04. 2014年12月16日 23:45:10
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ユーロ圏12月総合PMI速報値は上昇、過去1年超で2番目の低水準 2014年 12月 16日 19:19 JST [ロンドン/ベルリン/パリ 16日 ロイター] - マークイットが発表した12月のユーロ圏購買担当者景気指数(PMI)速報値は、総合指数が51.7と、1年4カ月ぶり低水準だった前月の51.1から上昇した。市場予想の51.5も上回ったが、この1年あまりで2番目に低い水準となった。 マークイットの首席エコノミスト、クリス・ウィリアムソン氏は「全般的にユーロ圏の軟調を示しており、失望させる内容。喜べるような材料はない。安定しているとしても、成長ペースはかなり控えめ」と述べた。 PMIは50が景気の拡大・縮小の分かれ目。12月は18カ月連続で50を上回ったが、産出価格指数は48.0で、企業が33カ月連続で価格を引き下げていることが示された。 サービス部門PMIは51.9。前月の51.1から上昇し、予想の51.5を上回った。製造業PMIは50.8で、前月から上昇。予想の50.5を上回った。 国別では、ドイツの総合PMIが51.4で、11月の51.7から低下。節目の50を20カ月連続で上回っているものの、昨年6月以来の低水準となった。 ドイツのサービス部門PMIは51.4で、前月の52.1から低下。1年5カ月ぶり低水準となった。製造業PMIは逆に、49.5から51.2に上昇し、予想の50.4を上回った。 フランスでは、総合PMIが49.1と、11月の47.9から上昇。サービス部門PMIは47.9から49.8に上昇し、節目の50に近づいた。景況感が底入れした可能性がある。 マークイットのウィリアムソン氏は「(ユーロ圏の)周辺国では成長が加速しているようだが、中核国が引き続き軟調であれば、それが周辺国に波及し、全体の景気が再び押し下げられることになる恐れがある」と述べた。 http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPKBN0JU12C20141216 ユーロ圏:12月の製造業・サービス業活動、辛うじて拡大 (ブルームバーグ):ユーロ圏の製造業とサービス業の活動は12月に辛うじて拡大した。ドイツとフランスの景気が弱く、経済活動の低調が続いている。 英マークイット・エコノミクスが16日発表した製造業とサービス業を合わせた12月のユーロ圏総合購買担当者指数(PMI )速報値は51.7と、前月の51.1から上昇。ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト予想(51.5)も若干上回った。PMIは50が活動拡大・縮小の分かれ目。 製造業PMIは50.8と、11月の50.1から上昇。サービス業PMIは51.9で、これも前月の51.1を上回った。 今年のフランス経済はほとんどゼロ成長、イタリアはリセッション(景気後退)にあり、ドイツも年央の軟調からの脱却がもたついている。各国政府が経済改革が進まない中で欧州中央銀行(ECB)は追加刺激策を準備している。 マークイットのチーフエコノミスト、クリス・ウィリアムソン氏はPMIについて、「ユーロ圏の経済活動は12月に若干加速したが、力強いというには程遠い状態で年を終えた。懸念材料である中核国フランスとドイツの低迷は、引き続き顕著だ」とし、「従って、改善を主導したのは他の諸国だ」と指摘した。今年は「周辺国にとって2007年以降で最良の年」となったと付け加えた。 発表によれば、フランスの製造業PMI は47.9と、予想に反して11月の48.4から悪化。ドイツでは民間部門の拡大ペースが鈍化し、1年半ぶりの低水準となった。 原題:Germany Damps Euro-Area Growth With France as Periphery Strives(抜粋) 記事に関する記者への問い合わせ先:フランクフルト Jeff Black jblack25@bloomberg.net 記事についてのエディターへの問い合わせ先: Fergal O’Brien fobrien@bloomberg.net; Jana Randow jrandow@bloomberg.net; Paul Gordon pgordon6@bloomberg.net 笠原文彦 更新日時: 2014/12/16 20:04 JST http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NGO46P6K50Y101.html
12月の独ZEW景気期待指数は予想大きく上回る、4月以来の高水準 2014年 12月 16日 19:41 JST [マンハイム(ドイツ) 16日 ロイター] - ドイツの欧州経済センター(ZEW)が発表した12月の独ZEW景気期待指数は34.9で 前月の11.5から上昇、市場予想の20.0も大きく上回り、4月以来の水準となった。現況指数は10.0で前月の3.3から上昇、市場予想の5.0も上回った。 調査は12月1―15日にアナリストや投資家230人を対象に実施した。 http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPKBN0JU14I20141216 11月英CPIは前年比+1.0%、12年ぶりの低い伸び 2014年 12月 16日 20:02 JST [ロンドン 16日 ロイター] - 英国立統計局(ONS)が発表した11月の消費者物価指数(CPI)は前年比1.0%上昇と、2002年9月以来約12年ぶりの低い伸びとなった。