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若年層フリーターはもう十分? 高齢者「パート」は“売り手市場”〈週刊朝日〉
http://www.asyura2.com/14/hasan91/msg/897.html
投稿者 赤かぶ 日時 2014 年 12 月 02 日 11:50:05: igsppGRN/E9PQ
 

若年層フリーターはもう十分? 高齢者「パート」は“売り手市場”〈週刊朝日〉
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20141202-00000006-sasahi-soci
週刊朝日  2014年12月5日号より抜粋


 都内のハローワークを管轄する厚生労働省東京労働局によると、ここ数年、求職者は全体で減少しているものの、65歳以上は唯一、増加傾向で、勢いがある。佐々木幸彦・高齢者対策担当官が分析する。

「正社員の求人は非常に少ないが、パートタイムは豊富です。60代はもちろん、70代でも元気な人は十分就職できます」

 求人数で男女差はない。

「ただ、男性は高齢になるとこだわりが強くなり、就職は難しい。女性は割り切っている方が多く、早く決まっていく印象があります」

 求人情報を提供するリクルートジョブズの調べによると、少子高齢化で働き手が減り、これまで若年層のフリーターを優先的に雇ってきた居酒屋やファミリーレストランなどの飲食業で、常に人材不足の傾向が続いている。

 一方、3大都市圏のパート・アルバイトの募集時の時給は平均961円(2014年10月現在)。これは13年7月から16カ月連続で前年同月を超え、特に「フード系」は13年8月以降、前年同月を1%程度上回る。まさに“売り手市場”だ。

 そこで注目されるのが子育てや家事の合間に働きたがっている主婦層や、時間に融通が利く高齢者らを中心としたパート。ある程度の社会経験があり、地域とのつながりが強く、コミュニケーション能力が高いため、職場で評価されやすい。子育てを終えた主婦は、うってつけの人材だ。

 パートの活用を進める企業では、昇給以外にも、パート内に階層を設けて昇進させたり正社員に登用したりなど、働きに見合った評価を導入し始めている。

「こうした企業はパートの満足度が高く、長く勤める傾向にあります。主婦の力を生かして顧客視点のマーケティングにつなげている企業も業績好調というイメージです」(リクルートジョブズ広報担当)

 そういった視点から“伝説の店”と噂されるのが、東京都品川区にあるモスバーガー五反田東口店だ。パート・アルバイト約50人のうち、10人前後が60歳超。

「マニュアルにはない臨機応変な対応や心遣いができ、高齢のお客様からも『同年代のスタッフがいると利用しやすい』と言われます」(店長)

 例えば、こんな逸話が残されている。

・にわか雨で濡れた客が乾いたタオルを差し出され、「大変でしたわね」と声をかけられて感激した
・「オニオン抜きで」と注文した若い客に「好き嫌いはいけないよ」と諭した

 ここで約15年間、働き続けている土屋美津子さん(73)は昨秋、手術で3カ月間休んだ。

「手術の時は年齢もあって万が一を覚悟したし、術後は弱気にもなった。でも退院のあいさつに来たら、当時の店長に『待っていました』と言われて嬉しくて」

 6時間の勤務を4時間に減らして復帰し、今もできる限り店頭に立つ。そんな土屋さんの働く姿に憧れて、8年前からこの店で働くのは同僚パートの杉山純江さん(66)。

「最初は、短いキュロットの制服を着た若いアルバイトに気後れしたんです。そしたら長ズボン姿の土屋さんを見つけ、安心しました。年上の女性がこんなに活躍できる職場なら大丈夫だって」


 

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コメント
 
01. 2014年12月02日 12:12:25 : nJF6kGWndY

>若年層フリーターはもう十分? 高齢者「パート」は“売り手市場”
>子高齢化で働き手が減り、これまで若年層のフリーターを優先的に雇ってきた居酒屋やファミリーレストランなどの飲食業で、常に人材不足
>「フード系」は13年8月以降、前年同月を1%程度上回る。まさに“売り手市場”

ミスリーディングなタイトルだな


02. 2014年12月02日 13:49:12 : DKhwYBOUus
店のイメージを気にせずに仕事の出来不出来だけを考えるなら真面目に生きてきた実績を持つ高齢者を採用した方が役に立つので当然でしょう。

