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ドルでみた日本のGDP(在野のアナリスト)
http://www.asyura2.com/14/hasan92/msg/261.html
投稿者 赤かぶ 日時 2014 年 12 月 13 日 23:34:05: igsppGRN/E9PQ
 

ドルでみた日本のGDP
http://blog.livedoor.jp/analyst_zaiya777/archives/52669029.html
2014年12月13日 在野のアナリスト


総選挙の期日前投票が、12年総選挙と比べて10%以上も増えています。史上最低の投票率、などと危惧されましたが、意外と投票率が伸びる展開が予想されます。ここ2日間で、急速に野党が盛り返す、といった報道も出てきましたが、自民圧勝のアナウンス効果で、さらに投票率を下げる狙いが崩れたのかもしれません。それが国民の危機感なら、明日の結果は事前予想と大きく変わってくるのでしょう。それを促す、もう一つの要因として、株価の急落も挙げられます。

火曜日から始まった調整局面、日経平均は600円近い下落です。昨日は切り返しましたが、騰落率では下落銘柄の方が多く、TOPIXは小幅、日経平均先物だけが突出して買い上げられた印象です。日銀が買いスタンスから一転、様子見を決めこむ中で、木曜日からGPIFや公的機関の買い支え、なども噂されています。しかし金曜日の米株は大きく調整しており、週明けはふたたび17000円割れを試す、そんな流れになっています。世界同時株安に近い状態なので、安倍ノミクスのせいばかりではありませんが、この超金融緩和の状態が長く続くわけではありません。しかし安倍自民は「この道しかない」というのですから、長く続ける、と言っていることになります。それは将来に対する不安、今の株価の変動がそうした流れを喚起しているのかもしれません。

一つ特徴的なのが、GDPがドル換算すると大きく目減りしている、といった話があります。安倍ノミクスが始まってから、円が対ドルで80円から120円になりましたが、GDPはほとんど変化がない。確報値が出てきましたが、平成24年度が520兆円、平成25年度が531兆円、その間の円の対ドルでの下落は82→94円、94→102円、ですからドルに換算すると一貫して右肩下がり。景気後退は海外からみると安倍ノミクス開始以来ずっと、しかも今年はそれが大幅になる、となるのです。

円安で日本が成長したなら、少なくともこんな結果になりません。これは増税による影響ではありません。増税は26年度、それ以前は駆け込み需要を含む数字であり、GDPは増えるどころか、逆にドルベースでみると減っているのです。結論は一つ、日本は安倍ノミクスで大きく景気後退した。世界はドルでしか評価しませんから、これが海外からみた日本の正しい評価なのです。

しかし日本はお金の出し手、その点での評価が高い。先週は現物株を大きく買い越すのと同時に、先物は大きく売っています。裁定解消とみられますが、流動性を供給するので、市場からの評価が高い…としても、世界が同時に調整すれば、日本売りを加速させる可能性が高い。それは実態との乖離が、一番大きい市場でもあるからです。一貫して景気後退しているようにみえる、日本市場は円換算した企業業績だけで支えられている、といっても過言ではありません。

これで国内から怒りの声が上がらなければ、日本は凋落を国民が甘受した、とうけとられるでしょう。まだまだお金をバラマキつづけるのは「この無知(な国民)しかない」と、海外勢は考えるはずです。今年はすでに102→118円まで円は下落し、GDPはマイナスを続けています。今年の景気後退は、ドルベースでほぼ20%ぐらい下がってしまうのかもしれません。世界からみた日本、この大きな景気後退の渦の中で行われる総選挙、日本がどうなるか、とても大切なものとなってくるのでしょうね。


 

