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黒田バズーカ−の終焉
中国が金融緩和で日本に追随したのは、日銀の金融緩和に対する連鎖反応である。
これから各国が特に新興国がどんどん連鎖して低金利や過剰な金融緩和をしかけてくるだろう。
再び世界は、リーマンショック直後の低金利による輸出振興策を取り始めたのだ。
リーマン直後はアメリカ主導の金融緩和であった。それが一巡し激しい安売り競争は収まりつつあった。そしてアメリカはようやく金融緩和の終了のアナウンスをし、ゆっくりと金融緩和を終了させることで世界から資金がアメリカに集まるのを抑えようとしていたのだ。(新興国から資金が引き揚げられる事)
しかしそのような努力も日本の日銀黒田により水泡に帰することになった。もはやアメリカに資金が集まることを防ぐ手立ては無いだろう。
これから先新興国や、ヨーロッパ諸国が金融緩和策を連鎖的にとるからだ。行場を失ったお金がアメリカに集中する。
アメリカは再び金融バブルになりいずれ崩壊することになる。
ダウ平均が18千を超え2万円に近づく程危険になっていく。アメリカの大規模な金融崩壊がどれだけの惨事をもたらすかは想像できない。
特に日本は消費税の増税の影響でデフレスパイラル(大恐慌)に陥っている。
しかるにまだ多くの専門家や政府に迎合するメディヤは、消費税引き上げの反動減だと思っているため、あるいは主張しているため、景気対策が大幅に遅れている。
来年の4月まで(2千15年春まで)経済が急ぎ足で縮小していく。例え1月に大幅補正予算を組んだとしても、アベノミクスのような景気対策では効果が無く、来年いっぱいは大不況となるだろう。
そのため、4月頃にまた再び黒田バズーカをやるかもしれない。それをやればもはや失笑が起こるだろう。世界から嘲笑を浴びることになろう。何の効果も無いからだ。
もはやこれ以上の円安にもできず、また市場にお金も回っていかないことが厳然と明らかになる。
一部のメディヤでは、未だ黒田バズーカに喝采を送るものもあるが、もはや次は無く、封印するのが賢明である。
中国の連鎖によって黒田バズーカの寿命は尽きたのである。
この黒田日銀のバズーカにより株価が高騰したが、その効果は実体経済に及ぶものでは無いため、単なる一時的なものにすぎない。それは初めから分かっていたことである。
穴が開いて沈み行く船を普通なら10キロ先で沈むものをスクリューを全速回転させ30キロ先に沈めるようなもであったのだ。
この一連の大失態により、日銀は、金融緩和の出口も見出せず、国債を抱かえ込み、にっちもさっちもいかない状態に追い込まれたのだ。。
私たち国民はもはや機能停止した日銀の惨状とアベノミクスの崩壊に唖然とすることになる。
アベノミクスは、小泉政権下の政策の継承ににすぎず、8%の消費税の引き上げにより完全に潰えたのだ。
もしもう一度黒田バズーカをやればそれを契機に一気に日本売り、日本の国債売りが始まるだろう。それがアメリカの金融崩壊のきっかけとなるかもしれない。
日本国債の暴落や売りは、日銀の馬鹿げた金融政策と消費税引き上げという大惨事が引き起こしたことだ。
それ以外の理由は微細である。もしもこのとき日本のメディアが日銀や政府を擁護することが有れば、その時日本は本当に破綻に至るだろう。
消費税引き上げという大惨事と、黒田の悪あがきが日本潰してしまうのだ。
一言主。
http://blog.so-net.ne.jp/siawaseninarou/
http://www.eonet.ne.jp/~hitokotnusi
この年末の総選挙は、消費税引き上げの責任とアベノミクスの失敗の責任を回避するために行われている。2千15年の10月頃には再び総選挙となろう。それほど日本の景気は悪くなる。
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