.4 1.6 -0.7 -0.5 0.8 0.9
英国 2.1 2.7 3.5 2.5 3.0 3.7 2.8 2.3 1.6 0.7 1.7 3.0 2.4
中国 N.A. N.A. N.A. N.A. N.A. N.A. N.A. N.A. 9.3 7.7 7.7 7.3 7.0
ブラジル N.A. N.A. N.A. N.A. N.A. N.A. N.A. N.A. 2.7 1.0 2.5 0.5 1.8
インド N.A. N.A. N.A. N.A. N.A. N.A. N.A. N.A. 7.7 4.8 4.7 5.9 6.7
ロシア N.A. N.A. N.A. N.A. N.A. N.A. N.A. N.A. 4.3 3.4 1.3 0.4 -3.0
(出所)各種統計より大和総研作成
http://www.dir.co.jp/research/report/overseas/world/20141222_009282.pdf


03. 2014年12月24日 07:59:29 : jXbiWWJBCA

「減産はOPEC産油国の利益にならず」
12月24日 6時14分

サウジアラビアのヌアイミ石油鉱物資源相は、値下がりしている原油価格が1バレル=20ドルになってもOPEC=石油輸出国機構にとって減産は利益にならないと述べ、原油安に対応する減産は当面、行われないという見方が改めて広がっています。

これは、サウジアラビアのヌアイミ石油鉱物資源相が、中東の経済誌の取材に答えたもので、イギリスの新聞、フィナンシャル・タイムズなどが23日付けの紙面で発言の内容を伝えました。
この中でヌアイミ石油鉱物資源相は、原油価格が値下がりするなかで迎えた先月のOPECの総会の際、加盟国に対し「価格がいくらになろうと、減産はOPECに加盟する産油国の利益にならない」と述べて、生産量の目標の据え置きを納得させたということです。またヌアイミ石油鉱物資源相は、1バレル=60ドルを割り込む水準にまで下落している原油価格について、「20ドルまで下がろうと、40、50、60ドルだろうと考えは変わらない」と述べました。
そのうえで減産について「ロシアやブラジル、アメリカのシェールオイルの生産者がシェアを獲得するだけだ」として、価格よりシェアを重視する考えを示唆しました。この発言について、市場関係者の間では原油安に歯止めをかける減産は当面行われないという見方が改めて広がっており、産油国のロシア経済などに影響を与えている原油安は当面続きそうです。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20141224/k10014226281000.html
 


04. 2014年12月24日 10:18:35 : smOkox1IoM
地球温暖化がメディアで盛んに「宣伝」された頃 (「不都合な真実」公開の2006年あたりか)

私はどこかで「石油はあと5〜60年後に枯渇する」と聞いた。

あれは大嘘だったのか。あの時 恐怖にかられて 損したわぃっ!

そんな大嘘、平気でつくぐらいだから、

今までの石油価格ってもんが、大嘘だったのではないだろうか?


05. 2014年12月24日 15:30:34 : YxpFguEt7k
「産出コストが40ドル前後とみられるシェール・オイル、ガスの採掘を採算割れ」

サウジの産出コストは2ドル。
アメリカに勝ち目なし。


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