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《ルーブル急落》 「次に危ないのはどこか」通貨安、資源国に飛び火(産経新聞)
http://www.asyura2.com/14/hasan92/msg/298.html
投稿者 赤かぶ 日時 2014 年 12 月 16 日 23:02:15: igsppGRN/E9PQ
 

モスクワの街頭に設置されたルーブル相場の電光掲示板=15日(タス=共同)


【ルーブル急落】 「次に危ないのはどこか」通貨安、資源国に飛び火
http://www.sankei.com/economy/news/141216/ecn1412160048-n1.html
2014.12.16 22:28 産経新聞


 原油価格の下落はロシア通貨のルーブル安だけでなく、日本をはじめ先進国にも悪影響を及ぼしかねない。楽天証券経済研究所の窪田真之チーフ・ストラテジストは「石炭、鉄鉱石などを含めた資源国全体の経済悪化につながる恐れがある」と指摘した。世界同時株安が続く懸念もある。

 16日の東京株式市場は、原油安による世界経済の減速懸念が強まり、日経平均株価の終値は前日比344円08銭安の1万6755円32銭で、約1カ月ぶりの低水準となった。また、東京外国為替市場や債券市場では、安全資産とされる円や日本国債が買われ、リスク回避の動きが目立った。

 通貨安はルーブルだけでなく、ノルウェーのクローネやメキシコのペソ、オーストラリアの豪ドルなど、他の資源国にも波及した。三菱UFJモルガン・スタンレー証券の田坂圭子シニアエコノミストは「『ロシアの次に危ないのはどこか』との連想が、資源国の通貨安を引き起こした側面もある」と分析する。

 今後のルーブル相場については、「原油価格がどこまで下がるか底がみえていない」(SMBC日興証券投資情報室の山本正樹次長)状況だけに、通貨安に歯止めがかかるかは不透明な状況だ。

 こうした状況が続けば、先進国の経済にも悪影響を及ぼしかねない。メリルリンチ日本証券の吉川雅幸チーフエコノミストは「ロシアとの結びつきの深いユーロ圏の企業の先行き見通しが慎重化する」と指摘した。


 

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コメント
 
01. 2014年12月16日 23:08:13 : jXbiWWJBCA

コラム:原油安のリスクオフで円安逆流あるか=村田雅志氏
2014年 12月 16日 19:56 JST
村田雅志 ブラウン・ブラザーズ・ハリマン 通貨ストラテジスト

[東京 16日] - 為替市場は、11月米雇用統計の発表後、いわゆるリスクオフの流れが続いている。ドル円は、同統計の好結果を受け、日本時間12月8日早朝には122円ちょうど近辺と7年5カ月ぶりの高値を記録。しかし、その後は下落基調で推移し、原稿執筆時点(16日夕刻)では116円台後半まで下がり、11月下旬のもみ合い相場での安値や28日移動平均線を大きく割り込んだ。

短期のテクニカル指標はドル円の下落トレンドを示しており、下値の目途は115円ちょうど近辺まで下がったと思われる。

リスクオフにぜい弱とされる新興国通貨は、ドル円以上の大幅な下落となっている。12月1日から15日までの対ドルでの騰落率(パフォーマンス)をみると、ロシア・ルーブルは23%も下落し、過去最安値を更新。トルコ・リラ、南アフリカ・ランド、ブラジル・レアルも5%を超える下落を記録した。

リスクオフの主因とされているのが原油価格の下落だ。今年7月下旬に104ドル台だった米原油先物は、原稿執筆時点には55ドル台と、わずか4カ月でほぼ半値に下落。原油価格の下落を受けて、12月上旬まで過去最高値水準で推移していた米国株は、エネルギー関連を中心に売りが先行し、12月8日の週だけで約4%も下落した。

