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(今夜の報道ステ)
【石油支配”盟主”の戦略は】
日本時間の今日夕方開かれるOPECは、中東やアフリカなど12の産油国が生産量など決定する、原油価格を牛じる会議だ。なかでも圧倒的影響力を持つのが最大の産油国サウジアラビアだ。
東京商品取引所・早川伊一成常務「ヨーロッパまた中国の景気後退懸念ということで、この二つの地域の需要が大きく落ち込んでいる。また供給サイドでは特にアメリカでシェールオイルが開発されたことで、供給が非常に拡大したということが需給のバランスが偏って、供給過多になって原油価格が下落している」
これまでOPECは、原油価格が下落し始めると協調し減産など決定、価格を押し上げるよう努めてきた。ところが今回は世界的に原油がダブついているにもかかわらず、一向に減産に動く兆しがない。
盟主サウジアラビアは何を考えているのか?
ファイナンシャル・タイムズのHP「原油価格の下落にはシェールオイルの生産にブレーキを掛ける思惑もあるようだ」
米国のシェールオイルの開発は、中東などの産油国にとっては大きなライバルの出現だ。こうした状況でOPECが安易に減産すると、替わりにシェールオイルが台頭しシェアを奪われてしまう可能性があるのだ。シェールオイルの採算水準は現在の原油相場より高いという試算もある。サウジアラビアは現在の安い水準の原油価格で我慢することで、ライバルのシェールオイルへの投資を冷え込ませようとすることなのか。
一方でこんな見方もある。
ニューヨーク・タイムズ「アメリカとサウジアラビアが手を組んで、ロシアとイランに戦争を仕掛けているのか…」
このままOPEC総会の結果が「減産なし」となれば、市場ではさらに原油価格の下落が進むと見られている。
(今夜のN9)では、サウジはシェールオイルに対抗しようとしているとのみ言及していた。
- Re: OPEC 原油生産量目標据え置きで合意/NHK 11月28日 仁王像 2014/11/28 06:01:50
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