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不吉?日経平均とNYダウが交わるとき 2013年の悪夢再来か、新たな兆候か(東洋経済)
http://www.asyura2.com/14/hasan92/msg/155.html
投稿者 赤かぶ 日時 2014 年 12 月 07 日 06:54:05: igsppGRN/E9PQ
 

8日以降、日経平均はNYダウの数字に追いつきそうだが、吉兆なのか、それとも不吉な予兆なのか(福島で演説する安倍首相、ロイター/アフロ)


不吉?日経平均とNYダウが交わるとき 2013年の悪夢再来か、新たな兆候か
http://toyokeizai.net/articles/-/55286?utm_source=yahoo&utm_medium=http&utm_campaign=link_back&utm_content=related
2014年12月07日 平野 憲一:ケイ・アセット代表、マーケットアナリスト 東洋経済


12月5日のNY株は、11月の米雇用統計非農業部門の就業者数が前月比32万1000人増と市場予想の23万人を大幅に上回った。この数字を好感、終値は1万9758ドルと、再び史上最高値を更新した。いよいよこれから、「強い景気と利上げとのシーソーゲーム」に入る。どちらにしてもドル高だ。

■「日経平均」が「NYダウ」を上回ると何かが起こる?

日経平均株価の5日の終値は1万7920円だが、海外ではすでにドル円は1ドル121円台に入り、シカゴの日経平均先物は1万8000円台に乗せている。

今週は選挙予想や12日のメジャーSQ(SQは特別清算指数、先物とオプション取引のSQが重なる日)を巻き込んで、1万8000円台固めの攻防戦だ。5日のダウは1万8000ドルを意識した利益確定売りで伸び悩んだものの、日経平均はこのダウの「1万8000ポイント」をどう「処理」するのだろうか。

どう処理するのかと書いた理由は、日経平均のポイントがダウを上回ると、昨年から今年にかけて、相場は大きく変動したからだ。やはり頭をよぎるのは、昨年5月の「暴落の悪夢」である。昨年の5月17日、日経平均は1万5138円12銭、ダウは1万5118ドルとなった。つまり、2つの指標、ダウと日経平均のポイント(数字部分)だけを見ると、日経平均がダウを抜いた。

それから同月22日までの3日間、日経平均がダウより上にあったが、4日目の23日に1143円安の大暴落となった。それから日経平均の低迷が続き、その間、日経平均はダウの下方に位置した。

その後、2013年12月に日経平均は1万5000円台でダウに再度接近。だが、抜くことはできず、2014年の年明け大発会は382円安で始まった。結局大発会は、2014年前半の低迷相場を作ることとなり、日経平均はダウの下に位置する関係が今まで続いている。

つまり、日経平均とダウには「上下関係」があり、その関係を破るか近づくと直後に日経平均に「天罰」が下るようにも見える。果たして、日経平均がダウ平均を上回るのは「タブー」なのか?

■2000年以降ダウが日経平均を上回ったのは、2002年

歴史を見て見よう。1965年(昭和40年)1月にNYダウは史上初めて900ドルに乗せたが、その後わずか100ドル上の1000ドルに乗せるのに、なんと7年後の1972年(昭和47年)11月を待たねばならなかった。

しかも、次の1100ドルを超えたのは、さらに長い10年を要する1983年(昭和58年)2月だった。直前の1982年8月12日に776ドルの安値をつけた時、人々は「ダウは死んだ」と叫んだ。

このダウが死んだ日の日経平均は6954円だった。日本バブルのピーク1989年12月29日の38915円87銭の日、ダウは2753ドル、まさにケタ違いの関係だった。日本栄光の時代だった。

これが2002年2月第1週に日経平均9791円、ダウ9907ドルとなる。この年はダウも低迷したため、再び日経平均が上回り、景気の底入れと共に1万8000円台に切り返す時、ダウは1万3000ドル前後の展開となっている。

その後は両者ともリーマンショックの調整安の中で、同じような数字の関係で低迷するが、2010年からの、アメリカの独り勝ち経済へ移行する過程においての、ダウの順調な上昇で、日経平均は水をあけられていく。しかし、アベノミクスの登場で、今度は日経平均が再びダウを追いかけて、今日に至っている。

■「3度目の下落」か、それとも「3度目の正直」か

前出のように、2013年以降で最近2回あったダウとの接近の時、日経平均は天井を付けている。今回は3回目となるが、独り勝ち・アメリカの「ダウ平均」を、普通の国・日本に没落した「日経平均」が抜くのはタブーなのか?

上下関係を壊したとして「天罰」が下るのか?それとも「3度目の正直」となり、日本栄光の時代へ突入して、日経平均の独歩高となるのか?はたまたここが長期低迷の入り口で、ダウが経験したような「日経平均の死」が叫ばれる時が来るのか?興味津々である。

もちろん為替を無視して、数字部分だけを比較する蓋然性はないし、ダウ指数にしても、過去からの継続性に問題がある。理論的ではないことは百も承知だが、2013年5月の大波乱や、同12月の天井の付け方の記憶がまだ鮮明にあるうちに、同じようなことが起きるかもしれない、ダウと日経平均の関係。注意は必要であろう。

さて、今週の予定は日本に注目材料が多い。月曜日の8日は7−9月期GDP改定値が発表される。11月17日のGDPショックの速報値よりは上方修正されているような感じもするが・・。

また、10日水曜日の10−12月期の法人企業景気予測調査も重要だ。11日の木曜日は機械受注、そし12日の金曜日はメジャーSQ。今週は重要な局面を迎えたようだ。

今週の予想レンジは、下値1万7500円、上値は1万8300円(2008年のリーマンショック前につけた日経平均の戻り高値、2007年7月、ザラ場ベース)としたい。

 

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コメント
 
01. 2014年12月07日 13:03:10 : BWtBhfuJpw
円が2割以上安くなっております。交わるどころではありません。

02. 2014年12月07日 15:10:43 : Dj9XCodIV2
黒田バズーガ2にもかかわらず、ドル建て日経平均は年初来高値にとうてい届かない位置にある。高値更新は円安分の水準訂正に終わっている。しかも、積極的に買っているのは短期筋と国内勢ばかりだ。

海外の大口機関投資家は、アベノミクスならぬバンザイミクスの将来に不安を感じ始めたのかもしれない。


03. 佐助 2014年12月07日 18:44:00 : YZ1JBFFO77mpI : 439YTZK3Rc
ほほう!
2007〜10年にスタートしている第二次世界金融大恐慌を認識できない人を相手にすることはなにもない。

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