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株で4千万円儲けたお笑い芸人の必勝法、4千万円損した超人気作家の失敗理由
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20141219-00010001-bjournal-bus_all
Business Journal 12月19日(金)6時0分配信
ボーナスの時期ということもあって、この時期は経済誌で「株で儲ける」特集が目立つ。
「週刊東洋経済」(東洋経済新報社/12月13日号)は『いま、買うべき株と投信』という特集を組んでいる。「追加金融緩和後に再び加速した円安・株高。2015年のマーケットはどうなるのか、何に投資すべきか?今後の注目ポイントや銘柄選別のツボを徹底解説」という内容だ。
日本銀行が10月31日、長期国債の買い増しとともに、上場投資信託(ETF)の購入枠をそれまでの3倍の3兆円に増やす追加金融緩和策を発表した。世界最大の年金基金、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)も株式投資枠の拡大を決めており、買い需要に厚みが増した。「日銀もGPIFも株価を大きく押し上げるような買い方はしないが、株安局面では積極的に出動する」(同特集)とみられており、日本株は下がりにくくなったのだ。
投資家の先高期待は高まり、来年の日経平均株価は2万2500円も視野に入るといわれている。
「注目されるイベントを無事に通過し安倍政権の株高政策継続、企業業績も期待どおりに伸びるとなれば、米国利上げの影響をこなして日経平均は2000年ITバブル時高値2万0833円を抜き、1996年6月につけた2万2666円を目指す展開に入る可能性がある」(同特集)
●投資失敗例
「週刊ダイヤモンド」(ダイヤモンド社/11月22日号)の特集『買っていい株237 買ってはいけない株163』によれば、個人投資家も意欲的で「野村証券では、普段の5倍の問い合わせが殺到。コールセンターの人員で受け切れず、支店の社員まで駆り出した。楽天証券でも同様で、特に休眠口座を持つ人のID・パスワードや入金方法の問い合わせ」(同特集)が多いといい、今後投資が活発化するとみられている。
現在、原油安でロシア情勢が大きく動き出し、リスクが高まっているが、ボーナスを株式に投資という人もいるだろう。そこで失敗例と成功例を紹介したい。まずは失敗例。
「週刊ダイヤモンド」のインタビュー記事『印税が消えてなくなった?ベストセラー作家の大失敗』では、大ベストセラー『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』(光文社)の著者で公認会計士の山田真哉氏の投資失敗談を掲載している。山田氏が株式投資を始めたのは05年ごろで、日経平均株価が1万1000円から1万6000円に跳ね上がった時期だ。しかし06年、「ライブドアショック」に見舞われた。山田氏は自らの投資経験について次のように語っている。
「現在までに総額で約2500万円投資しましたが、最大で1500万円の含み損を抱えた時期がありました。アベノミクス相場のおかげで、今はようやく含み損が200万〜300万円まで減ったところです。なぜ失敗してしまったのか。損をしたくないという気持ちが強かったんです」
また山田氏は外国為替証拠金取引(FX)で4000万円を失っているという。
「07年ごろでしたか、100倍のレバレッジをかけていたので損失も膨らんで4000万円が泡と消えました。株につぎ込んだお金も合わせて『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』の印税がほぼ全てなくなりました」(同記事)
山田氏は余裕資金での投資が重要だという。
●投資の成功例
一方で、投資の成功例は、お笑いトリオ、ザ・フライのメンバー井村俊哉氏だ。
「SPA!」(扶桑社/12月16日号)の特集『株で儲ける最終案内』によれば、井村氏は「バイトで貯めた約100万円で株を始め、4年間で資産を4000万円まで増やしました」という。芸人としての収入はほとんどなく、収入を得る手段に株を選んだ。
「最初、銘柄選びで重視したのは財務状況が良いことでした。時価総額より多くの現金を持っていたらPBR(株価純資産倍率)も低くて安心かと」(同特集より)
株価が10倍に化ける「10倍株(テンバガー)」を狙って、投資対象はベンチャー系の新興株が中心のようだ。自他共に認めるドケチで、証券会社は取引手数料の安い会社を利用しているという。現在はネット証券のライブスター証券だ。しかし、最近は損失も出している。
「日銀が追加緩和を発表した10月31日には調子に乗って読みを外してしまい、500万円以上の損失を出しました。まぁ、でも年間ではまだ1000万円以上儲けています」(同特集より)
乱高下激しい相場なだけに、くれぐれもご注意を。
松井克明/CFP
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