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時価総額266億円/(C)日刊ゲンダイ
“ヒルズ族の兄貴”USEN宇野会長「リベンジ上場」の皮算用
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/155909
2014年12月19日 日刊ゲンダイ
IPO相場が盛り上がっている。中でも注目は16日に上場以来、4日連続でストップ高まで買われたU―NEXT(東証マザーズ)。「IT業界の貴公子」ともてはやされたUSENの宇野康秀会長(51)が社長を務め、VOD(ビデオ・オン・デマンド)サービスを手掛ける企業だ。ドラマや映画などの動画を有料配信し、定額見放題サービスを売りにしている。
「4年前にUSENを追い出された格好の宇野氏にとって、IPO爆騰はしてやったり。U―NEXT株の9割は宇野氏の資産管理会社名義。時価総額は266億円に膨れ上がっています」(経済ジャーナリスト)
事業拡大が裏目に出て、2期連続で巨額赤字を垂れ流し。個人で3割ものUSEN株を持ちながらも、10年に代表権のない会長に退いた。そこから力を注いだのがU―NEXTだ。もともとはUSENが展開していた「GyaO NEXT」で、社長辞任とほぼ同時に会社分割して引き取った。
■「dビデオ」は契約400万件突破
「レンタルビデオ市場は限りなく縮小し、米国のようにVODが主流になる。宇野氏はUSEN時代からそう考えていた。5年後にはVODユーザーが1000万人規模に増えるとみて、業界トップの座をうかがっています。USENに凱旋し、経営統合も視野に入れてのことでしょう」(前出の経済ジャーナリスト)
もっとも、マーケットの好反応とは裏腹に足元の数字は厳しい。U―NEXTの契約者数は「非公表」(広報部)だが、宇野社長の発言や契約者数増加率から類推すると30万人程度。NTTドコモが展開する「dビデオ」(非ドコモユーザーも利用可)は400万件を突破していて、はるか先を突っ走っている。
「同業他社ではニコニコ動画のドワンゴがKADOKAWAとの経営統合を選び、Huluも日テレ傘下入り。TSUTAYA TVはCCCグループの力で勝負する。Gyaoでてこずった宇野社長は痛感しているはずですが、コンテンツホルダーをガッチリつかまないと見通しは明るくない」(ロータス投資研究所代表の中西文行氏)
“ヒルズ族の兄貴分”の完全復活はあるのか。
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