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【重要】2年前に「一ドル120円になったら危ない」と警告していた野口悠紀雄氏!アベノミクスの真の狙いを語る!「国債の無限買い取りで物価が数百倍に」
http://saigaijyouhou.com/blog-entry-4716.html
2014/12/06 Sat. 12:00:29 真実を探すブログ
2014年12月4日に一ドル120円になりましたが、これを安倍政権成立時の2年前から予測をしていた専門家の方が居ました。その方は経済学者の野口 悠紀雄(のぐち ゆきお)氏です。野口氏は2013年1月に行われた取材で、「一ドル120円くらいになったら危険水準に入る」と断言していました。
これは安倍政権の経済政策について話している番組中で野口氏が言った言葉で、他にも「出来もしない物価上昇率2%という目的を掲げるのは本当の目的を隠すため」と指摘しています。
野口氏によると、巨額の財政赤字を持っている政府はほぼ例外無くインフレを目指し、今の日本政府は法律を改正して日銀を政府の支配下に置いて、無尽蔵に国債を発行させることを考えているとのことです。
そして、無尽蔵に国債を発行させてしまうと、円の価値が暴落して物価が今の100倍くらいなると野口氏は予測しています。そこまでに到達すると、終戦直後の日本と同じように定期預金がチャラになるようです。
危険な兆候の一つの目安は一ドル120円という値で、これは消費者物価を2%上げるためには輸入物価が4割上る必要があるという値から導き出されました。
野口氏は番組の最後に真剣な顔で、「今になってから起きたことではなく、日本政府は20年間金融緩和という麻薬を飲み続けていた。本当にやるべきことをやらずに。だから、真剣に考えないと行けないのです。日本という国を捨てざるを得なくなります」と警鐘を鳴らしています。
☆野口悠紀雄氏:インフレ目標2%は達成不可能
*18分ごろから
野口氏
「無制限に金融緩和をすると言っているがそれは出来なくなる。これを突破する方法は国債の日銀引き受けしか無い。これをやれば全部解決する」
「ただし、今の政府がそれを求めてきた場合、日銀はNOといいます。日銀の独立性があるので。しかし、政府の中にはこの独立性を破って、日銀法を改正しようという考えを持っている方が居ます。
そうなると事態は一変しますね。戦前では日銀の独立性が無く、それが猛烈なインフレなどを引き起こしたことから今の日銀の独立性があります。それを踏みにじろうとしているわけです」
「今の法律では政府は命令できません。それを命令出来るように、戦時立法に戻そうというのが日銀の独立性を破るという政府の考え方です」
「出来もしない物価上昇率2%という目的を掲げるのは本当の目的を隠すためです。2%の物価上昇率は何時まで経って実現出来ないので、ずっと金融緩和を行うことになります。そうすると国債を買い続けることになり、金利が上がらない。財政赤字が積み上がった政府は常にそうやっている」
「巨額の財政赤字がある政府はインフレを求めています。政治家もお金をたくさん国民にばら撒き、人気取りをしたい。インフレを求めている人は多いが、負担を負うのは国民です」
「国民への影響としては定期預金がチャラになる。これは終戦直後に日本が経験したことですよ。終戦直後に今と同じようなことが起きてインフレになりました。物価が120倍くらいになって、戦時中に買わされた国債が紙切れになっています」
「ハイパーインフレまでにはなりませんが、百倍くらいになります。その直前には日本の資本が海外に逃げ出して、円が売られます。円安になれば輸入物価が上がって、国内のインフレが更に加速されますね。そのようなことになって、コントロールが出来なくなる危険が非常に強いです。」
「今の政府は財政出動の為に国債を買っているが、それだと反発があるから、物価を上げるんだと言っているんですね。国債の金利上昇を抑えることが出来る。国債を買っているわけだから。」
「円がある程度の水準になったら危険です。資産を海外に変える事を真剣に考えないといけません。簡単な計算をしますと、消費者物価を2%上げるためには輸入物価が4割上る必要があります。ということは、円が4割安くなるとそうなるんですよ。今は一ドル90円位なので、4割というのは一ドル120円位になります。
そのくらいになりそうだったら危険です。日本人は自国の通貨である円を安心して持てなくなりますよ。非常に悲劇的なことですね。一つの答えがそれになります」
「今になってから起きたことではなく、日本政府は20年間金融緩和という麻薬を飲み続けていた。本当にやるべきことをやらずに。だから、真剣に考えないと行けないのです。日本という国を捨てざるを得なくなります」
私は色々な経済専門家の意見を聞いてきましたが、その中で一番野口氏がアベノミクスの本質を言い当てているように感じられます。日銀の独立性を奪って、国債の無限買い取りを実行し、お金をばら撒いて人気取りをしながら円の崩壊を誘導。そして、自分たちは超インフレで借金を踏み倒して、そのまま権力を維持。
奇しくも野口氏が警告していた一ドル120円は衆議院総選挙の間に達成しました。このような流れで見ると、12月の衆議院総選挙というのはとんでも無い状況で実行された事が分かります。
もしかすると、2015年は歴史に残るような激動の年になるかもしれませんね・・・。
☆総選挙の争点「アベノミクス」うまくいってるの?実質給料減ってるし物価は上昇
URL http://news.livedoor.com/article/detail/9514272/
引用:
玉川徹(テレビ朝日ディレクター)が「そもそも総研」コーナーで、「アベノミクス」ははたしてうまく行ってるのかを取り上げた。「失敗ですね」と一刀両断なのは早稲田大学ファイナンス総合研究所の野口悠紀雄顧問だ。「アベノミクスの基本は、物価が上がれば経済は好転するという考えだったが、まったく逆のことが起こっているのです」
世帯当たりの所得(収入)は、円安による物価上昇で実質ベースは消費税増税以前の昨年(2013年)10月頃から減り続けている。収入減にともなって支出も減り続けており、それが経済成長率も押し下げているという。
:引用終了
☆政府・日銀は歴史に学ばない? 国が抱えた尋常な方法では返せない借金の行方
URL http://dot.asahi.com/business/economy/2014120300082.html
引用:
国民と政府にとってのインフレの意味は大違いだ。ハイパーインフレで富を没収できれば、増税という国民に不人気な仕事をしなくて済む。ましてやインフレは、初期段階では株も給料も上がるから、国民は喜ぶ(今年、来年の現象だ)。それに加えて“ばらまき”を行えば国民は大喜びだ。いったんばらまいても、どうせハイパーインフレで回収するのだから、政府は痛くもかゆくもない。
消費税増税先送りは、自民党政権が積み上げてきた膨大な借金を、増税という困難な仕事ではなく、安易なハイパーインフレという方法で解消しようとしていることの表れだ。
:引用終了
☆為替チャート
URL http://info.finance.yahoo.co.jp/fx/detail/?code=USDJPY=FX
☆日経平均(ドル建て) (INDEX:Nikkei 225 (USD))
URL http://www.marketnewsline.com/apps/market/quotes?lang=ja&r=12m&c=1010&t=large&more=&with=vma&t=large
☆実質実効為替レートの推移
URL http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/5072.html
☆1ドル=120円 7年4カ月ぶり 急激な円安で影響が・・・(14/12/05)
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