どんな事情があるのか判らないが、定職にも就かない人を社会は信用しない。


03. 2014年12月02日 17:17:07 : nJF6kGWndY

>>02 定職にも就かない人を社会は信用しない

いや、タイトルと大違いで

「若年層フリーターはもう十分 高齢者「パート」は“売り手市場”」と言うより

若年層フリーター不足で、フード系の「パート」は売り手市場、高齢者にも門戸が開かれるようになってきた

というのが実際の記事の中身

もちろん、現実には、今後もパートに限らず、高齢労働者は、さらに増えて行くだろう



04. 2014年12月02日 18:28:43 : twJHyIXx0Q
時給900円台で売り手市場。頭は大丈夫か。社会保険もない。
そんな収入でどうやってまともに生活できる。次の世代を作り育てるなどとうてい出来ない。企業が利益を吸いとった分、個人と社会の負担となる。

05. 2014年12月03日 02:02:01 : xSk6YIeyxC

働かない若者の特集とか最近しなくなりましたね

当たり前だ

その親世代の高齢者が売り手市場になって定員枠が潰されてるんだからな

強制的に外される層が出てくるって事を知らない無知が多すぎることの解決から始めないといけないんじゃないですか?


06. 2014年12月03日 02:08:35 : xSk6YIeyxC
>>05の具体的事例

【世代格差】
「どうしてそんなに貯金がないのあんたたち何にそんなに使ってるの」

とか真顔で説教される
結婚当時よりも年収が200万も下がってるって言ってるのに、なんか全然わかってないんだよね。

http://www.asyura2.com/14/senkyo175/msg/232.html#c7


07. 2014年12月04日 07:06:08 : jXbiWWJBCA

「引きこもり」するオトナたち
【第224回】 2014年12月4日 池上正樹 [ジャーナリスト]
全国から300人以上が表参道に集結!
「ひきこもりUX会議」の現場で感じた熱気と課題
 東京都内・表参道で11月30日、元当事者8人が次々にプレゼンしていく「Tedカンファレンス」の方式で、「引きこもり支援」のあり方を提案しようという「ひきこもりUX会議」が行われた。

 UXとは、ユーザー・エクスペリエンス(利用者体験)の略。会場の東京ウィメンズプラザのホールは、満席となる300人以上が全国から詰めかけ、支援者目線で支援されるのでなく、当事者が生の声で発信していこうという変革のうねりを感じさせた。

「不登校なら、学校に戻す。引きこもりなら、就労に向けて当事者を訓練するという支援の流れに少々違和感を抱いてきた。自分たちのことは、自分たちの言葉で伝えたい」

 まず主催者の「新ひきこもりについて考える会」世話人の林恭子さんから、こうした「支援」と「多様性」をテーマにした会の趣旨が説明された。

「病院の壁に“支援のポスター”を」
引きこもりを救う希望の入り口に

 長らく自助グループなどに関わった後、現在はNPO団体職員で「地域若者サポートステーション」相談員の岡本圭太さんは、

「『引きこもり』と言ってもらったことで、自分は安心できた」という自らの経験を紹介。

「医療にできることには限りがある。自立というのは、多くの依存先を持っていることだと思う。とくに、家族にしかできないことが必ずある」

 と、家族が下支えしてあげるなどの環境整備の大切さを訴えた。

「不登校新聞」で「ひきこもるキモチ」を連載している石崎森人さんは、精神科通院歴13年。現在は、ベンチャー企業に勤める。

「親は、病院以外にも解決方法があるという発想自体、ありませんでした。当事者になると、調べるといった前向きな行動はできなくなる。だから、良いか悪いかは別にして、“こころの問題は病院に行け”という常識を利用しないのは、もったいない。つまり、他の引きこもり当事者とつながるには、病院が最大の接点になるのではないかと思います。しかし、率先して支援情報を紹介してくれた医師はいませんでした」

 そこで、石崎さんは「病院に支援のポスターを貼る」ことを提案する。

「絶望的な気持ちで病院の待合室で待たされ、ふと壁を見たとき、引きこもりを支援してくれる人たちがいると知ることができる。まだ他の生き方があるよ、と言ってくれる人たちが、この社会にいることのわかるポスターがあったら、希望への入り口になるのではないか」

引きこもりドキュメント映画・主人公が語る
「元当事者が入らないと支援はうまくいかない」

 中でも印象的だったのは、2001年、弟が制作した引きこもりドキュメント映画「home」に出演した小林博和さんだ。

「home」は、弟が兄の引きこもる実家にカメラを持って乗り込んで撮影したものを映画にした作品だが、その出演をきっかけに、小林さんは社会に出るようになった。その後、どうしているのかと思っていたら、塾・予備校の経営兼講師を務めながら、いまも全国で引きこもり支援活動を続けていた。