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コメント
 
01. 2014年12月14日 18:53:35 : EO8ytS4QYC
もう既に 衰退途上の 国となり

02. 2014年12月16日 07:04:32 : jXbiWWJBCA



アフリカ東部で「アフリカの奇跡」を実現 所得倍増時代の日本並みの購買力 ルワンダ
2014年12月16日(火)  堺 夏七子


 ルワンダという国名を聞いた時に皆さんは何をイメージされるだろうか。
 ルワンダを題材にした有名な映画が2本ある。1本目は「ホテル・ルワンダ」。1994年に発生した、3カ月間で80万人が亡くなった虐殺を題材にした映画だ。もう1本は「愛は霧のかなたに」。ルワンダで18年間にわたりマウンテンゴリラの生態調査をおこなっていた動物学者、ダイアン・フォッシーをシガニー・ウィーバーが演じた作品である。
これらの映画に描かれているルワンダは、豊かな自然に恵まれているものの、紛争や貧困が暗い影を落としている国である。多くの方々はルワンダに対して、いまだこのようなイメージを抱いているのではないだろうか。
 ところが近年になり、このルワンダが「アフリカの奇跡」と呼ばれる復興を果たし脚光を浴びている。この連載では魅力あふれるルワンダの現在とビジネスの状況を紹介したい。
 ルワンダは東アフリカに位置する人口約1100万人、国土面積は関東地方より一回り小さいくらいの内陸国である。気温は年間を通して20度程度で一定しており、2回の雨季がある緑豊かな国だ。住民は英語、フランス語、キニアルワンダ語などを話す。GDP(国内総生産)は約8000億円(2013年)。主要産業は農業で、GDPの3割を占める。周囲をケニア、タンザニア、ウガンダ、コンゴ民主共和国といった国々が取り巻いている。

 ルワンダの首都キガリは人口約110万人の都市である。その風景は虐殺のイメージからはほど遠い。道路は丁寧に舗装されており、ゴミひとつ落ちておらず美しい。まるで欧州の都市を訪れているような印象を受ける。今やキガリは米世論調査機関のGallupの調査やCCTV Africaでのレポートでアフリカの中で最も清潔で治安の良い首都だという評価を得ている。外国人でも夜間、街中を歩くことができる。

キガリ市内 左はきれいに舗装された道路。右はビルから撮影したキガリ風景
 ルワンダ人は概して礼儀正しく穏やかで、時間に正確だ。そして何よりもルワンダを盛り上げようという熱意にあふれていて勤勉である。
10万円の乾燥機を買う購買層が育っている
 ルワンダ政府は情報通信産業に注力して成長を促そうとしている。キガリには、IT起業家がシェアードオフィスとして利用できるスペース「kLab」がある。そこで出会った一人の若者は、日中、通信会社で働きながら夜間このkLabに通い、Web系のIT会社を起業するための準備をしていると話してくれた。

kLabのオープンスペース
 キガリ市内は多くの日本の中古車やモトと呼ばれるバイクタクシーが走り回っている。市内を走る乗用車のほとんどがトヨタ製をはじめとする日本車だ。

ローカルマーケットに納品するトラック。日本の中古車トラックが多く利用されている。

整然と並んで乗客を待つバイクタクシー。
 キガリ市内にあるショッピングモールの電化製品のコーナーにはLGやサムスンといった韓国メーカー製の冷蔵庫、テレビ、洗濯乾燥機が並んでいる。日用品コーナーにはP&Gの紙おむつやユニリーバの洗剤など欧米企業の製品や、中国企業の商品が陳列されている。7万円もする冷蔵庫や、10万円もする洗濯乾燥機も販売されており、これらを購入する顧客層が存在する。中国、韓国、欧米の企業にとって、ルワンダはすでに市場なのだ。

韓国製のドラム式洗濯乾燥機が並ぶ

日本でもおなじみのパンパースなどの欧米企業の紙おむつが売られる
ビジネスのしやすさは中国やベトナムを凌ぐ
 ルワンダの近年の経済成長は注目に値する。
 ルワンダの実質GDPをみると、2005年以降の平均成長率は7.8%に達する。この値は、他の新興国、ケニア、ナイジェリア、南アフリカといったアフリカの国々、あるいはブラジル、ロシア、インド、中国といったBRIC諸国と比較してもかなり高い値である。
GDP成長率 2005〜2013年平均

