http://www.asyura2.com/14/hasan91/msg/807.html
Tweet |
秋葉原の「ガチャポン会館」は日本最大規模/(C)日刊ゲンダイ
ハマるのは大人 市場規模278億円「ガチャガチャ」の経済学
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/155212
2014年11月26日 日刊ゲンダイ
100円玉を使った子供の遊びだと思っていたガチャガチャ(「ガチャポン」はバンダイの登録商標)の注目度が上昇中だ。シリーズ総売り上げ数700万個といわれる「コップのフチ子」のようなヒット作の登場もあるが、外国人観光客の認知度も上がっているからだ。
■「孤独のグルメ」が人気1位
秋葉原の電気街の一角にある「ガチャポン会館」には約500台のガチャガチャが所狭しと並ぶ。日本最大規模のガチャガチャ専門店だ。河野陽店長が言う。
「土日の午後ともなると店内は人であふれます。お客さんは大人と子供、半々くらい。人気ベスト3は、1位がテレビ東京の深夜番組『孤独のグルメ』、2位が『コップのフチ子さん3』、3位が動物がだら〜んとくつろぐ『つかれた寝』です。実は『セーラームーン』と『妖怪ウォッチメダル』が売り切れ。あればこっちが上位ですね」
先の3つはいずれも1回200〜300円。この日の注目株は本日入荷の「ふなっし〜のエアーマスコット」(同200円)だった。また、上野駅前(広小路口)の「ヤマシロヤ」では、同1位「コップのフチ子 クリスマスバージョン」、2位「スマホのおふとん」、3位「コップのフチ子さん3」とか。
■やめられない理由
記者も試しに「孤独のグルメ」をやってみた。300円ナリ。ガチャ、ガチャ……。出てきたのは餃子の形をした髪留め? と、河野店長が「あっ。シークレットが出ました!」。なんでも商品がオープンにされていない“お楽しみ品”で、これを目当てに連続チャレンジする大人が多いとか。機械に「全5品+《秘》」と明記されている。めったに出ない《秘》が出るまで……。こうした仕掛けが、大人がハマる理由のひとつだ。
■シリーズ700万個
大手はバンダイとタカラトミーアーツの2社。これに奇譚クラブ、海洋堂、エポック社などが続く。中でも奇譚クラブは「コップのフチ子」シリーズを生み出したヒットメーカー。12年の発売開始から25パターンを発売。シリーズで約700万個を売り上げている。同社HPによれば、従業員数13人で年商15億円。小さなビッグ企業だ。
■外国人が数千円分両替
「お客さんのほぼ2割は外国人。数は増えています。ネットで浸透しているのか、とくにアニメ物の人気が高い。ナルト、ワンピース、ドラゴンボールなど。アジアの人はアンパンマン。お土産用なのか、10個も20個もたくさん“買って”いきますね」(河野陽店長)
1階店頭はじめ、約100台を並べる上野のヤマシロヤでも同様だ。
「先日は『フチ子、ドコデスカ?』と聞いてきた外国人がいました。海外でも彼女の知名度が上がっているんですね。アニメ物では、全種類集めたいのか1人で数千円分を両替してガチャガチャやってるアジアの人もいます」(店舗担当者)
■人気でも再発売ナシ
ガチャガチャは、中にいつも同じ商品が入っているわけではない。たとえば、今月入荷した一つの商品は「売り切れ御免」。再発売ナシが業界の掟だ。
「1カ月に30〜40タイトル入荷しますが、売り切れた時点で終わり。メーカーに追加注文はできません。今週来て、2週間後に来たら売り切れだった――。そんなことは珍しくありません」(河野陽店長)
これも商品の希少価値を高める一手か。
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。