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---1ドル120円で濡れ手に粟の輸出企業、トヨタ自動車、富士重工業、村田製作所、ファナックの因果応酬---
どうにも止まらない円安にこの世の花を謳歌する企業
この2年前までは80円の円高のネガティブショックに苦しんだ輸出企業。
それがこの5割の円安はその輸出企業に想像を絶するポジティブショックにかわった。
この正反対のネガポジショックはどうして起きたのであろうか自分なりに考えてみました。
以下はその経緯の原因はどうやら日本と云う特殊な国の因果応酬にあったようである。
上記の4企業は皆輸出比率が8割前後。
だから輸出数量が増えなくても売上は4割増。
その上日本製品の品質が見直され売れ行きもうなぎ上り。
そこに日米の金融政策の方向性が逆転し今後は一層の円安ドル高になる。
年内130円、来年5月150円、1年後の来年末にはさらに5割円安の180円。
与党が320議席を獲得し、アベノミクス2が新たにスタート。
来年は法人税減税で最終利益が4割アップのお年玉プレゼント。
どうやら、日経平均は年内2万円、1年後の来年末には4万円に。
これは、アベノミクス1で8000円から16000円で2倍になった比率と同じである。
よーく考えると来年末4万円は25年前の土地バブル期の史上最高値(39000円?)を上回ることになる。
再来年以降は、いよいよ日経平均未体験ゾーンの10万円も視野に入ってきた。
またNISA2年目は1年目の債券投資から株式投資に投資先がかわり、ETF、公的年金の株式比率アップが日経平均10万円を後押する可能性は日増しに盤石のものになった。
日経平均10万円時代には、上記の4銘柄はいったいいくらになっているだろうか
トヨタ、富士重は日経平均上昇率5倍と同率の5倍でそれぞれ35000円、20000円。
村田製作は10倍で13万円。
ファナックは20倍の40万円に。
トヨタ、富士重はなぜ日経平均と同等の5倍なのだろうか?
村田、ファナックの10倍、20倍との違いは何であろうか?
それはそれぞれの製品の国産化率の高さに応じて利益率がかわる。
つまり国産化率が高いほど、または海外生産比率が低いほど生産コストが下がる。
村田、ファナックはほゞ全量国内で生産されている。
それでは、村田とファナックの10倍と20倍の違いはなぜであろう。
それは、同じ国産化率100%でも自動化(ロボット化)の導入率に依存する。
ファナックは20年ほど前からロボットが製品のNC装置をつくっている。
つまり生産労働コストがほぼゼロであり、生産設備の稼働率100パーセントまで増産しても人件費は増えない。
今世界の製造業は自動化(ロボット化)に方向転換し始めてきました。
今後製造業として生き残るのはロボット化した企業だけが残る。
実は本当におもしろいことに、このロボットの中枢機能であるNC装置をロボットで生産している会社がファナックである。
アベノミクス1、2の因果応酬とはこのことであろうか
なんとなく腑に落ちない
……
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