為替市場にとってタイミングが悪かったのは、原油価格の下げが加速する12月初めの時点でドル買い(ロング)ポジションが積み上がっていたことだ。米商品先物取引委員会(CFTC)が発表したIMM通貨先物の非商業(投機)部門の取組によると、主要6通貨(円、ユーロ、ポンド、スイスフラン、カナダドル、豪ドル)に対する投機筋のドル買い越し枚数は、11月25日までの週で38.4万枚と2005年以降で最大を記録。リスクオフの強まりとともに、ドル買いポジションを調整する動きも強まり、ドル円の下落につながったと考えられる。

<ドル円上昇シナリオは当面お預け>

注目すべきは、米経済指標の一部に変調がみられる点だ。11月雇用統計は前述した通り好結果だったが、15日に発表された12月のニューヨーク連銀製造業景況指数はマイナス3.58と、市場予想を大幅に下回り、2013年1月以来のマイナスに低下。内訳をみると、景気の先行指標とされる新規受注がマイナス1.97と10月に続きマイナスとなり、同じく先行性があるとされる受注残はマイナス23.96と1年ぶりの大幅な悪化を記録した。

確かに、ルー米財務長官が石油の値下がりは減税のようなものと指摘したように、原油価格の下落は米家計の可処分所得の実質的な押し上げを通じ、好調な米経済成長の勢いをさらに後押しするとの見方が根強いのも事実だ。ただし、原油価格の下落が長期化することでクレジットリスクが顕在化する恐れはある。

例えば、米ハイイールド債インデックスは12月前半だけで約4%下落。石油探索・生産関連企業を多く含むエネルギーセクターのインデックスは12%近くの下落となっている。原油価格の急落で石油探索・生産関連企業の採算性懸念が台頭しており、エネルギー部門のハイイールド債のデフォルトが全体の2割程度に達する可能性があるとの見方も出ている。

では、今後も原油価格の軟調な推移は続くのだろうか。米大手資源サービス会社ベーカー・ヒューズの調査によると、12月12日時点でのリグ(石油掘削設備)の稼働数は1546基と前週に比べ29基減少し、今年最大の減少幅を記録。直近ピーク(10月10日時点)の1609基から約4%減少したことになる。原油価格の大幅下落で、石油関連の設備投資が抑制されるリスクも高まっている。

また、アラブ首長国連邦(UAE)のマズルーイ・エネルギー相は原油価格が40ドルになっても減産は見送られるだろうと発言するなど、原油減産の見通しは立っていない。一方、12月の中国HSBC製造業PMI(速報値)が49.5と景気の分岐点とされる50を7カ月ぶりに割り込むなど、世界最大の原油消費国である中国の景気は弱含みで推移。ユーロ圏や日本の景気低迷も続いており、原油需要が強まることも期待しにくい。需給の悪化が続くのであれば、原油価格は軟調な推移が続くとみるべきだろう。

もちろん、筆者も他の市場参加者と同じように、米連邦準備理事会(FRB)は来年半ばにも利上げに踏み切るとの見方をとっている。前述したニューヨーク連銀製造業景況指数を除けば、これまで発表された米経済指標は総じて好調を維持しており、日本時間18日早朝に発表される連邦公開市場委員会(FOMC)声明では、事実上のゼロ金利を「相当な期間(considerable time)」継続するとの文言が変更され、FRBが利上げに向けた地ならしを進める可能性も視野に入れるべきだ。米利上げ期待の強まりは、ドル買いの動きを強めると考えられる。

一方、筆者は、日銀が掲げる2%インフレ目標を来年半ばに達成するとの見方を疑問視しており、来年春先にも3回目の大規模緩和(バズーカ3)を試みるだろうとみている。2回目の大規模緩和が5対4の僅差での決定だっただけに、バズーカ3に向けては紆余曲折もあるだろうが、日銀の追加緩和姿勢はドル円をサポートするとみていいだろう。

