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原油安は産油国の消耗戦
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2014-12-06 22:20:36 ひょう吉の疑問
今の原油安は産油国どうしの消耗戦である。
アメリカはシェールオイルで増産し、OPEC(石油輸出国機構 アラブ産油国の組織)も減産を見送った。
これはアメリカと親米のサウジアラビアが仕組んでやったことである。
これによって最も打撃を受けているのはロシア経済である。
ロシアの通貨と株価の下落は目を覆うものがある。
アメリカはウクライナ情勢の報復を原油安で行ったのだ。
ところがそれで最も恩恵を受けているのが日本である。
とくに円安で輸入価格の上昇に苦しむ日本の責任与党にとっては、原油安は願ってもないことである。
まさかアメリカは、金融緩和中の日本を支えるために原油安を仕組んだのではあるまい。
しかし結果として安倍自民党が原油安の恩恵を最も受けている。
しかしこの原油安は決して安倍晋三の政治的手腕によるものではない。いわば棚ボタである。
マスコミはこの偶然の棚ボタがいたく気に入ったようで、拡大報道する姿勢にスタンバイしている。
この原油安は同じ産油国であるアメリカにとっても、後で足の動きが止まるボディーブローのように効いてくるのだが、そのことにはまったく触れない。
逆に米国雇用統計が予想以上に良好だったことばかり伝えている。そして米国消費の堅調さばかりを伝えている。
アメリカという世界最大の債務国が原油安で消耗戦を戦っていることなどまったく伝えようとしないのだ。
今の原油安はアベノミクスとは何の関係もないことなのだが、マスコミはここぞとばかりにアベノミクスへの神風として喜んでいる。そして楽な記事ばかり書いている。
足腰の弱ったアメリカが今こんな消耗戦をしていては、景気は後へは続かない。
それこそが原油安の最大のリスクなのだが、そのリスクはまったく触れられない。
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