市場予想の1.2%上昇を下回った。石油価格の下落が物価上昇率の低下につながった。10月は1.3%上昇だった。 CPIは前月比では0.3%低下した。予想は変わらずだった。 項目別では、自動車燃料の価格が前年比5.9%下落。食品価格は1.7%下落と、2002年6月以来の大幅な下落となった。 コンピューターゲーム価格の上昇が鈍化したことも、インフレ率を押し下げた。 また、最近のポンド高が輸入価格の低下につながり、インフレ率のさらなる押し下げ要因となった。 エネルギー、食品、アルコール、たばこを除くコアCPIは1.2%上昇と、伸びが鈍化した。 キャピタル・エコノミクスのエコノミスト、ポール・ホリングスワース氏は顧客への電子メールで、コアCPIの伸び鈍化は、インフレ率を押し下げているのが食品・石油価格だけではないことを示していると指摘。 「差し当たりはデフレは回避できるとわれわれは考えているが、今後数カ月でインフレ率が1%を明確に下回るのは確実で、今後数年にわたり金融政策の引き締めペースを抑制する要因となるだろう」とした。 同日に発表となった生産者物価は産出指数が前年比0.1%低下と、予想よりも小幅な低下だった。前月比では4月以来の上昇を記録した。 http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPKBN0JU14A20141216 コラム:欧州通信業界のM&A、来年はさらに増加へ 2014年 12月 16日 15:33 JST Quentin Webb [ニューヨーク 15日 ロイター BREAKINGVIEWS] - 欧州の通信業界をM&A(合併・買収)が席巻している。英通信大手BT(BT.L)が携帯電話事業の買収に意欲を示し、次に動きが表面化するのは英国だ。それに続いて各方面で合従連衡が起きる可能性があり、来年はM&Aがさらに増えそうだ。 ドイツやオーストリア、アイルランドでは、M&Aに理解を見せ始めた規制当局が通信業界内での携帯電話事業の買収案件を認可し、デンマークでも案件の見直しが進む。ドイツやスペイン、フランスで見られるように、次の大きな流れはケーブルと携帯の両事業統合。プライベートエクイティ(PE)もM&Aを渇望している。 懸案は目白押しだ。携帯電話事業で今後M&Aが起こりそうな国はフランス、イタリア、オランダ。フランスではケーブルテレビ大手ヌメリカブルがブイグ・テレコム(BOUY.PA)を買収し、イタリアでは香港のハチソン・ワンポア(和記黄埔)がロシアの通信大手ビンペルコム傘下のイタリア携帯電話子会社ウィンドを買収する可能性がある。オランダではスウェーデンのTele2かドイツテレコム(DTEGn.DE)傘下のオランダ企業が売却されるかもしれない。スペインでも英ボーダフォン(VOD.L)がテリアソネラ傘下で国内第4位のヨイゴを買収する可能性がある。 また英国以外でも固定電話会社と携帯電話会社の組み合わせが起きるかもしれない。例えばベルギーではオランダ上場のアルティス(ATCE.AS)が、KPNかオレンジ(ORAN.PA)の携帯子会社を買収する可能性がある。イタリアでもボーダフォンがスイスコム傘下のファストウェブを狙っている。 本当に驚くような案件があるとすれば、国境を越えた大型M&Aの復活で、そうしたシナリオを描くことは可能だ。例えばBTによる国内の大手携帯電話会社の買収が、ボーダフォンをリバティ・グローバル買収へと突き動かす。AT&T(T.N)とコムキャスト(CMCSA.O)の米大手が欧州の携帯電話業界とケーブル業界で大型買収の最後の機会が失われるとみて、ボーダフォンとリバティに買収を仕掛ける。オレンジとドイツテレコムは突然、弱小勢力に転落して提携に動く・・・といった具合だ。 ただ、買収に動く企業の投資家は、少なくとも確証が欲しいところだ。ボーダフォンとリバティなど一部案件は妥当な組み合わせだが、全般的には金銭面で利益が出るのか見極めにくい。クレディ・スイスは1月、欧州の通信会社が2000年から12年に域外のM&Aで1690億ユーロを失ったとの試算を公表した。欧州委員会は欧州に巨大企業が誕生するのを歓迎するだろうが、米大手企業が食い込んできたり、国を代表する大手通信会社が買収の標的となれば、政治家は黙っていられないだろう。 株主は警戒を要する。こうした合従連衡の効果は既に株価には織り込みだ。ノムラによると欧州通信会社の株価の対EBITDA比率は7.4倍で、この比率は2年間で50%上昇した。EBITDAは向こう3年間に0.7%しか増えないと予想されるし、電話とビデオ、データ通信に携帯を加えた「クワッド・プレー」や、データ通信の将来性も完全には実証されておらず、株価は割高に見える。通信業界のM&Aをめぐる高揚感は、投資の面では的が外れている。 ●背景となるニュース ―英通信大手BTは、ドイツテレコム(DTEGn.DE)と仏オレンジの合弁会社で携帯電話のEEを125億ポンド(196億ドル)で買収する方向で、両社と独占交渉に入ったことを明らかにした。BTは11月下旬以降、ドイツテレコム、オレンジに加え、携帯電話子会社O2を持つスペインのテレフォニカ(TEF.MC)とも協議を行ったが、EEを選んだ格好だ。 http://jp.reuters.com/article/jp_column/idJPKBN0JU0G920141216 |