しかし、ドル買い越し枚数は9日までの週でも34.6万枚とドル買いポジションの調整は道半ば。欧米を中心に投資家の多くはクリスマス休暇を控え、既存ポジションの整理を進めたいところだろう。日米の景況感格差や金融政策の違い(ダイバージェンス)を背景にドル円は底堅く推移するとのシナリオは当面お預けで、ドル買いポジションの調整がある程度完了するまでドル円は軟調な推移が続くと予想される。

*村田雅志氏は、ブラウン・ブラザーズ・ハリマンの通貨ストラテジスト。三和総合研究所、GCIキャピタルを経て2010年より現職。
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPKBN0JU13C20141216


02. 2014年12月16日 23:15:36 : jXbiWWJBCA

コラム:サウジが仕掛ける「石油戦争」、制御不能リスクも
2014年 12月 16日 13:41 JST
Mohamad Bazzi

[15日 ロイター] - 1973年8月、当時のサダト・エジプト大統領はサウジアラビアのファイサル国王に会うため、首都リヤドをお忍びで訪れた。イスラエルとの戦争を準備していた大統領は、サウジに石油という最も強力な武器を行使してもらう必要があったのだ。

ファイサル国王はこの時点まで、「武器としての石油」を使うよう石油輸出国機構(OPEC)諸国に呼びかけることに二の足を踏んでいた。しかし74年10月にイスラエルと中東アラブ諸国との第4次中東戦争が勃発すると、アラブ諸国は石油生産を減らして価格を釣り上げるとともに、イスラエルを支持する米国を罰するため、石油の輸出禁止に踏み切った。サウジの協力がなければ、大規模な禁輸は不可能だっただろう。

サウジは今日、再び石油兵器を利用している。しかし今回行っているのは価格押し上げと供給削減ではなく、その反対だ。6月以来、国際石油価格が大幅下落したのを目の当たりにしながら、サウジは減産を拒んだ。相場を反転させようとするどころか、11月27日のOPEC総会では減産見送りの音頭を取った。

この政策は無視できない結果をもたらした。過去2年間、1バレル=105─110ドル前後で安定していた北海ブレント油は、6月の112ドルから60ドル近くまで下がった。ベネズエラのマドゥロ大統領は10月、「米国とその同盟諸国が石油価格の下落を望むのはなぜだろう」と問いかけた。答えは「ロシアを痛めつけるため」だろうか。

この答えは一部正しいが、サウジの策略はもっと複雑だ。同国が仕掛けた最新の「石油戦争」には標的が2つある。従来型石油と競合するには価格の高止まりを必要とする米シェールオイル生産者を市場から締め出すのが1つ。だがより大きな狙いは、シリアの内戦においてアサド政権を支えるロシアとイランを罰することにある。内戦が勃発した2011年以来、中東諸国と世界の列強はシリアを舞台に代理戦争を繰り広げてきた。

サウジとカタールがシリアの反体制派に武器を提供しているのに対し、イランと、それより程度は落ちるがロシアは、アサド大統領が権力を維持できるよう武器や資金を供与してきた。

米国がイラクに侵攻した2003年以来、アラブ世界の伝統的な中核国であるエジプト、サウジアラビア、その他湾岸諸国はイランの影響力拡大に神経を尖らせてきた。核開発の野望、イラク政府に対する影響力の拡大、イスラム教シーア派民兵組織ヒズボラとイスラム原理主義組織ハマスに対する支援、シリアとの同盟関係などだ。

この紛争は今やイラン対サウジの本格的代理戦争へと発展し、中東地域全体に広がっている。双方ともこの戦いを次第に「勝者総取り」と見据えるようになった。レバノンにおいてヒズボラが優勢を確保すれば、同国でシリア反体制派のスンニ派が、ひいてはその保護者たるサウジがイランに敗北を喫することになる。イラクにおいてシーア派主導の政府が支配権を盤石のものとすれば、イランの白星はまた1つ増えるだろう。

サウジ王家は現在、バーレーン、イエメン、シリア、その他どこであれ、イランの魔の手が伸びる恐れがある国との同盟強化を急いでいる。そして伝家の宝刀、石油を使ってイランとロシアに巻き返しを図ろうとしているのだ。