 その強烈な作品の冒頭シーンを少しだけ上映した後、小林さんは満席の会場に向かって、こう思いをぶつける。

「当事者ではない方の支援がありますけど、引きこもりを経験していない人の支援は、感覚のところで本当の気持ちがわからないと思う。元当事者が中に入らない形での支援は、一旦成果が出たけどずっとは上手くいかないとか、話が続かないとか、機能してこないと思います。長野で私がやっている塾、予備校でも、不登校や引きこもりの人が多い。でも、出会いがあって、ここに来て良かったと言ってくれる。彼らには父の持っているマンションにも移住して来てもらって、私が面倒を見ています。いま引きこもっている人も、また引きこもりたくなった人も、人生を切り開きたいと思ったら、今日を機会に来てください。楽しい人生が待っているので」

 他にも、高校中退してから二十数年引きこもり続けている『安心ひきこもりライフ』(太田出版)著者の勝山実さんから、和歌山県の“限界集落”に建てようとしているマイホームを紹介。出会いをきっかけに、用意された土地で小屋を建てる“ひきこもり村”構想についての漫談のような報告もあった。

 この後、参加者同士、前後の人と会話する「ミニセッション」が行われ、プレゼンの時間が押した影響もあってか、会場からの「全体共有」は、駆け足で行われた。

ミニセッションは拷問だった、の声も
人数の多さなどによる今後の課題もあり

 さて、数多く参加していたであろう当事者たちは、どのように受け止めたのだろうか。

 フェイスブックに600人以上が参加する「ひきこもり状態に関係ある人がシェアしたり報告したり繋がったり会ったり募集したり声かけあったりetcするグループ (仮称)」の管理人で、引きこもり界隈に大きなコミュニティをつくっている「おがたけさん」(ハンドルネーム)は、こんなことを感じたという。

「(近くに座った人同士で話し合う)ミニセッションは、拷問すぎるのではないか。先に告知してもらって、『話したくない人は目印を』とかできたはずだと思います。また、ふだん至近距離で話せる人もいたのに、なんだか(席から)遠くて寂しい感じがしました。

 あれだけの人数がいたんだから、『ひきこもりで集まるやりかた』を提案・シェアすれば良かったのではないか。県の精神障害者当事者会・患者会連合体の方から『3人いれば当事者会が始められる。会に名前を付けて、定期的に行えば、それだけで当事者会になる』と聞いた。そういうことを提案したら、あの中から会をやろう、作ろうという発想を持つ人が出てきて、全国に広まったかもしれない。

 小林さんだけが、そんな感じの呼びかけをしていた。ただ、具体的な方法の提示、シェアが必要だったと思う。

 なるべく早めに、あのときの参加者も参加できる形で、振り返りと意見交換の場を作ってはもらえないかと思う」

 おがたけさんの言う通り、参加者にとっては「告知」の情報がすべて。また、具体的な呼びかけがあったほうが、より広がりが生まれたかもしれない。

 一方、「home」の映像の中には、(引きこもっていた当時の兄の)暴力シーンも出てきた。おがたけさんは、こう続ける。

「あれは事前予告もなく見せられるのは、かなりきついのではないかと思う。暴力表現は見る人を選ぶ。裁判員制度で遺体の写真を見せられてPTSDになった人があると思うが、同様のことがあり得るのではないか」

 実際、筆者と一緒に参加した当事者女性は、体調が悪くなって途中で退席した。いざというときの逃げ場のない感じが、少し気になった。

 とはいえ、当事者たちの思いを「Tedカンファレンス」方式で社会に伝えようという初めての試みでもあり、これから各地で継続していくためにも、振り返りはとても重要だろう。

 別の30代当事者男性にも参加した感想を聞いてみると、こんなメッセージが返ってきた。

「ユーザーエクスペリエンスと銘打ってあるだけに、うなずけることの連続でした。なおかつ、支援者として活動している方も多いせいか、体験談に終わらない具体的な対応策に溢れていました。やはり当事者以外の人にも来て欲しい。当事者としてできることは、UX会議は我々の気持ちを代弁する素晴らしい会だと広く伝えることかなあと考えています。

 ただ一方で、当事者としては人数の多さやフラッシュバックなどで体調を崩す要因になることも多く、私の友人も途中で退場せざるをえなくなってしまいました。ですので、私のような参加できる当事者や、興味を持ってくださる支援者の方々で協力して、是非とも続けていただきたいと思っています」
http://diamond.jp/articles/-/63153


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