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ホームレスに落ちる一歩手前のライフスタイルが日本に定着
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2014年12月21日 Darkness - ダークネス
日本はバブルが崩壊した1990年代から底辺で貧困層が増え始め、自殺も3万人超えが普通になっていた。
しかし、1990年代は「まだ日本は経済大国である」という自負もあったせいか、ほとんどの人は底辺の異常に気付かなかった。「貧困」は日本人の意識外だった。
貧困が意識されるようになっていったのは2000年以降だが、ちょうどこの頃から製造業でも非正規雇用が取り入れられて拡大していき、若年層の貧困が目立つようになっていた。
正社員になれない人間が増えていき、ニートやフリーターが顕在化して社会に認識されるようになった。格差も拡大していた。これで、やっと日本人は社会の底辺で貧困がじわじわと広がっているのを知った。
この若年層の貧困が、日本人全体の貧困になっていったのは、2008年以降である。2008年に何が起きたのか。リーマン・ショックである。
ここで世界経済は一気に不況に突入し、日本でも輸出が急激に減少し、企業は非正規雇用者の解雇と、正社員のリストラを始めるようになった。
■個室ビデオ放火事件の、加害者と被害者の境遇
日本の貧困化をさらに悪化させたのは、2009年から始まった民主党政権だ。
民主党政権は日本の輸出企業を苦境に追いやる円高を放置し続けた。円高を放置することによって、日本経済を破滅に追いやろうとしているかのように何もしなかった。
日本企業は苦しみ抜いた。
それ以降、日本企業は工場を中国や東南アジアに移動させて、日本人を徹底的に切り捨てる生き残り策に出た。また円高で競争力を失ったので、企業を縮小させるためにも正社員をリストラし続けた。
民主党政権が放置していた円高によって、日本から雇用が消えて行き、リストラが増え、その結果として日本人がどんどん貧困化していくことになった。
2008年10月1日、大阪府大阪市浪速区でひとりの男が「個室ビデオ店」を放火するという事件があった。15人が死亡して、10人が重軽傷を負った。犯人の小川和弘は2014年3月6日、死刑が確定している。
この事件は、ひとりの人間が起こした事件で出した犠牲者は戦後最も多かったので、その部分がクローズアップされていた。しかし、この事件の本質は犠牲者数ではなく、犯人と犠牲者の境遇の方だった。
小川和弘はパナソニックの元社員だったが、リストラされて人生が変転していった男だった。さらに、小川の放火によって死んだ男たちも、その犠牲者の多くは「住所不定」「身元不明」の人間たち、実質的にホームレス寸前になっていた男たちだったのである。
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