ロシアとイランは石油価格の安定に大きく依存している。数多くの試算によると、ロシアが予算公約を守るには石油は1バレル=100ドル前後を保っていなければならない。西側諸国からの制裁と経済的孤立に直面するイランは、さらに高い価格を必要としている。イランは既にサウジの戦略によって経済的打撃を被った。OPEC総会の減産見送り決定を受け、11月30日にイランの通貨リアルは対ドルで6%近くも下げた。

サウジ自体は石油安の影響から身を守れると信じている。価格の下落分はいつでも生産増加によって補える。あるいは7500億ドルに上る外貨準備に少し手を付ければ、収益悪化の打撃を和らげることが可能だと。

とはいえ、サウジが危険な賭けを演じていることは確かだ。イランやロシアのような独裁的体制が経済圧力によって行動を変える保証はない。さらに悪い可能性としては、サウジの策略が裏目に出て、ロシア、そして特にイランが中東におけるサウジの影響力拡大に対し、いよいよ態度を硬化させることが考えられる。

シリアとイラクで代理戦争を繰り広げることにより、サウジはロシアおよびイランとの石油戦争を引き起こすリスクを冒している。短期的にはサウジが勝利を収めるかもしれない。しかし宗派間の争い同様、サウジの行為はだれにも制御できない大火に発展する恐れを秘めている。
http://jp.reuters.com/article/jp_column/idJPKBN0JU0AE20141216


03. 2014年12月16日 23:43:26 : Qk0z0gVGLY
米国に飛び火w

04. 2014年12月16日 23:45:10 : jXbiWWJBCA

ユーロ圏12月総合PMI速報値は上昇、過去1年超で2番目の低水準
2014年 12月 16日 19:19 JST
[ロンドン/ベルリン/パリ 16日 ロイター] - マークイットが発表した12月のユーロ圏購買担当者景気指数(PMI)速報値は、総合指数が51.7と、1年4カ月ぶり低水準だった前月の51.1から上昇した。市場予想の51.5も上回ったが、この1年あまりで2番目に低い水準となった。

マークイットの首席エコノミスト、クリス・ウィリアムソン氏は「全般的にユーロ圏の軟調を示しており、失望させる内容。喜べるような材料はない。安定しているとしても、成長ペースはかなり控えめ」と述べた。

PMIは50が景気の拡大・縮小の分かれ目。12月は18カ月連続で50を上回ったが、産出価格指数は48.0で、企業が33カ月連続で価格を引き下げていることが示された。

サービス部門PMIは51.9。前月の51.1から上昇し、予想の51.5を上回った。製造業PMIは50.8で、前月から上昇。予想の50.5を上回った。

国別では、ドイツの総合PMIが51.4で、11月の51.7から低下。節目の50を20カ月連続で上回っているものの、昨年6月以来の低水準となった。

ドイツのサービス部門PMIは51.4で、前月の52.1から低下。1年5カ月ぶり低水準となった。製造業PMIは逆に、49.5から51.2に上昇し、予想の50.4を上回った。

フランスでは、総合PMIが49.1と、11月の47.9から上昇。サービス部門PMIは47.9から49.8に上昇し、節目の50に近づいた。景況感が底入れした可能性がある。

マークイットのウィリアムソン氏は「(ユーロ圏の)周辺国では成長が加速しているようだが、中核国が引き続き軟調であれば、それが周辺国に波及し、全体の景気が再び押し下げられることになる恐れがある」と述べた。
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPKBN0JU12C20141216