IMF, World Economic Outlook Database April 2014 より筆者が作成
 またルワンダの1人当たりGDPは2013年で633ドルに達した。この値は日本企業がこぞって進出を開始した1990年の中国の2倍であり、1962年の日本の値とほぼ同じである。
 1962年の日本といえば、戦後から約20年経過し、池田内閣が「所得倍増計画」を打ち出した時期だ。東京では首都高速が開通し、2年後の1964年には東京オリンピックの開催、新幹線の開通が予定されていた。そのころの日本と同程度、と考えると、ルワンダの都市部に住む人々が高い購買力を持ちはじめていることがイメージしていただけるかと思う。
1人当たりGDP

World Bankデータより筆者が作成
 この経済成長はルワンダの良好なビジネス環境に支えられている。
 世界銀行が各国のビジネス環境を評価し順位づけしたものに「ビジネスのしやすさ」ランキングがある。ビジネスをスタートするときの容易さ、税制度(透明性や税率)、電力、物流などビジネスを行うにあたって必要な制度、インフラ面を総合的に評価するものだ。今年の10月末に発表された2015年度版「ビジネスのしやすさ」ランキングにおいて、ルワンダは世界189カ国中、第46位に位置している。アフリカではモーリシャス、南アフリカに次いで3番目である。アジアの国々では、ベトナムが78位、中国が90位。ルワンダにはこれらの国々を凌ぐオープンなビジネス環境がすでに整備されているのだ。
 ルワンダ政府は2000年に「Vision 2020」という成長戦略を策定し、2020年に中所得国になるという目標を定めた。この目標を実現すべく、各セクターがアクションプランを作り投資を呼び込み発展に力を注いでいる。
東アフリカ経済圏の“シンガポール”に
 「Vision 2020」はルワンダが発展するための6つの柱を定義している。「民間経済の発展促進」「インフラの整備」「人材の育成」などと同列で、「地域経済の統合促進」をうたっている。
 ルワンダは東アフリカ共同体(EAC)の一員だ。EACは、ケニア、タンザニア、ウガンダ、ブルンジ、ルワンダの5カ国で構成されている。EACは将来的な地域統合を目指して、(1)域内の関税を撤廃する、(2)共通ビザを発行する、といった政策を進めている。
 ルワンダ1国の経済規模は小さいが、EAC全体のGDPは1089億ドル、人口は1.5億人の規模になる。天然資源に恵まれない小国のルワンダは、ビジネス環境を整備し地域経済圏のハブとなることで経済成長する戦略をとっている。東南アジアにおけるシンガポールと似た戦略だ。
 アフリカ市場は「最後のフロンティア」と呼ばれ、大きな経済成長が見込まれている。だが、実際に進出している日本企業はまだそれほど多くなく、中国・韓国・欧米企業の後塵を拝しているのが現状だ。ルワンダはこれからアフリカでのビジネスを展開しようとする日本企業の橋頭堡として有力な候補となりうる。次回は橋頭堡としてのルワンダについてそのビジネス環境を中心にご紹介したい。



アフリカ市場の橋頭堡・ルワンダ〜大虐殺から20年
今、東アフリカの小国・ルワンダがビジネスの面で注目を集め始めている。
2005年以降のGDP(国内総生産)伸び率は平均7.8%。
周辺国に容易にアクセスできる立地条件とそのビジネス環境をテコに、東アフリカにおけるハブ、東南アジアにおけるシンガポールのような存在になろうとしている。

ルワンダでは約20年前、大虐殺という悲劇が起きた。
わずか3カ月の間に約80万人が殺害されたとされる。
しかし、その傷を癒しつつ「アフリカの奇跡」と呼ばれる成長を続けている。

ルワンダとはいかなる国か。どのようなビジネスチャンスがあるのか。ルワンダの暑く熱い今を探訪する。

http://business.nikkeibp.co.jp/article/report/20141215/275174/?ST=print 


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