ユーロ圏:12月の製造業・サービス業活動、辛うじて拡大
  (ブルームバーグ):ユーロ圏の製造業とサービス業の活動は12月に辛うじて拡大した。ドイツとフランスの景気が弱く、経済活動の低調が続いている。
英マークイット・エコノミクスが16日発表した製造業とサービス業を合わせた12月のユーロ圏総合購買担当者指数(PMI )速報値は51.7と、前月の51.1から上昇。ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト予想(51.5)も若干上回った。PMIは50が活動拡大・縮小の分かれ目。
製造業PMIは50.8と、11月の50.1から上昇。サービス業PMIは51.9で、これも前月の51.1を上回った。
今年のフランス経済はほとんどゼロ成長、イタリアはリセッション(景気後退)にあり、ドイツも年央の軟調からの脱却がもたついている。各国政府が経済改革が進まない中で欧州中央銀行(ECB)は追加刺激策を準備している。
マークイットのチーフエコノミスト、クリス・ウィリアムソン氏はPMIについて、「ユーロ圏の経済活動は12月に若干加速したが、力強いというには程遠い状態で年を終えた。懸念材料である中核国フランスとドイツの低迷は、引き続き顕著だ」とし、「従って、改善を主導したのは他の諸国だ」と指摘した。今年は「周辺国にとって2007年以降で最良の年」となったと付け加えた。
発表によれば、フランスの製造業PMI は47.9と、予想に反して11月の48.4から悪化。ドイツでは民間部門の拡大ペースが鈍化し、1年半ぶりの低水準となった。
原題:Germany Damps Euro-Area Growth With France as Periphery Strives(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:フランクフルト Jeff Black jblack25@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先: Fergal O’Brien fobrien@bloomberg.net; Jana Randow jrandow@bloomberg.net; Paul Gordon pgordon6@bloomberg.net 笠原文彦
更新日時: 2014/12/16 20:04 JST
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NGO46P6K50Y101.html

12月の独ZEW景気期待指数は予想大きく上回る、4月以来の高水準
2014年 12月 16日 19:41 JST
[マンハイム(ドイツ) 16日 ロイター] - ドイツの欧州経済センター(ZEW)が発表した12月の独ZEW景気期待指数は34.9で 前月の11.5から上昇、市場予想の20.0も大きく上回り、4月以来の水準となった。現況指数は10.0で前月の3.3から上昇、市場予想の5.0も上回った。

調査は12月1―15日にアナリストや投資家230人を対象に実施した。
http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPKBN0JU14I20141216


 

11月英CPIは前年比+1.0%、12年ぶりの低い伸び
2014年 12月 16日 20:02 JST
[ロンドン 16日 ロイター] - 英国立統計局(ONS)が発表した11月の消費者物価指数(CPI)は前年比1.0%上昇と、2002年9月以来約12年ぶりの低い伸びとなった。市場予想の1.2%上昇を下回った。石油価格の下落が物価上昇率の低下につながった。10月は1.3%上昇だった。

CPIは前月比では0.3%低下した。予想は変わらずだった。

項目別では、自動車燃料の価格が前年比5.9%下落。食品価格は1.7%下落と、2002年6月以来の大幅な下落となった。

コンピューターゲーム価格の上昇が鈍化したことも、インフレ率を押し下げた。

また、最近のポンド高が輸入価格の低下につながり、インフレ率のさらなる押し下げ要因となった。

エネルギー、食品、アルコール、たばこを除くコアCPIは1.2%上昇と、伸びが鈍化した。

キャピタル・エコノミクスのエコノミスト、ポール・ホリングスワース氏は顧客への電子メールで、コアCPIの伸び鈍化は、インフレ率を押し下げているのが食品・石油価格だけではないことを示していると指摘。

「差し当たりはデフレは回避できるとわれわれは考えているが、今後数カ月でインフレ率が1%を明確に下回るのは確実で、今後数年にわたり金融政策の引き締めペースを抑制する要因となるだろう」とした。

同日に発表となった生産者物価は産出指数が前年比0.1%低下と、予想よりも小幅な低下だった。前月比では4月以来の上昇を記録した。
http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPKBN0JU14A20141216

コラム:欧州通信業界のM&A、来年はさらに増加へ
2014年 12月 16日 15:33 JST
Quentin Webb

[ニューヨーク 15日 ロイター BREAKINGVIEWS] - 欧州の通信業界をM&A(合併・買収)が席巻している。英通信大手BT(BT.L)が携帯電話事業の買収に意欲を示し、次に動きが表面化するのは英国だ。それに続いて各方面で合従連衡が起きる可能性があり、来年はM&Aがさらに増えそうだ。

ドイツやオーストリア、アイルランドでは、M&Aに理解を見せ始めた規制当局が通信業界内での携帯電話事業の買収案件を認可し、デンマークでも案件の見直しが進む。ドイツやスペイン、フランスで見られるように、次の大きな流れはケーブルと携帯の両事業統合。プライベートエクイティ(PE)もM&Aを渇望している。

懸案は目白押しだ。携帯電話事業で今後M&Aが起こりそうな国はフランス、イタリア、オランダ。フランスではケーブルテレビ大手ヌメリカブルがブイグ・テレコム(BOUY.PA)を買収し、イタリアでは香港のハチソン・ワンポア(和記黄埔)がロシアの通信大手ビンペルコム傘下のイタリア携帯電話子会社ウィンドを買収する可能性がある。オランダではスウェーデンのTele2かドイツテレコム(DTEGn.DE)傘下のオランダ企業が売却されるかもしれない。スペインでも英ボーダフォン(VOD.L)がテリアソネラ傘下で国内第4位のヨイゴを買収する可能性がある。

また英国以外でも固定電話会社と携帯電話会社の組み合わせが起きるかもしれない。例えばベルギーではオランダ上場のアルティス(ATCE.AS)が、KPNかオレンジ(ORAN.PA)の携帯子会社を買収する可能性がある。イタリアでもボーダフォンがスイスコム傘下のファストウェブを狙っている。

本当に驚くような案件があるとすれば、国境を越えた大型M&Aの復活で、そうしたシナリオを描くことは可能だ。例えばBTによる国内の大手携帯電話会社の買収が、ボーダフォンをリバティ・グローバル買収へと突き動かす。AT&T(T.N)とコムキャスト(CMCSA.O)の米大手が欧州の携帯電話業界とケーブル業界で大型買収の最後の機会が失われるとみて、ボーダフォンとリバティに買収を仕掛ける。オレンジとドイツテレコムは突然、弱小勢力に転落して提携に動く・・・といった具合だ。

ただ、買収に動く企業の投資家は、少なくとも確証が欲しいところだ。ボーダフォンとリバティなど一部案件は妥当な組み合わせだが、全般的には金銭面で利益が出るのか見極めにくい。クレディ・スイスは1月、欧州の通信会社が2000年から12年に域外のM&Aで1690億ユーロを失ったとの試算を公表した。欧州委員会は欧州に巨大企業が誕生するのを歓迎するだろうが、米大手企業が食い込んできたり、国を代表する大手通信会社が買収の標的となれば、政治家は黙っていられないだろう。

株主は警戒を要する。こうした合従連衡の効果は既に株価には織り込みだ。ノムラによると欧州通信会社の株価の対EBITDA比率は7.4倍で、この比率は2年間で50%上昇した。EBITDAは向こう3年間に0.7%しか増えないと予想されるし、電話とビデオ、データ通信に携帯を加えた「クワッド・プレー」や、データ通信の将来性も完全には実証されておらず、株価は割高に見える。通信業界のM&Aをめぐる高揚感は、投資の面では的が外れている。

●背景となるニュース

―英通信大手BTは、ドイツテレコム(DTEGn.DE)と仏オレンジの合弁会社で携帯電話のEEを125億ポンド(196億ドル)で買収する方向で、両社と独占交渉に入ったことを明らかにした。BTは11月下旬以降、ドイツテレコム、オレンジに加え、携帯電話子会社O2を持つスペインのテレフォニカ(TEF.MC)とも協議を行ったが、EEを選んだ格好だ。

http://jp.reuters.com/article/jp_column/idJPKBN0JU0G920141216


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